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韓国つれづれ

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韓国についての、あれこれを、つれづれと。
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2019年2月の記事一覧

異国での汽車旅。【欧州の風になって】

異国での汽車旅。【欧州の風になって】

異国での汽車旅、引き続き、書いてみようかなと…

2014年5月の訪韓は、恒例となっている「まちあるき」だけでなく、列車の旅を愉しむこともテーマとし、敢えて釜山イン・アウトでソウルまで列車で往復するプランに。往路は日本の夜行列車を彷彿とさせる懐かしい汽車旅でしたが、復路は「外国をしっかり楽しむ」ための行程としていました。

まあ「しっかり楽しむ」とか言いながらも、帰国の途にはつきたくないもので、宿

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異国での、汽車旅。【いきなり夜行便】

異国での、汽車旅。【いきなり夜行便】

前回投稿からの続きを、書いていきましょうかね…。

さて、私が海外で初めて本格的な「汽車旅」をしたのは、2014年5月、韓国でした。
2012年から頻繁に訪韓するようになり、交通好きもあってソウル近郊では色々な「のりもの」に乗り、列車にも何度も乗っていました。しかしそれは「移動」のためのものであり、旅情を楽しむためのものではありませんでした。そろそろ、汽車旅を、してみたいなぁ…と。

気が付けば、

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異国での、汽車旅。【プロローグ】

異国での、汽車旅。【プロローグ】

鉄道が好きな、私。
今の旅行好きは、鉄道好きが高じて「そうなった」ものです。
まあ、子供の頃はご近所の私鉄電車が中心で、国鉄というものを認識できる機会もほとんどなく、狭い世界の中のこと、でした。

しかし、国鉄-JRに触れる機会も増え、ほかの「世界(地域)」の鉄道が、少しずつ身近になると言いましょうか、あぁ、つながっているんだなぁ…と実感できるようになりました。

こういうのに乗れば、「どこか」に

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おいしいの裏の、物語。

おいしいの裏の、物語。

先日から改めて、韓国の「食」について、色々と見ていました。
最近は韓国でも各地のローカルメニューなどが改めて注目されているようで、リピーターが多いと言われる日本からの韓国旅行者でも、ソウルや釜山から一歩踏み出した、近隣の名物料理などを食べたりしている人も多いかと思います。もう韓国料理の定番メニューになっているプデチゲも、元はソウル郊外の地方都市で生まれたローカルメニューですね。

さてそんなローカ

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知らない、恐さ。

知らない、恐さ。

気になったことがあり、調べていたら出てきた、自分のツイート。

ソモリクッパ(牛の頭部の肉を使った煮込みスープ料理)のことを改めて調べていたのですが、元々その存在を知ったのは2016年9月の韓国旅行で広州市に行くことになり、何か名物はないのいかな…と軽く検索したのがきっかけ。ソモリクッパと陶磁器(朝鮮青磁・白磁の産地)というざっくりした情報があり、地域の中心市街地なら何かしらそれらしいものがあるだ

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開発と、歴史と。

開発と、歴史と。

昨年末から、再開発に揺れるソウル乙支路地区。
都市防災の意味からも再開発は必要なのですが、開発計画の内容が現在の住民・商業主や街の歴史・特性への配慮が見えず、工事着手のやり方が乱暴だとして批判の声が年明け以降大きくなり、その再開発区域に有名な老舗飲食店が数軒あることから騒ぎが拡大、市長が「事業見直し・老舗の営業継続への配慮」を発表するに至りました。
(経緯などは下の記事をご参照ください)

市長は

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