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清水エスパルス 補強診断〜チーム別補強診断#9〜

こんにちは。
Jリーグも開幕してから数ヶ月が経ち、すでに前半戦が終わり、チーム状況を見直しての目標の再設定が行われています。
そこで、「チーム別補強診断」シリーズでは、2022シーズン開幕に向けた各チームの補強に関して、現時点までの成績などを踏まえ評価を行っていきたいと思います。
その上で、各選手の補強診断を『S』から『D』の5段階で評価をし、最後はチーム全体の総括も行おうと考えています。
これまでのシリーズ同様、上位カテゴリーから、北から行います。
第9回となる今回は、清水エスパルス編です。
なお、すべての情報は6月2日時点となるので、ご了承ください。
また、試合出場などのスタッツは、transfermarktを引用します。

補強動向

改めて、今オフの清水エスパルスの補強動向を振り返っていきましょう。

なお、この表は以前の記事『2022Jリーグチーム別考察#9 ~清水エスパルス編~』に記載されている表になります。
この表に記載されていない移籍情報は以下の通りです。

【IN】
 オ・セフン ←蔚山現代FC(完全)
【OUT】
 千葉寛汰 →FC今治(期限付き)
 加藤拓己 →SC相模原(期限付き)
 
千葉選手は、トップチーム昇格しましたが、すでに期限付き移籍をしているため、今回の分析には含めません。
加藤選手は、大卒ルーキーで加入しましたが、すでに期限付き移籍をしているため、今回の分析には含めません。

試合結果

選手個人個人の試合での出場データなどをみる前に、まずはチームとしてのここまでの成績を見ていきましょう。

J1リーグ

ルヴァンカップ

天皇杯

個人スタッツ

それでは、ここからはオフの移籍市場で加入した選手をポジション順に(GKから)見てきましょう。

①権田修一(←ポルティモネンセSC)

試合スタッツ

・Jリーグ

・ルヴァンカップ

・天皇杯

獲得理由

そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。

 昨季は、ポルティモネンセより期限付き移籍で加入しており、守護神としてチームのJ1残留に大きく貢献しました。本人としては、完全移籍する意向は当初は持っていなかったようで、古巣のFC東京やヴィッセル神戸から関心を寄せられているという報道もありましたが、最終的には清水エスパルスに完全移籍することになりました。
 今季は、チームキャプテンにもなり、名実ともにチームのリーダーとして、清水のJ1上位躍進に大きく貢献することが求められていると考えられるでしょう。

考察

 今季も、昨季に引き続き開幕よりリーグ戦全試合に先発フル出場を果たしています。出場時間自体は非常に評価できるものではありますが、現時点(2022年6月3日)で16試合で24失点となっており、1試合平均で1.5失点を喫している値となっています。
 これは、北海道コンサドーレ札幌、ジュビロ磐田に続きワースト3位の数値となっており、「守備の固いチーム」ということはできないと思います。一方で、清水が勝ち点を獲得できていない主な原因は守備力というよりは攻撃力ですので、チームに貢献はできているとは言えます。

評価

 評価は『B』としました。
 ここまで、リーグ戦全試合に出場しているということはポジティブな要素ですが、多くの失点を喫している点はネガティブな要素です。一方で、チームリーダーとしてプレー面以外での貢献度もあり、及第点と言えるのではないでしょうか。

②山原怜音(←筑波大学)

試合スタッツ

・Jリーグ

・ルヴァンカップ

・天皇杯

獲得理由

そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。

 山原選手は、筑波大学在籍時から大学屈指の左サイドバックとして将来を嘱望されていた選手でかなり早い段階で清水エスパルスへの加入内定が発表されました。体幹が強いことに加え、正確なクロスを武器にしている選手です。
 昨年の清水では、ロティーナ監督が就任(現:ヴィッセル神戸指揮官)認め、セレッソ大阪で共闘していた片山選手を即戦力として獲得し、主力でした。が、今季は開幕より平岡監督が指揮をとっていたため、フラットな状態でのスタメン争いが予想され、持っている実力からも「準主力」として多くの試合に絡むことを期待されていると言えるでしょう。

考察

 リーグ戦の開幕戦で、左サイドハーフとしてスタメン出場を果たすと、第5節のヴィッセル神戸戦まではサイドハーフを中心にメンバー入りしました。その後、第6節の鹿島アントラーズ戦で左サイドバックとしてスタメン出場し、早速1アシストと結果を残すと、その後は第16節まで継続してスタメン出場しており、完全にレギュラーの座を掴んだと言えそうです。
 ルヴァンカップでも5試合、天皇杯でも1試合に出場しており、これまでにルヴァンカップの徳島ヴォルティス戦以外全ての試合に出場していることを踏まえても、期待値以上の活躍と言えそうです。

