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二番目の悪者┃人生は本当に自分だけの物なのか?

【二番目の悪者】という本が話題に上がっているようですね。

何気なく口にしたことが知らず知らずのうちに悪を実らせてしまう。

無意識が悪になるというような話を絵本でシンプルに伝えています。

タイトルを見ても直感的に理解できてしまいそうような内容ですが、真相は深く、本を読む視点の違いで解釈や教訓とできる内容がガラリと変わってきます。

そのため数々の考察や評価がありますが、それぞれに生きてきた生活環境や人格によって読み手への影響が変わる不思議な絵本です。

二番目の悪者┃人生は本当に自分だけの物なのか?

ここで解釈を書くことで多少のネタバレをほのめかしてしまいますが、ネタを知った後がこの本の魅力でもあります。

二番目の悪者┃あらすじ


自慢のたてがみをもった金のライオンが、次期の王様候補である銀のライオンに嫉妬し、根も葉もないうわさを流します。野望が叶い、王様になった強欲な金のライオンはむちゃな願望ばかりを要求し、ついに国は滅んでしまいます。

はい。

非常にシンプルです。

複雑な設定はなく、シンプルゆえにあとは読み手の想像力にお任せといった、絵本ならではの物語です。

結果的に、なにも真実を知らない市民が噂話に振り回されて国が崩壊するといった流れです。

二番目の悪者┃悪者はだれか?


ここで大きく意見が分かれます。

結局、悪者はだれか。

解釈は無限に生まれますが、一般的に想像できる3つのパターンを紹介させていただきます。

噂を流した金のライオン?

◆悪行
自分が王様になりたいがために、市民から絶大な信頼を得ていた銀のライオンの悪評をせっせと広めた。

◆結果
市民をほのめかし、噂を広めさせて自分が王様になる。

噂を広めた動物の市民たち?

◆悪行
根も葉もない噂話を自分でなんの確認もせずに話題として街中で話しまわった。

◆結果
強欲な王様を選んでしまい、自分たちの行いが元で国が滅んでしまった。

なにも言い返さなかった銀のライオン?

◆悪行
街中、銀のライオンに関する悪い噂話で持ち切りという話を聞いても苦笑いするだけで、普段通りの生活をしていた。

◆結果
国が滅んだことによって、自らも暮らせなくなる。

二番も三番もなく、生物は集団で生きている


ここからは絵本のあらすじ関係なく、クロノ独自の解釈になってしまいますが、まずこの絵本を読んで感じたことは「いつの時代も本質は変わらない」ということです。

哲学の世界でも言われていることですが、何事も問題の根本は変わらず、周りの環境や関わるものが違うだけなのです。

今回は「噂話」にスポットを当ててお話したいと思います。

◆噂話とは

人類は「嘘」「噂」で進化してきた。

もっといえば「嘘と噂で霊長類のトップに君臨した」といっても過言ではありません。

「噂」という漢字は、

口(口を使った動作)+尊(形の良い祭祀に用いる酒器)

から成り立っています。

大勢が集まる祭りなど、お酒の席で話すことから「噂」という漢字ができたという諸説があります。

そして「尊」とは「尊い」

つまり「大切な価値のあるもの」という意味も含みます。

「噂話」と聞くと悪いイメージを受けるケースが多いですが、大切なことを伝承していく意味で使われていたのではないかとクロノは感じます。

噂話をすることで、技術や流行り、今で言うSNSのような用途で時代背景を伝承するツールとして活躍していたのではないでしょうか。

人間には産まれながらにして、その「噂話」をすることで何かしらを後世に伝えていくようプログラムされているのではと。

その結果、霊長類として頂点に君臨できたのではないかとクロノは思います。

しかし今はどうでしょう。

「他人の不幸❨噂話❩は蜜の味」と言いますが、通信手段が整った現代では、噂話がただの娯楽になってしまったのかもしれません。

政治や芸能の世界では、嘘と噂を使って金儲けをすることが定石となっています。

出した報道が嘘ばかりでも、視点を変えれば嘘ともみえないような、そんな日本語の綾❨あや❩を利用したものにまみれています。

このプログラムが人間にとって必要なものであれば、良い使い方をして、本来の伝承ツールにしなければと思いました。

◆集団意識

噂話をすることで集団意識が収束され、一致団結できるという説です。

その一致団結に関するスペシャリストが日本人だとか。

この話は今回は置いておきます。❨話したい、、、❩

これも「噂話」を使った能力のひとつで、産まれながらに備わっているプログラムだと思っています。

噂話をすることによって、ひとつのことに対する意識の集中と情報の共有が行われて”目に見えない結界”のようなものができるのではないかと、そんな大袈裟な妄想が膨らみます、、、

結界の記事でも言っていた「世界結界」的なやつです。

日本に張り巡らされた結界 ‐目に見えない力で守られている国‐

誰でも、知り合いと共通の話題を話せると高揚感と安心感に満たされるものですが、果たして、その場が良ければそれでいいのでしょうか?

明日からぜひ、一致団結能力を感じながら友達と噂話をしてみてください。

そして、その内容がどのようなものかを考えながら話すと、今後の展開を感じ取って言葉を選ぶようになるかもしれません。

クロノも気を付けます。

まとめ


絵本の見出しでもある通り、

考えない、行動しない
という罪

解釈は色々あれど、作者が伝えたいことは「民衆の行い」なのではないでしょうか。

この本は、現代の問題とされることがすごくシンプルに書いてあり、ぜひ子供に読んであげたいと思いアマゾンから秒でポチしました。

Kindleや電子本ではなかったので、現物のみとなります。


今回も最後まで拝読いただきありがとうございました!


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