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【1分で読めるnote:信頼できる人かどうかを判断できるゲーム『最後通牒ゲーム』】

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。

人が1分で読める文字数は約600文字

(蛙・ω・)<『信頼できる人』ってどんな人だろう?
 と疑問を持ち、その手の研究を調べてみると、

事前に罪悪感を持てる人は自己抑制力が高く、信頼性が高い

 というデータがあったんですね。

 何かをしてしまった後に「これは良くない事だよな……」と思う人ではなく、
 何かをしてしまう前に「これをしてしまうのは良くないよな……」と思える人であることが、対人関係における信頼性を獲得できる。
 
 という話です。
 
 して、今回のテーマである『最後通牒ゲーム』というので、その人の信頼性が測れるということで紹介します。

(蛙・ω・)<ゆっくり知っていってね


■『最後通牒ゲーム』とは?

□最後通牒ゲームのやり方

①AさんとBさんに1万円を渡し、2人で分けてもらう
 
②金額を決める権利はAさんにしかない
 
③BさんはAさんの決めた額が嫌なら拒否できる
 
④ただし、Bさんが拒否した場合は、2人とも一銭ももらえない

 要はお互いの公平性を測るワケです。
 
 まあ、これだけだと

(蛙・ω・)<へーそうなんだー
 
 で終わっちゃう話なんですが、

 こちらのゲーム理論研究で『最後通牒ゲーム』の有用性を見た論文で、

コンピューター同士・人同士、それぞれで最後通牒ゲームを行い、どんな戦略でゲームを行うとより良い結果が得られるか?
 
※より良い結果とは、公平性を保った上でより利益を得られるか
 
を実験した

 とのこと。
 面白いことしますよね。

 で、出た結果としては、

不確実な状況(相手が未知数・不利な条件など)では、公平な選択をした方が最終的に多くの利益を得た。
 
しかし、確実性の高い状況(相手が信頼できる仲間など)では、ズルい選択をした方が多くの利益を得ることが出来た

 とのこと。
 
 これは最後通牒を行っている本人たちだけでなく、それを外野から見てどちらに付くかとする時でも同様なワケです。

 まあ、ズルして恨まれるより、誠実に公平性を持って、周囲まで巻き込んで信頼できる関係を築く方が将来的には絶対に利益が出るだろう。
 というのは考えれば当然解る話なんですが、世の中はそんな簡単で平和ではないので、信頼度が高くないチームの中に一人の『テイカー:搾取する人』がいた場合、痛い目に遇う可能性がありますよ。みたいなことも頭に入れておかねばいけないワケです。
 人は厄介ですね。


■不利益を被ってしまった場合の有効な対処は?

 とは言え、仲間に裏切られたり、テイカーに搾取されてしまったとして、それが致命的なものでなかった場合の対処で有効なものがあるとのこと。

相手のせいで不利益を受けた場合も、1〜2回は寛大にふるまったほうが最終的に利益が出る

 とても難しそうです(笑)

 研究者曰く、

「被害に対して報復で返すと関係は完全に崩壊してしまい、利益を含めた全てが取り返しがつかなくなる。そのため、相手に華を持たせて寛大に対応した方が最終的に利益が出る」

 とのこと。
 この辺りも『信頼性の高さ』が試されるところではあります。
 
 ただし、相手が『テイカー』だった場合、そもそもテイカーはほぼ悪みたいなものなので、早々にご退出していただくのが賢明。
 これは天才心理学者のアダム・グランド博士も言ってます。

 
 
 本題に戻りますが、『最後通牒ゲーム』は言わば信頼性を測る駆け引きゲームなので、なるべくなら見ず知らずの相手と試してみる方が面白い結果を見ることができます。
 相手の人間性も測れちゃうので、ちょっとリスキーなゲームですが……(笑)
 
 
 本気の合コンとかでやってみると、付き合った方が良い相手か否かが測れそうですね。

 
 
 今回は以上です。 最後に良かったら♡スキをお願いします。
 それではまた〜(o・ω・o)ノシ

 

【参考記事】



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