評価

 

 評価は最高評価の『S』としました。
 左サイドバックのポジションを完全に自分のものとして、かつルヴァンカップなどでもスタメン出場するなど、チームにとって欠かせない戦力となっています。監督交代が起きるため、今後のことはなんとも言えませんが、少なくとも現時点では最高評価の『S』が妥当ではないでしょうか。

③菊池修太(←清水エスパルスU18)

試合スタッツ

・Jリーグ

・ルヴァンカップ

・天皇杯

獲得理由

そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。

 菊池選手は、清水エスパルスのスクールからジュニアユース、ユースと下部組織で育ってきた選手で、生え抜きであると言えます。加えて、U15、U16、U18など各年代の日本代表にも招集された経験もある選手で、この世代では屈指のセンターバックと言えます。
 静岡県静岡市出身の生粋の清水っ子である菊池選手は180cmとセンターバックとしては小柄ではありますが、それでも落ち着いてプレーのできる選手で、まずはルヴァンカップなどで出場機会を積み、徐々にプロの水に慣れながらゆくゆくは清水のディフェンスリーダーとなりうるポテンシャルを秘めている選手です。

考察

 鈴木選手、ヴァウド選手、立田選手などがいるため、現時点でリーグ戦でのメンバー入りは叶っていません。一方で、ルヴァンカップでは6試合のうち3試合にスタメンフル出場しており、高卒一年目の選手としては期待通りの活躍ということはできるでしょう。
 今後もルヴァンカップで…と言いたいところですが、エスパルスはルヴァンカップ敗退が決定してしまっているため、出場機会を積むために成岡選手のように下部カテゴリーに期限付き移籍することも選択肢の一つでしょう。

評価

 評価は『B』としました。
 リーグ戦でメンバー入りは叶っていなくても、ルヴァンカップで出場機会を詰めている現状は、期待値通りで『B』評価が妥当でしょう。加えて、未来に向けての昇格ですので、現時点で「期待はずれ」というのは酷であると考えます。

④岸本武流(←徳島ヴォルティス)

試合スタッツ

・Jリーグ

・ルヴァンカップ

・天皇杯

獲得理由

そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。

 昨季のJ1リーグでJ2降格となってしまった徳島ヴォルティスでは38試合のうち出場停止となった2試合を除く36試合でメンバー入りし(スタメンは35試合)、絶対的な主力となっていましたが、チームがJ2に降格したということもあり、個人残留を果たすこととなりました。
 MF登録の選手ではありますが、徳島時代もほぼ全ての試合で右サイドバックとしての起用であり、清水でもそのような起用が想定されたものであると想像できます、その中で、清水の右サイドバックと言えば、昨季までエウシーニョ選手と原選手が所属していましたが、エウシーニョ選手が退団(徳島へ移籍)となったため、その穴を埋めるという意味での獲得と言えるでしょう。そのため、「準主力」として多くの試合に出場することを期待されていると言えます。

考察

 リーグ戦では、この間の16節に先発するまで先発出場の機会はありませんでした。ルヴァンカップでは第1節より多くの試合で先発出場していることもあり、単純に序列の問題でリーグ戦での出場機会が少ないのであると言えます。
 実際に、リーグ戦だけで見れば、原選手が11試合に先発、片山選手が4試合に先発となっており、現状は3番手となっていると言えるでしょう。少々期待はずれと言えるかもしれません。

評価

 評価は『C』としました
 「準主力」という獲得ですので、リーグ戦での先発1回というのは少々期待はずれとも言えるでしょう。しかし、監督交代が起きるなど、チーム状況が大きく変わるフェーズですので、今後多くの出場機会を掴む可能性もありそうです。

⑤白崎凌兵(←鹿島アントラーズ)

試合スタッツ

・Jリーグ

・ルヴァンカップ

・天皇杯

獲得理由

そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。

 かつては、清水エスパルスで背番号10を背負っていたファンタジスタですが、その後鹿島アントラーズに移籍し、サガン鳥栖への期限付き移籍を経て、今季より清水エスパルスに帰還しました。
 かつては、攻撃的なサイドハーフやトップ下としてのプレーが多かった選手ではありました。今期に向けては、中村選手(→柏レイソル)や金子選手(→ジュビロ磐田)、石毛選手(→ガンバ大阪)と多くの中盤の選手が移籍しており、かれらの後釜としての獲得であると言えるでしょう。

