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「大豆田とわ子と三人の元夫」とサントラ。 「坂東祐大/Attachments feat.LEO今井」など。

近年見たドラマの中で一番好きなドラマ。
坂本裕二さん原作「大豆田とわ子と三人の元夫」。
そのドラマに使用されていた音楽の作曲を手掛けたのが坂東祐大さん。
(坂東さんは米津さんの曲の編曲も手掛けていると知ってますます興味が湧いた。)
ドラマのストーリーも好きだけど、音楽も秀逸。

Attachments

   坂東祐大 feat. LEO今井、鈴木大介、佐藤采香、大家一将

主にLEO今井さんが歌っている。(私は初めて知った。)
声が魅力的で惚れ惚れしてしまう。
歌い方も抑揚と色気がある。さらに、感情表現の豊かさを感じる。

ギター、今井さんの声、口笛のサウンド、その他の音もすべて心地良い。笛系の楽器のかすかに震える(かすれる)音色もまた素敵。(素人向けに楽曲のレシピみたいなものが公開されていればいいのになあ。)

ささくれだった心の縁を撫でられているよう。
聞いていて頭に浮かんだのは、昔訪れたことがある瀬戸内海。
本州と四国を結ぶ船に乗って、ただぼーっと海を眺める。
途中に島がぽこぽこ浮かんでいる。往来する船。
ああ、こんなに穏やかで優しい海ってあるんだなということと、
時間がゆっくり進んでいるように思えた。

1:30頃〜は特に音楽と声が高ぶって、心に迫ってくるんだよなあ。
いろんな感情があって、いろんな色があって、まるっと包みこんでくれるってのもあるんだけど、真正面から向かってくる音楽でもある。
嘘をついていない楽曲というべきだろうか。
純粋できれいで、でもそれだけではない。
いろいろ分かったうえでの懐の深さ、みたいな。
やっぱり一言でいうと私にとっての瀬戸内海なのかもしれない。





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