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私は、学生時代は、理論経済学(近代経済学)を専攻していました(修士課程レベルまで勉強しました)。しかし、noteブログは、文章で書くしかなく、『資本論』みたいな本の分析のほうが、文章量が稼げるので、『資本論』を分析しているというところもあります。加えて、現代経済を分析するのに、『資本論』は、すごく優れているのではないかとも思ったからです。大学の授業でも、マルクス経済学の先生の授業は、あまりわかりやすくありませんでしたので、自分で勉強するしかありません。キーワードによる攻略から、自分なりに分析を展開していくのが良いと思いました。使用したのは以下のマンガで勉強する本です。アマゾンでは、もう、新品は手に入らないようです。資本論や価値論は、中国が好きなので、日本人の経済学部を出た者が、それに文盲だと苦しいと思うのです。勉強を継続する必要があると思いますし、たとえ、近代経済学を専攻していた者でも、そうだと思います。

キーワードを列挙していきます。

・生産率
・商品の価値→使用価値と交換価値
・抽象的人間労働=労働者の労力・人数・時間を総称したもの
・一般的等価物→今だと「貨幣」のこと
・「貨幣の物神製」→いわゆる拝金主義のこと
・「資本」とは→労働者を雇ったり原材料や機械・工場の元手になるもの→儲けるというのは、投下した資本以上の価値を生み出すということ。
・労働者→労働力を売ることが唯一の収入方法。転職も自由。労働力は立派な商品。
・不変資本→機械・工場・原材料などそれ自体から剰余価値を生み出せない価値のこと。
・交換価値=可変資本(労働者の労賃)+不変資本
・資本家の利益となる「剰余価値」を増やせるのは人間の労働力だけだということ。
・拡大再生産→資本家が剰余価値の一部、またはすべてを消費せずに生産規模の拡大にあてること。
・「生産→流通→収益」を「資本の1回転」と呼ぶ。商品が売れるまでに生産費用のほかに流通費用(簿記・保管・運送費)など多額の資本が必要。
・産業資本にとっては、「流通期間」はできるだけ短くして早期に利益を回収したい。→そこで「商業資本」と呼ばれる卸売業者や小売業者が発展。
・「利子生み資本」=資本そのものを商品とし、資金貸し付けなどの利子から利潤を得る資本形態。銀行など。

まんがで読破・資本論・続資本論より

これだけで、工場の勃興期のみならず、現代経済をも、すっきり説明していると思いますよね。現代経済の文章による説明が、資本論の本質だと思っています。私が、消費者や労働者として歩いてきた経験も、きれいに上記のキーワードだけで説明できると思います。これと、簿記とか公認会計士などとの接続があれば、さらに説得力を増すと思いますね。しかし、公認会計士とか税理士では、会社は大きくなりません。あるいは、プログラマーみたいに1人でも成功できる職業もあります。私は、1人でも成功できるプログラマーが好きです。
どの商人や企業も、商行為をする者は、「剰余価値」を求めて、うごめいていることになります。剰余価値とは、粗利(売上-費用)のことを簿記上は指していると解しています。剰余価値を求めるには、商人や企業によっては、人を雇って(「労働者」)、さらなる剰余価値を求めることもあるのでしょう。
価値がある物やサービスを売らないと、継続的に、剰余価値を生み続けることは不可能です。社会的に必要ない商品やサービスは、世の中から無くなって行ってしまいます。
『資本論』で言う「資本」(それどころか近代経済学部も含む経済学部でいう「資本」)は、簿記上では、「資本(純資産)」のことだと解釈しています。上記の定義(労働者を雇ったり原材料や機械・工場の元手になるもの→儲けるというのは、投下した資本以上の価値を生み出すということ。)と合致するからです。
たとえば、具体的に考えると、10校舎くらいある、塾なんかも、利益を出して、その「剰余価値」をさらに1校舎ずつ増やして、「拡大再生産」を狙っているわけです。10年前は80校舎だった塾が、現在は120校舎になっているなんていうのも、「剰余価値」を「拡大再生産」に回した結果という説明が『資本論』のキーワードからはできると思います。

すぐ上にリンクを張った本も読みましたが、なるほどね、という感じではありましたが、マルクス経済学に関する論文が書けるようになる、とか読めるようになるという内容を紹介した本ではないような気がしました。やはり、原書にトライしてみるべきでしょうか。本書を読んで初めて知ったことですが、マルクスが「共有」や「共同体」に言及しているとは意外でした。

上記の原書を入手しましたが、読むのは大変で、読んだら疲れると思いました。マルクスの体系的な解説書が出るのを待つしかないと思いました。新世社から出ているマクロ経済学やミクロ経済学の資本論版を待ってからでないと時間を無駄にするだけの可能性があります。原書をそれでも読むなら、「8割理解の原則」で、超速で、何回も、読んでいく読書法が有効かもしれません。

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