考察

 リーグ戦では、ふくらはぎの負傷により欠場した3試合を除き全ての試合で先発出場を果たしています。攻撃的なポジションでの起用もありますが、メインはセントラルMFとしての出場で、中盤から試合をコントロールしています。
 ここまでに得点こそ1得点のみですが、苦しいチームの事情の中で、加入後即戦力として大きな活躍を見せていると言えます。

評価

 評価は『A』としました。
 かつて、清水に所属していた際には燻銀の活躍をみせていましたので、これだけのプレーができるということはわかってはいましたが、鹿島でなかなか試合に絡めていなかったことなどを踏まえると、期待値以上と言えるのではないでしょうか。

⑥成岡輝瑠(←SC相模原)

試合スタッツ

・Jリーグ

・ルヴァンカップ

・天皇杯

獲得理由

そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。

 清水エスパルスの至宝とも言われる中盤の選手で、ボール奪取などというよりは、ボールを捌いて攻撃にリズムを生み出すことに特徴を持つ選手で、昨季後半戦はJ2のSC相模原に期限付き移籍をし、SC相模原では17試合に出場し、多くの出場機会を掴みました
 今季より、所属元の清水エスパルスに復帰し、J2で通用することは折り紙付きですので、その上でJ1でどの程度できるかという「挑戦の年」と言えるでしょう。まずは、リーグ戦で安定してメンバー入りするということが一つの指標と言えるのではないでしょうか。

考察

 リーグ戦でのメンバー入りはありません。ルヴァンカップでも6試合のうち3試合にのみ出場しており、なかなか出場機会をつかめていないのが現状です。
 前監督の平岡監督の元、なかなか序列が低く、宮本選手や白崎選手らとのポジション争いに絡めていませんでした。が、先日行われた天皇杯では、控え組で臨んだ一戦とは言え、中盤でフル出場し、チームの大勝に貢献しました。監督交代が行われるので、今後は序列が上がることも考えられる選手です。

評価

 評価は『C』としました。
 ルヴァンカップでの出場機会は掴んでいますが、先発出場は2試合のみとなかなか苦戦しており、J1の舞台で結果を残すことはできていません。しかし、天皇杯では出場しており、監督交代もあるので、序列が今後大きく上昇する可能性もあるでしょう。

⑦川谷凪(←静岡学園高校)

試合スタッツ

・Jリーグ

・ルヴァンカップ

・天皇杯

獲得理由

そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。

 高校サッカーで躍進した強豪、静岡学園高校で左サイドの古川選手(ジュビロ磐田)と共に、右サイドの川谷選手も躍動しました。スピードが特徴の選手ですが、確かなテクニックも持ち合わせている選手で、静岡学園高校の先輩、松村優太選手(鹿島アントラーズ)のような選手です。
 一年目からレギュラーということではなく、カップ戦などを中心に出場機会を掴み、場合によっては期限付き移籍などをした上で、五年後くらいに主力となることを期待されているでしょう。

考察

 ここまでに、リーグ戦でのメンバー入りはありませんし、ルヴァンカップなどでも先発出場の試合はありません。しかしながら、ルヴァンカップ1試合、天皇杯1試合で途中出場しており、プロの試合に絡んできています

評価

 評価は『B』としました。
 リーグ戦でのメンバー入りはありませんが、カップ戦を中心に出場を掴んでおり、ここまでは期待通りと言えそうです。

⑧神谷優太(←柏レイソル)

試合スタッツ

・Jリーグ

・ルヴァンカップ

・天皇杯

獲得理由

そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。

 青森山田高校出身で、湘南ベルマーレや柏レイソルなどで活躍してきた神谷選手ですが、今季より清水エスパルスに加入しました。
 攻撃的なポジションであれば、どのポジションをハイレベルにこなすことのできるユーティリティー性に富んだ選手で、スピードがあるわけではありませんが、テクニックで、ボールを保持し得点機会を生み出すことのできる選手です。
 今オフの清水エスパルスを見ると、中村選手、石毛選手、金子選手らが退団しており、西澤選手など既存の選手もいましたが、層を厚くするという面や、これまでにチームにいないタイプの選手であることなどを踏まえ、「準主力」としての獲得と言えるのではないでしょうか。

考察

 リーグ戦では、2試合を除き14試合に出場。ポジションもサイドハーフから最前線での出場機会もあり、攻撃的なポジションで自信のユーティリティー性という持ち味を存分に発揮しています。
 ルヴァンカップでも6試合に出場、3節から6節までは4試合連続でスタメン出場を果たすなど、期待された役割は全うできていると言えるでしょう。第7節を最後にリーグ戦でのスタメン機会がなく、序列の多少の低下が感じられますが、それでも、「準主力」としては十分に合格点と言える成績です。

