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天照大御神さまに奉った霊水「栄水の井」元伊勢四一 ことの葉綴り三六七

遠山の金さんの日

おはようございます。三月二日って、時代劇のヒーローの「遠山の金さん」こと遠山金四郎景元さんが、江戸時代の天保11年(1840年)に北町奉行を拝命したことにちなんで、「遠山の金さんの日」なんですって。
若いころ、遊び人だったため入れ墨があったという説があるそうな。
時代劇ではこれまで、中村梅之助さん、市川段四郎さん、橋幸夫さん、杉良太郎さん、高橋英樹さん、松方弘樹さん、松平健さんと7人の俳優さんが、金さんを演じて全804話も放送されました。
この桜吹雪、覚えがねえとは言わせねえぜ!」の決めセリフ!
懐かしいですね(笑)

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※これまでの1~343回までの、神代~13の神話の物語のまとめはこちらです。お好きな神様の物語をご覧になってください。


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「中嶋宮」は、元祖、清酒醸造の「酒見神社」

さて、今日も倭姫命さまの物語に入ります。
天照大御神さまの御杖代(みつえしろ)として、
大和を旅立ち二十二年目に、尾張国「中嶋宮」にお遷りになります。

この地を治めるのが、母方のご先祖でもある、第九代開花天皇のん皇子、日子坐王(ひこいますみこ)の子孫つながりの、神大根王(かむおほねのみこ)さまでした。

神大根王(かむおほねのみこ)さまは、大歓迎で倭姫命さまご一行をおもてなしをして、船を三隻献上されます。

この「中嶋宮」と比定されているのは、愛知県一宮市の「酒見神社」さん。
ご祭神は、天照大御神さま、倭姫命さま
そして、名前のごとくお酒の醸造に関係する神社で、
酒彌豆男神(さかみつのおのかみ)・酒彌豆女神(さかみつめのかみ)さまがお祀りされています。

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大神様に奉った霊水「栄水の井」は今も!

境内の倭姫社からは、伊勢の神宮を遠くに拝むことができる「皇大神宮遥拝所」もあります。
また、清酒を作るときに使われていた酒槽石(さかふねいし)も
こちらは倭姫命さまより後世になりますが、第五十五代の文徳天皇の御代に、伊勢の神宮より遣わされた酒造師が、翌年、伊勢の神宮にお供えするお酒の「黒酒(くろき)」「白酒(しろき)」を造り献上したのが、清酒の醸造の最初となったとか。
またこのときに神宮に納めた大酒の甕があるそう。

酒見神社」は、清酒醸造の元祖の神社との言い伝えがあるのです。
境内には「栄水の井(さかみのい)」と呼ばれる浄水が今もなお流れています。
この地で、神酒を醸造し、大神さまに奉っていたそうです。

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この浄水を口にし、身を浄めると、邪念が祓われて、厄除招福、無病息災、延命長寿、家内安全。商売繁盛にと、霊験あらたかな霊水として、知られている。

その霊水が流れるお宮は、今もなお、地元の方々にとても大切守られているようです。

お参りして、「栄水の井(さかみのい)」も頂戴したいですね。
元伊勢を巡る旅、「絶対行きたい、お参りしたいお宮」が、日に日に増えていっています。

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―次回へ

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