見出し画像

母、竹・石・塩で…応神天皇さま三三 神話は今も生きている ことの葉綴り六五七

浅草の羽子板市+一粒万倍日

おはようございます。師走も半月が過ぎて週末になりましたね。
皆さんも、きっとお忙しくお過ごしかと思います。そして今日も「ことの葉綴り」に“お越し”いただき、本当にありがとうございます!!
残り半月、寒くなりますが、お互い元気でいましょうね。
十二月十七日(金)から三日間、東京・浅草の歳の瀬の風物詩、浅草寺さんの、「羽子板市」です。
江戸時代、羽子板は「羽を返す」から、邪気をはね返すとされて、邪気除け、魔除け・厄払いにと、女児の初正月に贈る習わしになったそうですよ。
さて暦は、六曜は、昼前後の正午が吉の「赤口しゃっこう」。
十二直は、すべてを閉じ込める日「とづ」。支払いで金銭を納めるのは吉。二十八宿の「こう」は、種まき、結納、婚礼、品物の購入、裁縫に吉。年末年始に必要なもののお買い物いいですね。そして、「一粒万倍日いちりゅうまんばいび」! 一粒の種をまけば、万倍の稲穂になるという吉祥日。何か新しいことをスタートするのにも最適。ただしお金を借りるのは凶。
さらに「神吉日」で、ご神事、祭祀、お参り、墓参、供養にいい日。
年末年始のお買い物、そしてお金を納めるのにいいですね。
明日からの師走の後半も、吉日が多いようですよ。

さて、神話の挿話の物語「秋山の下氷壮夫したびをとこと春山の霞壮夫かすみをとこ」兄弟の続きに入ります。

画像3

<これまでの「秋山の下氷壮夫と春山の霞壮夫」兄弟>

遥か昔のことです。(応神おうじん天皇さまの御代よりも昔、昔のことと、あります)
秋山の下氷壮夫したびをとこと、春山の霞壮夫かすみをとこという兄弟がおりました。
美しい伊豆志袁登賣神いずしをとめのかみを巡り、八十神をはじめ、兄の秋山の下氷壮夫したびをとこも誰一人、心を開くことができませんでした。
それでも弟の春山の霞壮夫かすみをとこが、母のアドバイスを受けて求婚に向かいます。
絶対お前もダメだ。もし妻にしたら、祝いの品をやろう」と、兄と賭けの約束をしていました。
けれど、予想をひるがえり、弟の春山の霞壮夫かすみをとこ伊豆志袁登賣神いずしをとめのかみ結ばれ妻に娶ります。

画像2


激怒した母、竹と石と塩で……

そのことに嫉妬し妬んだ兄は、祝いの約束を反故にして怒り狂ったのです。
兄は、“うれづく”の物を償はざりき(兄は、祝いの約束のものを贈ってくれなかった)」と、からその兄の様子を知った、兄弟のは、「神さまの行いに見習うべきを、それは現世の人間の悪いところを真似するなどもってのほかじゃ」と、激昂したのでした。

母は、すぐさま|伊豆志河《いずしかわ》(兵庫県の出石川)へいき、その河の中州に生えている一節ひとよの長さの竹を取ってきました。
そして、この竹で、荒い網目の竹かごを作りました。
次に、この川の石を取ってきて、塩と石を混ぜ合わせていきます。
混ぜあわせた石を、この竹の葉で包みました。

その後、母は、何をしたと思いますか?

けっこう、驚きですよ~(^^)

書き始めると長くなりそうなので(苦笑)
続きはまた次回に!

画像1


―次回へ
#みんなでつくるアルバム
#私の作品紹介

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?