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妊娠率・流産率

こんばんは(^ ^)クマです!

今日は昨日までとは少し内容を変えて、妊娠率や流産率についてお話していきます。


加齢に伴い妊娠率は低下し、流産率は上昇してきます。その原因は卵子です。卵子は生まれてからずっと持っているものです。そのため20代の時の卵子に比べれば40代の卵子は20年分老化した卵子と言えます。

これは全ての女性に言えることですので、早めの妊娠が望ましいと言えます。

しかし、仕事や家庭の事情から妊娠したくてもできない方もいれば、妊娠したくても卵子の質以外のところで不妊原因があればなかなか妊娠に至らない場合もあります。

いくら若い時の方が卵子の質がいいと言われてもその時期に妊娠しない、できない理由は山ほどあります。



◎体外受精での成績

一番確率の高い治療法である体外受精でも年齢とともに成績が下がってきてしまいます。

移植周期での妊娠率で比較すると、30歳と35歳の5歳では約3%妊娠率が低下します。35歳と40歳の5歳では約12%低下します。数字で示すと35歳から40歳の壁が大きい感じがします。

移植周期における流産率で比較すると、30歳と35歳の5歳では約4%流産率が上昇しますが、35歳と40歳の5歳では約12%も上昇し、42歳になると35歳の2倍以上にも及びます。

生産率で言うと43歳以上になると3%未満の低値を示します。




◎なぜ歳をとると妊娠率は低下し流産率は高くなるのか

女性は生まれた時から卵子の元となる原子卵胞を持っており、成熟期に至るまでは出生時と同じ状態で卵巣内に溜まっています。そして思春期になると脳下垂体から分泌されるホルモンによって卵胞が育ち排卵します。

毎月排卵されるすることによって卵子は減少していきますが、全ての卵子は出生時から等しくあったものです。そのため、40歳の時に排卵した卵子は20際の時に排卵した卵子より20年分老化したと考えられます。この20年の間に精子と受精して染色体を分配する機能が低下してしまうのは自然の流れであり、加齢に伴う卵子の老化は避けることができません。そのため年齢とともに妊娠率が低下したり、流産率が高くなったりします。




◎卵子の若返りはできないのか

卵子の若返りは不可能です。しかし、老化のスピードを遅らせることは可能です。

健康状態を高めるために規則正しい食生活と適度な運動を心がけていくこと、体の過酸化酸素の発生や動脈硬化の進行を抑えてアンチエイジングをすることが重要です。



こんなところでしょうか。

今日の内容は以上にします。

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