評価

 評価は『B』としました。
 柏レイソルより加入した今季は、ある程度の結果を出していると言え、期待値通りの活躍と言えるでしょう。得点1、アシスト1となかなかゴールに絡めていないので、目に見える結果を伸ばしていきたいところではあります。

⑨栗原イブラヒムジュニア(←鈴鹿ポイントゲッターズ)

試合スタッツ

・Jリーグ

・ルヴァンカップ

・天皇杯

獲得理由

そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。

 JFLでとても話題性のあるチームの一つである鈴鹿ポイントゲッターズに期限付き移籍をし、鈴鹿では、1試合に出場しました。なかなか出場機会をつかめずに、清水に復帰という形でしたので、試合に絡むことを期待されているというよりは、チームで活躍できるための準備という形ではないでしょうか。

考察

 J1の開幕戦でベンチ入りすると、第2節のジュビロ磐田戦、第5節のヴィッセル神戸戦で途中出場からJ1の試合にも絡みました。ルヴァンカップでも2試合、天皇杯でも1試合に出場しており、これまでに公式戦5試合に出場しています。
 が、途中出場でしかなく、先発出場の機会はありません。ルヴァンカップの徳島戦では得点も決めており、覚醒の兆しを見せているとも言えそうです。

評価

 評価は『A』としました
 JFLですらなかなか出場機会がなかった中での復帰でしたので、正直ここまで試合に絡むようになることが期待されていたかといえばそうではなかったと思います。しっかりと、チームの戦力に入っており、期待値以上とも言えそうです。

⑩高橋大悟(←ギラヴァンツ北九州)

試合スタッツ

・Jリーグ

・ルヴァンカップ

・天皇杯

獲得理由

そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。

 神村学園高校から清水エスパルスに加入しましたが、なかなか出場機会を得ることができなかったため、2019年の夏にギラヴァンツ北九州に移籍すると、2021シーズンまで北九州で2年半プレーし、 98試合で26ゴール13アシストを記録し、攻撃の軸として大きく成長しました。
 J3やJ2で屈指の攻撃的な選手にまで大成しました。今季は、先述したように石毛選手や金子選手など多くの選手が移籍しているので、準主力として虎視眈々と主力の座を狙っていきたいところです。

考察

 リーグ戦では開幕から継続して試合に出場し、ルヴァンカップでは先発出場が多いなど、準主力として十分な成績を残していました。しかし、4月24日の練習試合の松本山雅FC戦で右踵部骨膜損傷の負傷を負っており、現在は負傷離脱中です。

評価

 評価は『B』としました。
 開幕当初から継続して出場機会を得たということは期待通りで、リーグ戦での得点を挙げたことはポジティブなことですが、負傷により負傷離脱をしてしまっているということを踏まえ、『B』評価としました。

⑪オ・セフン(←蔚山現代FC)

試合スタッツ

・Jリーグ

・ルヴァンカップ

・天皇杯

獲得理由

そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。

 蔚山現代で若手ながら多くの出場機会を掴んでいた大型FWで、韓国の年代別代表にも継続的に選出されており、6月現在もウズベキスタンで行われているU23アジアカップにも出場しています。
 チアゴ・サンタナ選手と同様に空中戦に強みを発揮する選手で、若いということも踏まえ、すぐに「エース候補」と言えないにしても、未来のエースとしての活躍を期待されての獲得と言えるでしょう

考察

 第7節の浦和戦で、途中出場でJリーグデビューを果たすと、続く、第8節、第9節には先発出場。その後は、先発出場の機会はありませんが、リーグ戦全試合で出場しており、苦しむチームの中で、空中戦でのパワープレーに移行する際などには、非常に大きな戦力となっています。

評価

 評価は『B』としました。
 先発出場の機会自体は少ないですが、途中出場で試合に絡んでおり、若いということもあり、将来的なポテンシャルを考えると『B』評価が妥当でしょう。

全体評価

それでは、全選手の評価を振り返っていきましょう。

権田修一 B
山原怜音 S
菊池修太 B
岸本武流 C
白崎凌兵 A
成岡輝瑠 C
川谷凪 B
神谷優太 B
栗原イブラヒムジュニア A
高橋大悟 B
オ・セフン B

以上のことを踏まえた総合評価は以下のとおりです。

全体評価は「B」としました。
 多くの選手が期待通りの活躍をしている印象です。その上で、山原選手や栗原選手のようなポジティブな選手もいる一方、なかなか試合に絡めていない選手もいます。
 あっ、ちなみに記事編集時点(6月4日)で正式な監督が未定ですので、大熊清GMの写真にしました。

最後に

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