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満をじし熊曾を討つ!倭建命 其の六 神話は今も生きている ことの葉綴り五二九

朝、いちばん何をされますか?

おはようございます。酷暑が続いていますが、皆さん、夏バテされていませんか?
私は、明け方に一度目が覚めると、窓をあけて新鮮な空気を取り入れています。と、そこからまた少し眠りますが(^^)。朝は8時か9時までの気温30度を超えるまでは、クーラーではなくファンの風で過ごしています。そのあとは酷暑なので、冷房は必要ですもんね。
窓を開けていると、小鳥の囀りが聞こえてくるのも、嬉しいです。
そして、モーニングノートを綴っています。
皆さんは、朝、どんな風にされていますか?(^^)

と、八月十一日は、六曜は、勝負なしの「仏滅」。十二直は、物事を危惧する「危(あやぶ)控えめがいいそう。二十八宿の「(へき)」は、開店開業、婚礼、建築、衣類の仕立てに吉。ハンドメイドで何かつくるのいいかもですね。と、埋葬に吉。そして、ご神事や、神社やお寺の参拝にいい「神吉日」。お墓参りもいいです。お墓がお近くならお盆も近いしいいですね。

今日も、皆さんの一日が、平穏で笑顔いっぱいでありますように!!

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<ことの葉綴り>ご案内

この「ことの葉綴り」全体の神話の物語のご紹介です。
神話は、「神さまも“失敗して成長した”」「“神話は今も生きている”」と、日本の魅力的な神様の物語編。
約、二千年前、伊勢の神宮ができるまでの「元伊勢」編。
ときおり綴る「エッセイ」編。
それぞれに「マガジン」で分けています。
下記のトップページから、スクロールしていただくと、物語別、神様べつに「マガジン」が選べるようになっております。
神さまの名前や、ご興味あるものを読んでいただけると幸いです。

最新のマガジンは、天照大御神さまが伊勢の神宮にお鎮まりになられるまでの「元伊勢」物語 神話13~17です。

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満を持して、熊曾(くまそ)を討つ

第十二代、景行天皇(けいこうてんのう)の太子(ひつぎのみこ)の小碓命(をうすのみこと)は、宮廷に背く九州の熊曾建(くまそたける)兄弟の征伐を命じられます。

これを成し遂げれば、父も私を受け入れてくださるだろう

十五歳の小碓命(をうすのみこと)は、“その時”を待ち、伯母で、伊勢の神宮の斎宮(いつきのみや)の倭姫命(やまとひめのみこと)さまよりもらいうけた装束を身にまとい女装をし、短剣を胸に忍ばせて、敵方の熊曾建(くまそたける)兄弟新築落成祝いの宴に忍び込みました。

小碓命(をうすのみこと)の”可憐な美しさ”が、熊曾建(くまそたける)兄弟の目にとまり、兄弟の間に座りこみ、お酒のお酌をしながら、“その時”をじっと、待っていました。

夜も更けて、酒宴が最高潮に達したと思ったそのとき、小碓命は、装束の懐に忍ばせた短剣を静かに出すと、すぐ隣にいた、兄の熊曾(くまそ)の着物の襟を左手で、ぐいとつかむと、短剣をその胸にと突き刺したのです。

あまりにも一瞬のことでした。

そして、小碓命(をうすのみこと)は、兄の熊曾(くまそ)の胸を貫いた短剣を引き抜きます。

ううっ

熊曾(くまそ)は、声もだせぬまま倒れこみます。

すぐそばで見ていた弟の建(たける)は、あまりのことに恐れおののき、慌てて逃げだします

小碓命(をうすのみこと)は、逃げ出した弟の建(たける)の背中を追いかけて走り出しました

さぁ、どうなるでしょう?

このとき、弟の建(たける)は、「見畏みて逃げ出でき」とあります。
この神話には、何度も出てきた「見畏み」(みかしこみ)

この「畏む」という意味も、この後の物語に関係している気がします。

続きをお待ちくださいね。いつも、ありがとうございます。感謝!

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―次回へ
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