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バブル時代に流行った本を再読してみました。本書は、日本社会を国際的に相対視できる決定本となっています。分野としては、経済学のようですが、社会学のような感じもあります。

こういう本が、一般の日本人に流布する本となって、かつよく売れたのは、良かったなあと思っています。要するに、日本は、西ドイツ(今は、統一ドイツ)の反対のマニュアルになっているということである。日曜日も、選挙カーや不良品回収の車のスピーカーがうるさいし、都心の風致もあまり良くないということである。ただ、風致に投資するんだったら、社会保障に投資すべきだと思いますね。風致って、まだ守られているところもありますもん。公園も家の回りもけっこうあります。公園を散歩もできます。ただ、社会保障だと、費消されておしまい(赤字国債)だが、公園に投資すると、ほぼ永久に使える(黒字国債)というのはありますね。予算(資本)の分配の仕方が、西ドイツと反対になっちゃってるんですよね。本書の論評は、すでにアメブロで、6回やっているので、以下にリンクを張っておきます。

日本の財務省主計局や金融庁や財務省の租税政策のオモテとウラの予算や「資本」の分配の仕方が、西ドイツと正反対なわけです。それは政治的な話だといっても、受け皿が、共産党しかない。日本もそんなに突然変わるわけないじゃないですか、と言っても、脳科学(川島隆太東北大学加齢医学研究所教授)みたいなものが急速に出てきて、急速に、オモテとウラの社会保障制度が、しっかりとした脳科学に裏打ちされた、科学的に正しいものになる必要があるという機運が出てきてもおかしくないわけで・・・。それは、ヨーロッパ(西ドイツ)を超えた、より科学的なマニュアルを持たせてもらう必要がある。風致だけじゃないし、風致なんて、脳科学的にはどうでもいいものなのかもしれない。電信柱の地中化なんていうのも、「風致」の公共投資の一環ではあるんでしょうけど、電信柱のほうが、保守やメンテナンスや新設は速いですよね。風致は、旅行や別荘でカバーできたりもするわけですから・・・。スケートボードのパークなんかも、日本のコンクリートジャングルの風致から出てきてような種目で・・・。日本も将来的には、西ドイツをさらに上回る脳科学というものに裏打ちされた予算配分であり、価値の分配になってくるという予兆本だとは思っている。そうでないとこんな本が出版されるわけはないですよ。必ず、本書で、この大学教授が言ってくれていることは、それ以上の形、たとえば、しっかりとした脳科学に裏打ちされた予算配分や価値の分配で実現されると信じている。行政は、政治の下だと信じている。本書は、覚えてしまうくらいまで、何回も読むべき本である。続編もあるようなので、ぜひ読んでみたい。本書みたいな内容を、財務省と厚労省と国交省と金融庁と国税庁が把握してるだけでも大きい。本書は、経済学に属する分野の大学教授が書いた本なんですけど、どちらかというと社会学に属するような本で、経済学の本じゃないから、答えや処方箋を教えてくれないのね。経済学とは、そういうのを教えてくれる学問だと思う。既存の学部レベルのマクロ経済学やミクロ経済学の本では、こういう問題に答えてくれる本が、枯渇しているのが現状だと思う。
ただ、学者なんかでも、欧米と比較して、「日本は嫌だな」という論調を取る学者って、短命なことが多いですよね。がっちりと日本に残って、考える学者のほうが、研究面でも長生きですよね。
著者の名前は、読むのが難しいが、「暉峻淑子(てるおかいつこ)」である。

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