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節分という日本人で知らない人はいない伝統行事┃福は内、鬼は内

子供から老人まで誰もが知っている日本の伝統文化

「節分」

もはや一番有名な伝統行事といっても過言ではないのでは、、、

しかしその風習を正確に話せる人はどれくらいいるでしょうか?

「鬼に豆をぶつけて厄払いをする」

一般的には上記の認識が浸透しています。

その通りです。

今回はあえて、知らない人が多い他の風習を深堀して「節分」に対する知識と、実はあまり知られていない”やっておくべき風習”をご紹介します。


◆節分とは?

節分とは「雑節」という季節の移り目を適確につかむために設けられた特別な暦日のことです。

他にも「雑節」は沢山ありますが、読んで字のごとく”節を分ける”と見た目で直感的にわかるのは「節分」のみです。

大切な行事とあって、ひいき目に名付けられたのかと勘ぐってしまいます。

そんな「節分」は何をする日なのか?

冒頭で述べた「鬼に豆をぶつけて厄払いをする」というのが一般常識となっています。

「鬼は外ぉー!福は内ぃー!!」

と言って”魔を除け福を入れる”そんな風習です。

次の日には外が鬼だらけになるとかなんとか、、、

そして、歳の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べて厄払いをするといった流れです。


✓節分に「柊鰯(ひいらぎいわし)」を飾る理由

実は、恥ずかしながらクロノもここまでしか知りませんでしたが、「柊鰯(ひいらぎいわし)」と呼ばれる、柊(ひいらぎ)に焼いた鰯の頭を挿したものを家の門口に飾って魔を除ける という風習があるのです。

焼嗅(やいかがし)ともいうみたいです。

焼いた鰯の頭がニオイと煙を放ち鬼が近寄れないのだとか。
近づいたとしても柊(ひいらぎ)の葉っぱにある棘が鬼の目を刺すそうです。

逆に、鰯を焼いたニオイで鬼を誘って、柊の棘を刺す という諸説もあるそうですが、どちらも決め手は柊の棘ですね。

柊(ひいらぎ)

これはクリスマスでも飾られている、、、

そうです。

クリスマスにも柊が飾られる理由があります。

キリストが深く関係してきて話が混み合いますので、クリスマスが近づいたら改めてご紹介させていただこうと思います。(昨年、先に書いておけばよかった、、、)


◆節分の歴史

節分とは、季節の分け目である「立春」の前日に行われるもっともポピュラーな鬼払いの風習。

実は、中国から伝わった「鬼遣(おにやらい)」という文化が元になっているそうです。

中国では一年の変わり目に鬼が人々に疫病や災いを持ってくるとされており、その鬼を駆逐することで古い年を送り、新たな年を迎えるという文化がありました。

それがやがて、季節の変わり目にも行われるように。

季節の変わり目は台風が多く、寒暖差が激しいので体調を崩す人が多いことが昔では魔物が「災い」「疫病」を持ってくる とされたのでしょう。(クロノの独断説)


◆節分で豆をまく理由

豆をまくようになったのは室町時代。

ダジャレが大好きな日本人。

鬼の目のことを「魔滅」「魔目」(まめ)としたことが豆をまくようになった由来だそうです。

日本では古来から言葉には霊力、すなわち「言霊」があるとされ、言葉には霊力と意味を与えてきました。

ちなみに豆は「五穀」といって「米、麦、あわ、ひえ、豆」の一種であり、農耕民族である日本人の生活には欠かせないものとして霊力が宿るとされてきました。

これを「五穀信仰」と言います。

中国でも古来から豆と米には神聖な力が宿るとされてきました。

そのため、霊力の宿る「豆(魔滅)」で鬼を退治するということが、節分に豆をまく理由とされています。

”遺伝子組み換えの豆も効果はあるのか”

そんな屁理屈のようなことも考えていましたが、言霊の観点からいうと効果は変わらずありそうですね。

効果がないと思えば「意味と霊力」が宿らないので効果はないでしょう。

要は何事も気持ちの問題です。


◆節分に関する諸説や民俗

地域や神社よっては、一般的に知れ渡っている節分とは少し違った風習があります。

✓「鬼は内、福は内」

神社では鬼を神の使いとしており「福は内、鬼も内」というそうです。

奈良県にある金峯山寺(きんぷせんじ)で行われる節分会では、ある山岳修行者が鬼を改心させ、いい奴になったことから弟子にしたそうです。

それから「鬼も内」となりました。

鬼のことを鬼神といって、日本神話で登場する最初の神「国常立尊(くにとこたちのみこと)」としているところもあるそうです。


「鬼塚」「鬼頭」など、苗字に「鬼」が付いている家庭でも「鬼は内」とするのだとか。

「丹羽」という苗字の方も、「お丹羽、外」となってしまうため、鬼を内にいれる掛け声をするそうです。

これを読んでいる「丹羽」さん、苗字に「鬼」がつく方々で、うちは違う!!となった方は理由を添えてコメントいただけると嬉しいです。

✓「ごもっとも!ごもっとも」

豆をまいている人の後ろで、しゃもじやすり鉢をもって「ごもっとも!ごもっとも!」と相槌を連呼する風習が存在します。

北海道、長野、石川、福井、京都、長崎など一部で地域的な伝承があるそうです。

宮城県のある地域では、福男がまいた豆を拾いに行く人々の股間に、後ろから年男が「ごもっとも!!」と叫びながらすりこ木を押し当てて、厄落とし、子孫繁栄を願うそうです。

押し当てる方と、当てられる方

あなたはどちらがよいですか?

すみません。


◆まとめ

豆ではなく、落花生、炭、餅、みかんを投げる地域もあるそうですね。

内ではこんな風習がある!などありましたらコメントいただけると嬉しいです。

そして夕飯で鰯を焼くときは、ぜひ柊も添えて!


今回も最後まで拝読いただきありがとうございました!


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