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まちを、あるく。

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散歩の、記録。 そして、思うことをつらつらと。
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#町歩き

韓国について

韓国について

 さて私、元は、笑韓派だった。いわゆる、ネトウヨ的な。

 時はノムタン時代。盧武鉉大統領の登場で俄かに日本のネット民が沸きたっていた。まさか現役の大統領が二重の整形手術をするなんて…(眼瞼下垂の手術ということでしたが)。
 それから色々とノムタンの「ネタ探し」が2chの中で始まるのだった。政策面でも色々と話題になった大統領たっだけど、色々と隙の多いというか、フランクで親しめる大統領だったのかな…

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いろいろある、新年。

いろいろあって渋ってたけど、いよいよ、やってしまいました…

何やかんやで順調に進んだかと思いきや、落とし穴が…

メーラーが不調に。送受信不可能!これは困る…
いろいろ頑張ってみましたが、どうやらダメ。解決しなさそう…。

まあ、もう、しょうがない。旧メーラーは既受信メールは見えるので存置し、今後は新メーラーに…。いろいろあって狐火系にしてしまったけど、今後だいじょうぶかな…(苦笑)。

さて年

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生きることの、文化。

生きることの、文化。

 「今日は伏日か」
 韓国文化に触れることが多くなってから、夏になると、出てくる話題。伏日とは、日本でいう「土用の丑の日」の、陰陽五行説に基づく中華系文化圏版で、韓国では夏に三度(初伏・中伏・末伏)あり、この日は様々なことを慎み、滋養を蓄える日とされており、日本の丑の日と同様に栄養の付くものを食べるそうです。韓国では昔からドジョウは滋養食として認知され鍋料理(チュオタン)として提供する店も多く、ま

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知らない、恐さ。

知らない、恐さ。

 気になったことがあり、調べていたら出てきた、自分のツイート。

 ソモリクッパ(牛の頭部の肉を使った煮込みスープ料理)のことを改めて調べていたのですが、元々その存在を知ったのは2016年9月の韓国旅行で広州市に行くことになり、何か名物はないのいかな…と軽く検索したのがきっかけ。ソモリクッパと陶磁器(朝鮮青磁・白磁の産地)というざっくりした情報があり、地域の中心市街地なら何かしらそれらしいものがあ

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開発と、歴史と。

開発と、歴史と。

昨年末から、再開発に揺れるソウル乙支路地区。
都市防災の意味からも再開発は必要なのですが、開発計画の内容が現在の住民・商業主や街の歴史・特性への配慮が見えず、工事着手のやり方が乱暴だとして批判の声が年明け以降大きくなり、その再開発区域に有名な老舗飲食店が数軒あることから騒ぎが拡大、市長が「事業見直し・老舗の営業継続への配慮」を発表するに至りました。
(経緯などは下の記事をご参照ください)

市長は

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原点に、かえって。

原点に、かえって。

2019年2月5日。新年、明けましておめでとうございます。

旧正月(旧暦の元旦)は、雲ひとつない快晴で始まりました。
なんだか朝から、気持ちが良く…。

中華圏や韓国、そして東南アジアなど、伝統行事は旧暦で行うところが大半。ということで個人的に、二度目の迎春を祝ってみました。

どうやら日・韓・中とも、正月には何かしらで餅を食べる風習があるようなので(中華圏は餃子だという話もありますが南部ではそ

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街が、消えゆくとき。

街が、消えゆくとき。

 ツイッターのタイムラインを眺めていたら、リツイートで回ってきたこの投稿が、目につきました。

 ツイ主は、こう語ります。
「文化遺産である清渓川乙支路産業団地を保存してください。ここに住宅団地(高層マンション街)って、何故ですか?!」

 清渓川と言えば、今はソウルを代表する観光スポットであり、近年の都市再開発の世界的先進事例となっている都市河川。

 今はこんな、デートスポットみたいになってい

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何故か1泊することになった釜山 その5

何故か1泊することになった釜山 その5

 前編からカナリ間が空いてしましましたが、交通機関トラブルから予定が変わり1泊することになって色々と見ることができた2017年の釜山の街のことを、つらつらと書いているシリーズ。忘れないうちに、書いていきましょう。

 そんなこんなで1泊して朝を迎え、釜山の現代史が積み重なった「山の街」を見てきた午前。帰国便の時間もあり、あまりゆっくりもしていられずバスで麓に降りてきました。午前中に見たのは旧日本人

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住民が望んだものとは

住民が望んだものとは

ソウル最後のタルトンネ(貧民街)住民、再開発プランに反発|中央日報

 ネットを彷徨っていたら、この記事にあたりました。
 ソウル市蘆原区中渓洞104番地。ソウル最後のタルトンネ(貧民窟)と言われるこの地にも、再開発の話は以前からありました。
(104マウルについては別に記事を書いていますのでご参照ください)
https://note.mu/ktnh/n/n2b7f64dc40d9

 さてこのタ

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何故か1泊することになった釜山 その4

何故か1泊することになった釜山 その4

 何故か想定外に1泊することになった昨年の釜山の旅の旅行記。かなり間が空いてしまいましたが、二日目の様子をまとめてみます。
(初日の行程は下記の各記事に)
https://note.mu/ktnh/n/n402bfbf9a2b7
https://note.mu/ktnh/n/n8865b22ca28a
https://note.mu/ktnh/n/ne7aa523481e5

 ホテルの窓から、朝

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歩いて、見える、表情いろいろ。

歩いて、見える、表情いろいろ。

 何気なく歩く、その街。何気なく歩く、人たち。何気ないけど、面白いよなぁ、と思うのです。

 ごく普通の、街角。

 まちなかの、小川。

 飲み屋連なる、裏路地。

 これらの地点、ただ歩いているだけなら「ふ~ん」という状況で終わるかもしれません。まあ、それなりに、割とよくある光景です。
 しかし「ここの市は街路樹剪定が『坊主派』なんですよね~」とか、「この小川は数年前まで蓋をされてた『抜け道』

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嗚呼、金瓜石…

嗚呼、金瓜石…

 ちょっとショックなニュースが、Twitterのタイムラインに流れてきました。

 金瓜石!あの静かな山村だった金瓜石の街並みが、ペイントされている…、と悲しくなっていたのですが、どうやら私の思っていた場所とは違うようで。

 このたびペイントされてインスタ映えスポットぽくなったのは、金瓜石エリアのうち祈堂老街という集落で、ここは日本統治時代に金鉱で栄えた金瓜石・九份のうち、台湾人が中心となり造営

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はじめての台北 -地下鉄からの路地裏-

はじめての台北 -地下鉄からの路地裏-

さて、つらつらと書いております「はじめての台湾」紀行ですが、少し途切れましたが続きをば。

 地下鉄で郊外から都心部へと移動し、日本とは違う雰囲気を味わっていたのですが折角なら「日本にない規格」の路線にも乗ってみよう、ということでブラウンライン・文山内湖線へ。

 この規格、フランスで開発されたVAL方式で、ゴムタイヤを使う中型電車規格。日本の新交通システムや札幌の地下鉄と似た規格ですが、それらを

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何故か1泊することになった釜山 その3

何故か1泊することになった釜山 その3

 何故か想定外に1泊することになった昨年の釜山の旅。まちの歴史を見ておこうと、色々と廻ってみることにして、やって来たのが釜山鎮の街。
釜山鎮までの様子はコチラに。
https://note.mu/ktnh/n/n402bfbf9a2b7
https://note.mu/ktnh/n/n8865b22ca28a

さてこの釜山鎮の街は、紡績工場の立地だけでなく、鉄道のターミナルでもありました。

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