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初めての就活~55歳からの挑戦(9)~早くも挫折か

就活の入り口に立ったのが今年の4月でした。半年経って、こんな気持ちになるとは思いませんでした。

明るくなったと言われて

りんりんでの時間は楽しいです。

学生に戻った気持ちでプログラムを受けて。

月に一度の交流会では、

みんなでゲームをしたりします。

こうりんさん、明るくなりましたよねー、

などと言われてなんか嬉しい。


どっきりピッタリ賞!

ゲームをしている時に、

年齢の話になりました。

どうしても知りたくて、

「わたしって最初は何歳くらいに見えました?」

今はみんな知っているけれど。

すると「30代」「40代」などと言ってくれて、

しかしひとりだけ何も言わなくて。

思わず指名して聞いてしまいました。

すると、

「いや、55と思ってた」

なんと!

生まれて初めて年齢を当てられました。

なんでわかったんですかと食い下がると、

「いや、髪の感じとか」

ですと!

確かにりんりんに来た最初の頃は、

髪を染める余裕がなくて、

結構な白髪頭でした。

日頃から情報収集力と観察力の鋭いKさんです。

半年かけて詰めたに違いない。

大好きなKさんだからいいか。

Kさんのお母さんがわたしくらいの年齢だと思います。


合同面接会に参加しませんか

面接の練習だと思って参加しませんか、とのことで、

参加企業のひとつを選んで応募することに。

ヘルパーさんに頼んで、

一緒に洋服を選びに街へ出かけました。

残念ながら大きなサイズのスカートは、

百貨店にしかなかったのです。

お金かかる、ひー。

半年前のお給料を置いていたのは正解でした。


父のお葬式用に買った靴なんですけど

お店で試着する時のために、

父の葬儀用に買った黒い靴を持って行きました。

でも、やっぱり面接にはパンプスがいいよねー。

スカートをはけない10代の女子が、

スカートにはパンプスがいいと思うオバサンになる。

これが年月というものでしょうか。

ところが、靴をどうしようかと迷い始めたら、

何もかもを迷い始めました。


志望動機がわからなくて

履歴書に志望動機を書こうとして、

どうしたらいいのかわかりません。

選んだ職場のホームページを見て、

思っていた以上にたいへんなお仕事で、

採用されても続かなかったらどうしよう。

こんな後ろ向きな感じで迷っているので、

母に、

「働くのはもうやめとき!」と言われました。

母に反対されてまで働くこともない。

りんりんをやめようと思いました。


古く遠い記憶が

翌朝、りんりんに行こうとして、

ハッとしました。

遙か昔、わたしは、

出版社とか新聞社とかで仕事をしたいと思っていた。

思っていたことをしよう。

りんりんに着いて、

担当のGさんに相談したら、

最初の頃、活字に関わる仕事がいいって、

言ってはりましたよね、と、

思い出してくれました。

忘れていた。

自分でも。

不思議なものです。

でも、もっと、不思議な展開になっていきます。



【シリーズ:初めての就活】でした。

(次は「父に背中を押されて」になります。)




写真は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。迷走するわたしの気持ちに合う色です。色で選んだものの写真としての魅力があって、選んでよかったと思いました。幻想的で素敵な写真をありがとうございます。






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