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体を柔らかくする方法

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ほとんどの不調は「筋肉の硬直」によって起こり、「筋肉を柔らかくする」ことによって解消できます。 ここでは、体を柔らかくする上で知っておきたい基礎知識と具体的な方法について解説しま… もっと読む
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【体を柔らかくする基礎知識①】関節だけじゃなく筋肉も柔らかくしよう

【体を柔かくする方法】をシリーズでお話ししていこうと思うのですが、 そもそも、「”体が柔らかい”ってどんな状態か?」という前提条件を共有しておきたいですね。 というのも、世間一般で考えられている「体が柔らかい」と、僕が考える「体が柔らかい」とが、一致しなさそうなので。 1. 関節が柔らかい=体が柔らかい?まず、世間一般で言われる「体が柔らかい」とは、 =「関節が柔らかいこと」を指していると思います。 つまり、 ・関節の可動域が広い ・柔軟性が高い という状態ですね。

【体を柔らかくする基礎知識②】体が硬くなる6つの原因とは?

今回は、「体(筋肉・関節)が硬くなる原因」を整理していきます。 体の硬くなる原因を知り、それを避けることができれば、そもそも体が硬くならないように生活環境・習慣を整えることも可能です。 つまり、「硬直を予防すること」ができるんですね。 「体の硬直」を含め、あらゆる不調は、”解消”するよりも”予防”する方が簡単です。 そして、今後ご紹介する「体を柔らかくする方法」の効果を最大化するためにも、事前に「硬直する原因」を知っておきましょう。 体が硬くなる6つの原因体が硬くな

【体を柔らかくする基礎知識③】筋肉の硬直の仕方とは?

体(筋肉)を柔らかくする方法は、大きく分けると3つあります。 ・マッサージ=筋肉をほぐす ・ストレッチ=筋肉を伸ばす ・エクササイズ=筋肉を動かす 体を柔らかくする方法の解説はまた次回にして、 今回は「体(筋肉)の硬直の仕方」について解説しておきます。 体を柔らかくする上で大切なのは、「硬直の仕方に合わせて、筋肉を緩める方法を使い分けること」だから。 硬直の仕方を知っておけば、「体を柔らかくする方法」の解説も分かりやすくなると思います。 1. 体の硬直の仕方とは?「

【体を柔らかくする基礎知識④】筋肉を柔らかくする3つの方法

体(筋肉)を直接的に柔らかくする方法は、大きく3つに分けられます。 【マッサージ】筋肉をほぐす 【ストレッチ】筋肉を伸ばす(縮める) 【エクササイズ】筋肉を動かす 「なぜ、体を柔らかくする方法が3つもあるのか?」というと、体の硬直の仕方が5つあるからです。 ①短縮型硬直 筋肉が縮んで硬直した状態 ②伸張型硬直 筋肉が伸びて硬直した状態 ③コリ型硬直 筋肉がピンポイント(点)で硬直した状態 ④ハリ型硬直 筋肉が広範囲(面)で硬直した状態 ⑤不活性型硬直 筋肉(神経)が不活

【体を柔らかくするマッサージ①】体重圧・垂直圧・持続圧・流動圧とは?

今回は【体を柔らかくする方法・マッサージ編】ということで、 ・フォームローラー(ストレッチポール) ・テニスボール・かたお ・自分の手指 などのセルフマッサージで、筋肉を効果的に柔らかくする(ほぐす)ポイントをご紹介します。 具体的には、「効果的な圧のかけ方」について。 ①体重圧 体重を乗せて圧をかける ②垂直圧 筋肉の面に対して垂直に圧をかける ③持続圧 圧をかけたままキープする ④流動圧 圧をかけたまま動かす この4つの圧を意識することで、同じ時間セルフマッサー

【体を柔らかくするマッサージ②】筋肉の付け根・関節をほぐそう

マッサージで効果的に筋肉をほぐすために意識したいのが、「ほぐすポイント(部位)」です。 頑固な筋肉の硬直は、硬い部位をほぐしてもほぐしても緩まないことがあります。 そんな時は、 ①筋肉の付け根 ②関節 この2つのポイントを刺激することで、筋肉が緩み、体が柔らかくなりやすいです。 フォームローラー・ボール・手を用いたセルフマッサージで効果的に筋肉を緩めるポイントを、わかりやすく解説していきます。 1. 筋肉の付け根をほぐそう筋肉は、骨から骨へと関節をまたぐように付着

【体を柔らかくするマッサージ③】部位・状態に合わせてマッサージを使い分け方

セルフマッサージといえば「手」でやることが多いですが、リリトレ式マッサージのやり方は3つあります。 ①フォームローラー フォームローラーやストレッチポールを使ってマッサージをする ②ボールマッサージ テニスボールやかたおを使ってマッサージをする ③ハンドマッサージ 手でマッサージをする マッサージ方法が3つもあると、「結局、どのマッサージをすればいいの?」となりますよね。 そこで今回は、「3つのマッサージの使い分け方法」を解説していきます。 自分の身体の硬さに合ったマ

