熊耳智貴

那須塩原Jr陸上競技クラブ長距離コーチ 國學院大學の元箱根駅伝ランナーであり、実業団経…

熊耳智貴

那須塩原Jr陸上競技クラブ長距離コーチ 國學院大學の元箱根駅伝ランナーであり、実業団経験もあり

最近の記事

夢を持とう ~令和5年度那須塩原ジュニア陸上閉講式~

3月。 とある人にとっては旅立ちの季節。 とある人にとっては、いつもと変わらない昨日の延長の今日を歩いているのではないかと思います。 私はと言えば花粉症の症状が酷く、毎日ティッシュを抱えて生活する有様です。 全国の花粉症患者の同志の皆さん、頑張りましょう。 さて、3月といえば卒業の季節です。既に全国のほとんどの小・中・高校・大学で卒業式が行われ、人生における区切りを経験した方も多いのではないでしょうか? 皆様、改めましてご卒業おめでとうございます。 我が那須塩原ジュニア陸上

    • 令和6年度 那須塩原ジュニア陸上クラブ部員募集のお知らせ

      もう2月です。皆さんいかがお過ごしでしょうか? 私はと言えば、年明け早々にひいた風邪の後遺症(?)の咳がようやく良くなり、少しずつ体調が回復しています。風邪は万病のもとと言いますので、ぜひ気をつけたいものです。 さて、宣伝です。 この度那須塩原ジュニア陸上クラブでは、令和6年度に活動したい子供たちの募集を開始しました。 本クラブは、那須塩原市陸上競技協会が運営し、那須塩原市教育委員会から後援を受けて実施しているものです。 「何か体を動かすことをしたい」「速く走って

      • 走れなかった4年生たちへ

        明けましておめでとうございます。 我々箱根駅伝ファンのお正月は1月3日に明けるので、このタイミングでの新年のご挨拶です。 さて、この記事を書いている今、絶賛箱根駅伝ロスに陥っており、きっとそのような方が多いのではないでしょうか。 しばらくは感傷に浸りつつ、次のレースを楽しみに我々も動き出していきたいところです。 今回は、毎年箱根駅伝が終わった時に思っていることを書きます。 走った選手はもちろんなのですが、個人的に一番注目してほしいと思っているのが、箱根駅伝の16人のメ

        • 箱根駅伝の楽しみ方 ~安全な運営を支える人たち~

          2023年も残り1日と少しとなりました。 皆さんいかがお過ごしでしょうか? さて、今回の記事はタイトルのとおり「箱根駅伝の楽しみ方」です。 今さらそんなことは熊耳から言われるまでもないと、熱心な駅伝ファンの方なら思うかもしれません。 勘のいい私の知り合いなら、おそらくタイトルを見た段階で気づいていると思います。 箱根駅伝の楽しみ方は、純粋に競技を見る以外にもあるのです。 ということで今回は、日本でもっとも有名で大きな駅伝である箱根駅伝を、競技の安全面から支える警察車両

        夢を持とう ~令和5年度那須塩原ジュニア陸上閉講式~

          週刊誌は学生ランナーたちの邪魔をするな!

          皆さんこんばんは。 少し腹が立ったので、何のためということでもないですが、何かしないとイライラするのでこの記事を書いています。 少し罵詈雑言が過ぎる部分がありますので、読みたくない方は読まない方が良いことを先に申し添えます。 さて、今私が何に怒っているのかというと、今日(2023年10月11日)にデイリー新潮が報じた立教大学に関する記事です。 内容をかいつまんで説明すると、立教大の監督が部員と不倫してたというものです。 不倫自体は道徳的に許されるものではないし、そのこ

          週刊誌は学生ランナーたちの邪魔をするな!

          ランナーと栄養学 ~この夏を乗り越えるために、栄養学的観点から必要なこと~

          暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 那須塩原も暑く、どこに行っても暑いので逃げ場がありません。こんな時、学生時代に合宿で行っていた蓼科や菅平を思い出して「あそこは涼しかったなぁ」なんて思い出したりもします。 さて、合宿と言えば今まさに大学駅伝チームや高校長距離のチームの合宿が各地で行われている頃かと思います。この夏の頑張りが秋以降の自分のパフォーマンスに繋がってきます。楽ではないですが、ぜひ頑張ってもらいたいと思いますし、私もそんな選手たちをできると

          ランナーと栄養学 ~この夏を乗り越えるために、栄養学的観点から必要なこと~

          部活動の地域移行元年 ~クラブチーム運営の難しさから考える地域移行への課題~

          皆さんこんにちは。 今回はまたまた部活話です。 4月を迎え、ついに令和5年度となりました。今年は「部活動の地域移行元年」です。 というのも、スポーツ庁では令和5年度から令和7年度にかけて、現存する学校部活動を徐々に地域のスポーツクラブや指導者、競技団体に移行していく「部活動の地域移行」を進めていくとしており、今年がまさにその初めの年なのです。 このあたりは昨年私が連投した記事の中で書いていますし、学校現場や教育委員会などの行政機関の方、さらには先進的な取り組みがある市

