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レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」

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ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の1話ごとの感想と考察、想いなどを綴っています。
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「大豆田とわ子と三人の元夫」とサントラ。 「坂東祐大/Attachments feat.LEO今井」など。

「大豆田とわ子と三人の元夫」とサントラ。 「坂東祐大/Attachments feat.LEO今井」など。

近年見たドラマの中で一番好きなドラマ。
坂本裕二さん原作「大豆田とわ子と三人の元夫」。
そのドラマに使用されていた音楽の作曲を手掛けたのが坂東祐大さん。
(坂東さんは米津さんの曲の編曲も手掛けていると知ってますます興味が湧いた。)
ドラマのストーリーも好きだけど、音楽も秀逸。

Attachments

坂東祐大 feat. LEO今井、鈴木大介、佐藤采香、大家一将

主にLEO今井さんが歌

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レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第1話

レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第1話

脚本家 坂元裕二さんの作品の中でも私が1番好きな本作品。(今のところ(笑))
岡本太郎の太陽の塔さながら、好きな気持ちが天井を突き抜けてズンズン空へ伸びていく。
この作品の魅力を伝えきる筆力はないのだけれど、特に心が動いた部分を中心に書いてみたいと思う。

「第1話 3回結婚して3回離婚した。でも私は幸せを諦めない」

オープニングは、フランスっぽいおしゃれで甘美な音楽で始まる。
大豆田とわ子とい

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レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第3話

レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第3話

「第3話 全俺が泣いた 〜器が小さい男の恋」

佐藤鹿太郎は2番目の夫。カメラマン。
3番目の夫である慎森が論理思考なのに対し、感性に寄っている人である。
時々慎森の理屈(屁理屈)に対して応戦しようとするが、トンチンカンなことを言って空回りしている。
その掛け合いがまた面白い。
とわ子にサプライズで花束を贈ったり、優しい言葉を照れもなく言える。
愛を語るロマンチスト。
ただし、時折、器が小さい。

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レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第4話

レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第4話

「第4話 嘘と嘘が絡み合う二人の三角関係」

とわ子の親友であり、家族同然であるかごめ。
自由で奔放。
第4話では、とわ子とかごめの強い繋がりと関係性の変化を描いている。

◯かごめと八作が”最後の晩餐”「コロッケ」でつながり離れる
コロッケ屋の前で悩むかごめを見かけて声をかける八作。
会話の中でかごめが首をかしげると、呼応するように、八作も同じ方向に首をかしげる。
逆の方向にかごめが首をかしげる

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レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第5話

レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第5話

「第5話 4度目のプロポーズ「もう一度結婚するならあなたがいい」
〜三人の元夫たちの憂鬱」

勘がいい、とわ子。
勘がよすぎて、気づいてしまうとわ子。
第5話。切なさが切なさを呼ぶ回だ。

◯海に行くとわ子とかごめ
とわ子「彼(八作)の何も言わないところを好きになって、何も言わないところがつらくなって」「見ちゃったんだよ、ラブシーン。やっぱり相変わらずなんだよね」
かごめ「ま、いろいろあるよね」 

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レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第6話

レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第6話

「第6話 第1章完結・全員集合 地獄の餃子パーティー」

「大豆田とわ子」という固有名詞を冠したタイトルなのに、主役不在のドラマ。
大豆田とわ子社長がいない会社(しろくまハウジング)、大豆田とわ子がいない状態の元夫たち。
それぞれが、「大豆田とわ子に甘えていた」と気づく。
第6話。

◯八作のレストラン「オペレッタ」に集う元夫と3人の女性
乾杯の合図とともにブレーカーが落ち、暗転。
グラスが割れる

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レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第7話

レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第7話

「第7話 第2章スタート! 最後の恋のはじまりは突然に」

◯唄の自立ととわ子の背中
とわ子の元を離れ、祖父宅へ引っ越す唄。
広い家に一人、ぽつんと座り食事をとるとわ子の背中が寂しい。
子供の自立と別れ。
とわ子は一人になった。

◯六坊の熱意にみえるもの
六坊はしろくまハウジングの古株社員。
複雑なポジションであるにも関わらず、社長のとわ子が不在時に積極的に指揮をとるなど、影の支え役だ。
しろく

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レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第8話

レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第8話

「第8話 ファミレスの密会・深まる秘密の恋心」

◯サイコパス?ツンデレ?男の小鳥遊と会うとわ子。
とわ子「ああ、私、この1年何かを眺めながら歩いたことなかったなって気づきました。」
かごめが亡くなってからの日々、とわ子は閉じられた世界にいたのだろう。
心が囚われの身になっているときは、外景を見ても見えないし、感じられない。街も人も空も花も、意識すらできない。
そんなとわ子だったが、小鳥遊と出会い

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レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第10話

レビュー「大豆田とわ子と三人の元夫」第10話

「第10話 最終回…なのに新たな恋!?」

◯旺介(父)の嘘と優しさ
映画の半券を見て、自分が観に行ったと嘘をつく。
これまで母の秘密を子供(とわ子)に言わず守り通した父。
言われなくても、外れた網戸を黙って直す父。
とわ子も、そんな父の血を引き継いでいるんだと思う場面でもある。

◯真(母つき子の昔の恋人)に会いに行くとわ子と唄
カレーパンコロッケを頬張りながら出てきた真は女性だった。
1人暮ら

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振り返り「大豆田とわ子と三人の元夫」

振り返り「大豆田とわ子と三人の元夫」

大豆田とわ子と3人の元夫はどんなドラマだったのか。

実は今、泥棒だって寝ているであろう時間に私は書いている。
なぜなら、起きてしまったから(笑)
変なテンションの人が書く、ちょっと怪しいブログ。
今日もこんな感じです。
良かったらどうぞお立ち寄りくだしゃんせ〜〜

成長と自立

人間と人間の相互作用で刺激し合い、成長していく物語だった。

とわ子は、1人の人間として歩んでいく。社長としての覚悟も

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