【体を柔らかくするストレッチ①】筋肉の長さに合わせたストレッチをしよう

ここでは、ストレッチのコツ=「筋肉の長さに合わせてストレッチをする方法」について解説していきます。 「ストレッチをしているけど、あまり効果を感じられない」という人は、”筋肉の長さ”を無視しているからかも知れません。 自分の筋肉の長さに合わせてストレッチをすることができれば、あなたの体はみるみるうちに柔らかくなるでしょう。 1.「筋肉の長さ」とは?まずは、前提のお話。 筋肉はゴムのような性質を持っています。 つまり、筋肉は”骨から骨へと関節をまたぐように付着”していて

【体を柔らかくするストレッチ②】ストレッチの種類・使い分ける方法

【リリトレ式ストレッチ】は3段階に分かれます。 ①ストレッチ(+コントラクティブ) =筋肉を真っ直ぐと伸ばす(+縮める) ②アングルストレッチ =筋肉を伸ばす角度を変える ③ムービングストレッチ =伸ばしながら動かす ただ、これは僕が勝手に作ったもので、本来のストレッチは、以下の4種類に分けられます。 ①スタティックストレッチ =静的:ストレッチをしたままキープする ②ダイナミックストレッチ =動的:筋肉を動かしてストレッチをする ③パッシブストレッチ =他動的:重力・

【体を柔らかくするエクササイズ①】あなたの”使えていない部位”はどこ?

体を柔らかくするためにやりたいことは、 ・マッサージ=筋肉(関節)をほぐす ・ストレッチ=筋肉(関節)を伸ばす この2つが基本です。 ただ、もしあなたが、 「マッサージもストレッチもしてるけど、体が柔らかくならない」 「体は柔らかいけど、ポイントの硬さが取れない」 こう感じているなら、【エクササイズ】で筋肉を動かしてほしいです。 なぜなら、「不活性型硬直」は、マッサージやストレッチは柔らかくならないから。 今回は、 ①不活性型硬直とは? ②代償動作 ③不活性

【体を柔らかくするエクササイズ②】動きにくくなった関節・筋肉を動かす2つのポイント

前回は、 ①マッサージやストレッチで柔らかくならない筋肉・関節は”不活性型硬直”している ②不活性型硬直は、動かす=活性化させることで、柔らかくなる ③”背骨・肩甲骨・股関節”の3か所が不活性型硬直しやすい という話をしました。 「だから、背骨・肩甲骨・股関節を動かせば、体が柔らかくなり、様々な不調が解消する」という話なのですが、 代償動作により、不活性化した3か所は動かしにくくなっています。 代償動作とは? 不活性化したA(背骨・肩甲骨・股関節)の代わりに、B(別の

【体を柔らかくする応用知識①】硬直は「5つのつながり」を意識して緩めよう

「腕をほぐすと肩こりが緩んだ」 「お尻を緩めたら股関節が柔らかくなった」 「お腹を伸ばしたら腰が伸びた」 ボディケアの仕事をしていると、よくあることです。 つまり、筋肉はウエットスーツのようにつながっていて、 ・ある筋肉が硬直すると →その筋肉につながる筋肉も硬直する ・ある筋肉を緩めると →その筋肉につながる筋肉も緩む という風にできているんです。 基本的には「あなたの体の中で硬直しているポイント(不調を感じる部位)」をマッサージ&ストレッチするのが正解です。

【体を柔らかくする応用知識②】硬い筋肉が緩む「原因筋」の探し方

まず【原因筋】とは、”体の硬直(不調)の原因となる筋肉”のことです。 基本的には、「硬いポイント」=原因筋なので、硬いポイントをマッサージやストレッチで緩めれば、筋肉は緩みます。 ただ、「硬いポイント」にアプローチしても硬い部分が緩まないことも多いです。 例えば、 ・肩こりポイントをいくらほぐしても、肩こりが解消しない(柔らかくならない) ・腰痛ポイントをいくら緩めても、腰痛が解消しない(腰が柔らかくならない) ・股関節をいくらストレッチしても、股関節が柔らかくならな

【体を柔らかくする応用知識③】体を効率的に柔らかくする「緩める部位の順番」とは?

【体を柔らかくする応用知識②】では、 「原因筋(=硬い部位の原因となっている筋肉)を探し出そう」 「カラダの声を聞きながら、様々な部位にアプローチしよう」 という話をしてきました。 ただ、これができるのは、体好きの人や、ヨガやピラティスに通っている人くらいだと思うので、今回はもう少し現実的な話。 「体を効率よく柔らかくするための、緩める部位の順番」について解説していきます。 今回ご紹介する順番は、僕が施術でお客さんを緩める時に意識しているポイントであり、自分でリリ