#460【社員を雇用するという責任】
本日は、
「 社員を雇用することは
大きな責任と覚悟がいる 」
という話です。
どの産業でも
慢性的な人不足が
続いています。
もちろん、
少子高齢化の影響は
大きいですが、
かつてよりも
就業人口が減っている
とはいえ、
現時点では
激減しているわけでは
ないのです。
就業人口のピークは
1995年の約8,700万人
ですが、
2015年でも、まだ
約7,700万人です。
ただし、
今後は減少し続けて
2060年には
現在の6割くらいまでに
減少してしまうようです。
そんな中でも、
比較的若い人材を
社員として
確保できている会社は
今後も自社の強みには
なると思います。
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ただし、
特に正社員として
雇用していくには、
それなりの責任と
覚悟が必要となるでしょう。
最近は、ある程度
落ち着いたのか、
あまり声高に
言われなくなってきた
「 働き方改革 」
ですが、
働いている人からすると
ワークライフバランスの
拡充も含めて
とてもよい環境に
なりつつあるといえます。
その反面、
企業側からすると
それまで通りの売上や
利益を積みかさねていくには
より一層の合理化や
効率化も考えていかねば
なりません。
各種保険の会社負担や
福利厚生の充実、
年間の休日設定など、
企業側がやるべきことは
年々増加しています。
だからこそ、
社員の採用と雇用は
より慎重に行なって、
できるだけ
良い人材を採用し、
雇用後には
社員教育などを
しっかりと実施していく
べきでしょう。
「 とりあえず
人がいればいい 」
的な中途半端な採用では、
のちのち
痛い目にあうことがあります。
=====
若い人の雇用も
しっかりとした
見極めが必要でしょう。
せっかく苦労して
新卒採用したのに、
仕事で何も成果を
出すことなく、
すぐに退職されては、
こんなもったいないことは
ありませんよね。
最近の若い人は
「 お金よりも時間 」
を優先するという傾向に
あるといわれますが、
たしかに、その割合は
高くはなっているでしょう。
ただし、
「 少しでも多く稼ぎたい! 」
という若者も、
特に建設業や運送業等で
今でもたくさんいます。
彼らからすると、
働き方改革は、むしろ
歓迎されないことが
あるのです。
法律やルールは
守るのは当たり前ですが、
そうした
「 もっと稼ぎたい人たち 」
への対応は、考えるべきでしょう。
安全の範囲内で
一定の副業を認めることも、
その一つです。
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今後、時代が更に
進んでいけば、
DAO(分散型自立組織)
のような会社が出てきて、
従来までの
株式会社等の仕組みが
大きく変わることも
ありえます。
それまでは、
いわゆるサラリーマンの
仕組みは変わらないので、
雇用する会社側も
雇用される社員側も
お互いにwinwinな関係に
なれるよう、
しっかりと各種仕組みや
ルールを整備しておきましょう。
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