マガジンのカバー画像

日々掌編短編小説(そよかぜの千夜一夜物語)

957
2020年1月1日から、ほぼ毎日掌編小説を執筆中。東南アジア小説をはじめ、興味のあるあらゆるジャンルをネタにして作品を発表しています。ちなみにこちらには「書き下ろし」としてしばら… もっと読む
運営しているクリエイター

2023年4月の記事一覧

この経験に学べ 第1155話・4.27

「これはこれで、た、大変だけど、それよりか」俺はプラス思考だ。どんなにまずい状況に陥って…

猫のいるしあわせ 第1154話・4.25

「人と対等にコンタクトが取れるレベルにまで知能が」ちょうど前の家の窓からのぞいている二匹…

レベルアップしたいこと 第1153話・4.22

「考えただけでも鳥肌が立つ」私自身にレベルアップがなされたのか、ある日を境に奇跡的なこと…

宇宙SF 第1152話・4.21

「さっきの声って、まさか?」私は古い街並みを歩いている。ここには私以外には誰もいない。建…

私のストレス解消法 第1151話・4.19

「結局2時間かけたのに...…」山田は2時間もかけて走っていた。これが山田にとってのストレス…

新書が好き 第1150話・4.17

「伝説の安心感?」図書館で不思議なタイトルの本を手にしたが、ちょうど1冊分空いたスペース…

私のコレクション 第1149話・4.16

「そもそもこんなことして何の意味があったのか?」私は目の前にあるコレクションを見て悩んでしまった。それには理由がある。1週間後に引っ越しが迫っていたからだ。  目の前のコレクションを眺める。コレクションを始めたのはもう10年位前だろうか?旅先で何気なく見つけたあるものを持って帰ったのが、そもそものきっかけであった。 「これって、簡単に集められそう」そのものは手に入れるのは、比較的容易なものである。だからあの日以来、そのものを見つけるたびに収集した。これは恐ろしいもので一度収

3行日記 第1148話・4.14

「うん?」武田はふとつぶやいたことが妙に気になった。「これって3行で完結してないか?3行日…

私のコーヒー時間 第1147話・4.13

「さて、何食べようかあと思ったのに」私は久しぶりのランチを外食で採ろうと思ったのに、まさ…

休日のすごし方 第1146話・4.11

「ビル内の同じフロアの移動だったはずだが...…」連日残業が続いたためだろうか?俺は疲れて…

散歩日記 第1145話・4.10

「うん、あ、もしかして」PCでずっと仕事をしていたが、ふとテラスの外に出てみようと席を立つ…

今こんな気分 第1144話・4.8

「実際に夢や異世界で見たものかどうかはわからないって?」人生相談に来られた女性が唐突なこ…

404美術館 第1143話・4.7

「不思議な夢を見た」気が付けば体中が汗だらけになっている。悪い夢ではない不思議な夢だ。「…

仕事について話そう 第1142話・4.4

「ライラックが奇麗で素敵な街だったわね」「お前また北海道の話か、まあ楽しかったけどな」そんな男女の声が聞こえる。だが黙々と地上に口をつけながら冷静にことの成り行きを見ているものがいた。それは人々によりアルパカと名付けられた存在だ。 「北海道か、ふん、こんなところまできて他県の話をするとはな」白いほうが隣にいる赤茶に話しかける。 「だな、ここは栃木の那須高原だよ。なんで北海道の話をするのやら」赤茶はそう応じた。白はそれを聞きながら地面に顔を近づけたまま。  しばらくの沈黙が