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境界線を越えてこそ、新たな出会いが 倭姫命版ヒーローズジャーニー⑤ ことの葉綴り九七〇
大安に満の吉日 970回!
おはようございます。秋晴れの朝ですね。
十月二十六日(水)の暦は、六曜は、大安吉日です。万事によい大吉日。婚礼にもいいし、旅行。引っ越し、建築、新たなことなど、すべて一日中吉とされます。
十二直も、すべてが満たされる「満」。祭祀、お参り、婚礼などお祝いごと、引越し、旅行、種まきと、こちらもすべて吉。ただし控えめにするのがいいとされます。二十八宿は「箕」で、建築や改築、リフォームなどの工事。ものの仕入れや買い物、集金に吉。そしてご神事やお参りによい「神吉日」です。
冷えて寒いですが、気持ちよい朝ですね。
今日も一日、皆さん、お元気でお過ごしください。
「ことの葉綴り」970回を迎えました。
神さまのことばかりを綴っている「ことの葉綴り」を、いつも、本当に、皆さま、ありがとうございます! 一度でも訪れてくださった方に、心から感謝をし、ご多幸でありますようにと祈ります。
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倭姫命版ヒーローズジャーニー⑤
さて、四十年近くに及ぶ各地をご巡幸の旅路の果てに、天照大御神さまを伊勢の神宮にお祀りされて、神宮の礎を築かれた倭姫命さま。
このご巡幸記を、神話の法則「ヒーローズジャーニー」の視点で読み解いています。
神話の法則の「ヒーローズジャーニー」の流れでみると……。
① 分離 旅立ち
1 天命を知る……日常の世界から、冒険への誘い
2 旅のはじまり
3 境界線……旅立ちを決意する主人公 今までの世界と新たな世界との境界で初めての試練に出会い、覚悟する。
会い、覚悟する。
4 守護者(メンター)や、賢者、仲間との出会い
↓
前回は、旅を始められて、天照大御神さまが夢枕に立たれ、「私が進んでいるこの道でいいのだろうか?」と、倭姫命さまは、ご神意をうかがうために、願掛け(誓約)をされたことをご紹介しました。
その結果、その後、ご巡幸を共にする童、大宇祢奈と「出会われた」のです。
倭姫命さまは、天照大御神さまにお願いをして、童、大宇祢奈を「大物忌」という、神さまにお仕えする役職とされ、「天の岩戸」の鍵も預け、御鏡と、御剣のご神宝を護ることを命じられました。
そして、神祭り、祈り、祭祀の基本となるこころ、「汚いこころをなくし、良きこころで、清く潔斎しと(明浄正直)」を伝えます。
詳しくはこちらをご覧ください。
また大宇祢奈の弟も共にお仕えすることになりました。
仲間がまた増えましたね。
ご巡幸の旅が進むにつれて、この先、さらなる助っ人となる仲間も登場します!
例えは、おかしいかもしれませんが、イメージするなら、ゲームが進みアイテムが増えていく感じでしょうか?(苦笑)(例えがおかしいかな?)
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旅先「境界線」を超えての嬉しい出会い
倭姫命さまのご巡幸は続きます。
伊賀国「市守宮」で二年間。
現在の三重県名張市の「蛭子神社」「宇流冨志禰神社」さんが、比定地とされます。
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次に、伊賀国「穴穂宮」で、四年間、天照大御神さまをお祀りされます。
三重県伊賀市上神戸「神戸神社」さんが比定地です。
![](https://assets.st-note.com/img/1666745484940-doTOw5ImHg.jpg?width=800)
このとき、伊賀の国造……地域の首長というか長官を務める豪族が、やってきます。
そして、この地域の入り口にある、素晴らしいお米の取れる田と、農具をつくるための葛や藤、さらに、木津川の鮎の漁ができる川の淵や、簗をさしてある川の瀬を献上しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1666745498589-6HXMNSvCQR.jpg?width=800)
ここで献上されたところは、すべて、天照大御神さまの朝と夕にご神饌として、お供えされるためのものでした。
倭姫命さまのご巡幸では、こうして、旅が進むにつれて、その未知の土地、土地での、新たな「出会い」が待ち受けています。
初めて訪れる地域(国)には、それぞれの文化もあり、特産品もそれぞれありますよね。
訪れた地域で、迎え入れられると、その地域の中でも、条件のよい田や、地域の特産品を、こうして献上されていきます。
ちょっと、イメージ浮かびませんか?
献上された川で獲れる鮎をご覧になり、初めて口にする鮎の味……その地域の田で、稲穂を育て、各地の人々と交流していく……のです。
ご巡幸は、初めて訪れる未知の「境界線」を超えていくことの連続です。
でもそこでの、「出会い」が、旅を豊かに彩っている気がします。
私達の人生も、勇気を出して境界線を越えてこそ、新たな出会いが待ち受けている……同じですよね。
あっ長くなりました。
次回、また「境界線」を超えて、初めてから、滞在するうちに、交流があってということを紹介したいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1666745403974-SDPvD8sEnb.jpg?width=800)
―次回へ。
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