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くロのエッセイ

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記事一覧

コロナBBQ

コロナBBQ

世の中は「コロナ」で大騒ぎ。
皆で集まり、ワイワイしたい気持ちを押さえて過ごす日々。
いつまで続くんだろう?もうウンザリだ…。
仕事帰り、スーパで一人食材を買い漁りながらそんな事を考えていると、 ふと豪華なパッケージに身を包んだステーキが目に入った。

「よし!どうせなら、奮発して高いステーキを買おう。」

もんもんとした毎日に刺激を与えるべく、目に入った 高そうなステーキを買い物かごへ

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青空に舞う靴から勇気をもらって

青空に舞う靴から勇気をもらって

晴れ渡った青空、天高く舞う靴を見ながら私は思った…。
「明日は晴れかな?雨かな?」

小学5年の放課後、クルクルと回りながら落ちてくる靴を目で追いながらワクワクしている自分がそこにはいた。
すると落ちてきた靴は階段の端っこに墜落してあらぬ方向へと飛んで行ってしまった。
ランドセルを投げ捨て、慌ててケンケンをしながら自分の靴の行方を追う。

「うーん、明日はくもり?」

そこで見たのは表でも裏でもな

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優しさの形

優しさの形

"やさしさ"とは受け手によって感じ方が異なるものだ。
本人が"やさしさ"だと思って起こした行動も、得てして良い方向にいかない事がある。
1つ体験談をお話ししよう。

それは、用事で電車を使い移動しなければならなかった時の話。

その日、満員とは言えないものの、それなりに人がひしめく電車の中でなんとか空いている席へ座り、一息ついている時の事だった。

目の前に腰の曲がったおばあちゃんが現れたのだ。

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私は「天然パーマ」。

私は「天然パーマ」。



ずっと髪型コンプレックスだった。

小学生3.4年生くらいからだったろうか、クラスメイトに髪型でからかわれる様になった。
私は親譲りでクセがかなり強い髪型だった。
クセっ毛、天然パーマ、世間ではそう呼ばれる。
しかし、当時小学生のクラスメイト達はそれを面白がっていじってくる。
あだ名は「チリゲ」だった。
私はそれがどうしようもなく嫌だった。
それが原因で殴り合いの喧嘩をした事すらある。
私はク

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アニオタ万歳!

アニオタ万歳!

僕はアニメが好きだ。
アニメは僕に感動と想像力をくれる。”約300”

この数字は僕が小学生くらいの頃から今に至るまでの十数年という年月で見てきたアニメ作品のだいたいの数だ。

少なく感じる人もいるかもしれないが、時間で換算すると
1作品、約30分×約12話分(1クール)=6時間
6時間×300=1800時間

単純計算で考えて、少なくとも1800時間はアニメを見ている事になる。
しかし、これも1

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思い

思い

突然の呼び出しだった。セミの声がうるさい暑い日。
早足で別館へ入ると冷房の効いた心地の良い空間が広がっていた。

「なんですか?」

日頃、学生の相談等を受け付けているスペースで僕を待っていた男性職員に要件を訪ねる。

「…」

少し言葉に詰まっている目の前の職員を見て、自分も何のことかと考える。
とは言っても以前に何か相談していたわけでもなく、特にこれといって呼び出された心当たりはない。
あると

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父の言葉

父の言葉

「何を飲むかじゃない、誰と飲むかが大切なんだ」

昔、父が言っていた言葉だ。
その当時、まだ未成年だった僕は何を言っているのかよくわからなかったが、お酒を飲む人はそれなりの拘りがあるのだろうぐらいに思って聞き流していた。

「苦い、不味い…」

これは僕が1人で初めてビールを飲んだ時の正直な感想だった。
酒飲み達は何故、こんな飲み物をグビグビと爽快な音をたてながら何杯も飲めるのだろう?
当時の僕は

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