          部活動の地域移行元年 ~クラブチーム運営の難しさから考える地域移行への課題~

          始まりの春

          皆さんこんにちは。 4月となり、いよいよ令和5年度が始まりましたね。学生の皆さんも社会人の皆さんも、新たな場所で新たな生活が始まったことでしょう。 我々那須塩原ジュニア陸上も令和5年度の教室がスタートし、新たなスタートを切りました。今回は、今年度の那須塩原ジュニア陸上の今年の活動について、そして私のコーチとしての所信表明のようなものを書いていこうと思います。 今年の那須塩原ジュニア陸上クラブ さて、早速ですが、今年の那須塩原ジュニア陸上は運営体制が変わります。 諸般

          始まりの春

          旅立ちの季節

          みなさんこんにちは。年度末となり、新年度からの生活に向けて準備をしている方も多い事でしょう。また、学生の皆さんは卒業・修了を迎え、次のステージへの準備をしているかと思います。 私はと言えば・・・例年のごとく花粉症に悩まされております。ティッシュとお友達になっており、4月いっぱいはきつい季節が続きますね。花粉症の皆さん、ともに頑張っていきましょう。 さて、冒頭で卒業について触れましたが、私が活動している那須塩原ジュニア陸上クラブも卒業の季節を迎えました。当クラブでは、3

          旅立ちの季節

          令和5年度 那須塩原市ジュニア陸上クラブ部員を募集しています!

          昨年もこちらのnoteに記事を掲載しましたが、今年も掲載します。 那須塩原ジュニア陸上クラブでは、令和5年度のクラブ部員を募集しています! 対象は、那須塩原市内の小学校4年生から6年生! 今まで陸上をやったことがなくても心配いりません。走ること、跳ぶこと、投げることに興味がある人、何か体を動かしたい人など、幅広く募集しています! 詳細は以下をご参照の上、興味のある方はご連絡をよろしくお願いいたします。 募集対象 那須塩原市内の小学校4年生~6年生 活動場所

          令和5年度 那須塩原市ジュニア陸上クラブ部員を募集しています!

          国体・障スポ陸上に審判として参加して

          今年、栃木県のスポーツ界は大いに沸き立ちました。  第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」、そして第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」が開催され、もちろん陸上界も大いに盛り上がりました。色々なトラブルはあったものの、滞りなく進められた2つの大会ですが、私も審判として参加してきました。  先程アップした半年間の雑多な振り返りとは分けて、国体は国体の振り返りとして大会を振り返ろうと思います。 ①国体に審判として参加  さて、10月1日から10月11日

          国体・障スポ陸上に審判として参加して

          令和4年度前半の振り返り

           長いこと更新が止まっていましたが、久々に記事を書く時間ができたのでアップします。  私事ですが、10月で現職に就いてから半年が経ちました。また、日本陸連公認審判資格を取ってから半年経ちました。半年経つものの、「アイツ、今何してんの?」と思われるのも何かアレなので、色々なことが始まって半年経ったこのタイミングで、一旦ここで今年度の前半戦の振り返りをしようと思います。仕事から陸上から、何もかも含めての「今」を書いていきます。 ①仕事の面で  さて、冒頭で現職に入職して

          令和4年度前半の振り返り

          熱中症対策に経口補水液は飲むな

          みなさんこんにちは。  この記事を書いているのが8月中旬なのですが、暑いですね。とにかく暑いです。  そんな暑い時期にスポーツを行う上で気をつけなければならないことのひとつに熱中症があります。毎年どこかしかで熱中症になり病院へ搬送されたというようなニュースが流れますが、他人事ではなく、誰にでも起こりうる事なのだと、改めて思います。まだまだ暑い時期が続くので、この記事を読んでいる皆さんも、ぜひ熱中症にはお気をつけてお過ごしいただければと思います。  さて、そんな熱中症につい

          熱中症対策に経口補水液は飲むな

          部活動指導員について思う事⑤

           前回の投稿からだいぶ時間が空いてしまいました。なかなか投稿できず申し訳ありません。  さて、前回、学校部活動に外部の指導者を入れる場合、現状ではどのような形が望ましいのか個人的な意見を書いていきました。私はそういった制度設計のプロではないので、一部現実にそぐわない面や、それは違うのではないかという部分もあったかと思います。  今回は、この部活動の外部指導が、陸上競技においてはどのような問題点が、あるいは良い面があるのかを元選手であり、子供たちを指導する立場から書いて

          部活動指導員について思う事⑤

          部活動改革について思う事③ ~部活動指導員制度~

          だいぶ期間が空いてしまいました。すみません。 前回は部活をクラブチーム化した場合のメリットやデメリットについて書いていきました。今回は部活動指導員を導入した場合のメリットやデメリットについて、色々と書いていこうと思います。 部活動指導員制度のメリットこの話をする前に、部活動指導員が何たるかを説明しておきましょう。  これは、全国各地で導入され始めているもので、名前の通り部活の指導を専門に行う人に部活動を見てもらうというシステムです。取り入れている自治体により活動日時や活動頻

          部活動改革について思う事③ ~部活動指導員制度~

          部活動改革について思う事② ~部活動のクラブチーム化~

           前回は最近動きが活発化している部活動改革について、 ①日本中体連が部活動ではないクラブチーム参加を容認する方向 ②何故今になり、その動きがあるのか ③少子化と教員の働き方改革との関わり を中心に書いていきました。  前回は、今回の話をする前提や背景となる部分に触れましたが、今回からは、今後仮に学校部活動がクラブチーム化、あるいは部活動指導員制度の導入に際して、メリットとなる点と課題やデメリットとなる点が何なのか、熊耳はどう考えているのか、について書いていこうと思います

          部活動改革について思う事② ~部活動のクラブチーム化~