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恋と舞と音楽と 雄略天皇十四 神話は今も生きている ことの葉綴り八〇八

気象病にご注意を!

おはようございます。お天気や気温が変化しやすいですね。
皆さん、気象病で起こる頭痛とかだるさ、大丈夫ですか?
五月十七日(火)の暦は、六曜は「友引」で、朝と夕方が吉。何事も勝ち負けのない日。十二直は「のぞく」で、何かしらの障害を取り除く日。病院へのかかりはじめ。薬の飲み始めもよし! 掃除でほこりや汚れをのぞくのもいい日です。
二十八宿は「しつ」で、祭祀、お参り、御祈願はじめ、婚礼、お祝い事にいい日。そしてご神事、お参り、ご供養にいい「神吉日」です。
今日も皆さん、お元気でお過ごしくださいね。
さて、久しぶりに神話の物語に……と、思いつつ、気持ちがまだ、倭姫命さまに向いてます(笑)。
また、巡礼の続きのお参りにいきたいです!!


神話の物語、ふりかえり

『古事記』の神話の物語。下の巻


第二十一代、雄略ゆうりゃく天皇さまの物語。
前回は、もう三週間ほど前に綴ったきりでしたので、少し、振り返ります(苦笑)。ペコリ。

雄略ゆうりゃく天皇さまは、聖帝と呼ばれた、第十六代、仁徳天皇のお孫さんにあたります。
ちなみに、仁徳天皇さまの父は、八幡大神で知られる、応神おうじん天皇さまです。

仁徳天皇さまの皇子の御世になり、第十七代、履中りちゅう天皇、第十八代、反正天皇、第十九代、允恭いんぎょう天皇と、初めて兄弟間での継承が行われていきます。

そして、允恭天皇の皇子から、第二十代、安康天皇、第二十一代、雄略天皇と、兄から弟へと皇位が継承されますが、そこにいきつくまでに、兄と妹の許されぬ愛、謀反に策略、裏切り、復讐が復讐を生んだ悲劇の連鎖……怒涛の展開が繰り広げられていき、動乱の中、従兄弟を殺めて生き残り天皇となられたのが、大長谷谷王おおはつせのみここと、雄略天皇さまでした。

<第二十一代雄略ゆうりゃく天皇さまがご即位されるまでの波乱の物語はこちら>


雄略天皇さまのご即位後は、世の中も安定したようで、神話は、動乱から一転して恋の物語が続くのです。それって、“平和”ってことですよね~。

天皇と皇后若日下部王わかくさかべのみこさまとの間には、御子はいらっしゃいませんでした。
また豪族、都夫良意富美つぶらおおみの娘韓比賣からひめとの間に、白髪命しらがのみことと、若帯比賣命わかたらしめのみことさまの皇子をもうけられました。
また赤猪子あかいこという名の、神に仕える少女に「宮中へ迎えにくる」と仰ったまま、それを忘れさられてしまったこともありました。


吉野川のほとりで 恋と舞と音楽と

雄略天皇さまは、あるとき、吉野の宮におでかけになりました。
吉野の地を流れる清流、吉野川のほとりに一人の童女をとめがおりました。
この乙女は、とても姿形が見目美麗うるわしく、一目見て心を奪われます。

そして、すぐに吉野の宮でこの乙女と結ばれます。そして長谷の宮殿へとお戻りになりました。

けれど、その乙女のことが忘れられません。

天皇さまは、再び、吉野へと幸行されました。この乙女に会いたかったのです。

吉野につくと、吉野川のほとりで乙女と出会ったところに、足を組んで座る台「呉床あぐら」を準備させました。
そして、この乙女を呼び出して、ご自身は、この呉床あぐらに腰を掛けると、琴を弾き始められました。
その琴の音に合わせて、乙女には舞を舞わせます。

乙女は、天皇さまの奏でる琴の音に合わせて、しなやかに優雅に、軽やかに美しく舞い続けます。

なんと、のどかで、優美なひとときなのでしょう(笑)

自分の演奏する琴で、見目麗しく舞う愛しい乙女

メッチャ楽しいデートをされている感じですね(笑)


―次回へ。



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