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倭姫命さま「二見ヶ浦」へ 元伊勢九二 神話は今も生きていることの葉綴り四二一

一粒万倍日+神吉日+昴の日曜日

こんにちは。一粒万倍日+神吉日+昴のお参り日和の日曜日
皆さん、いかがお過ごしですか?
神社やお寺さんへのお参りにいい吉日ですよ。
私は、おうちで過ごす日曜日。離れて暮らす実家の母や、叔母とお電話で会話を楽しんで、この「ことの葉綴り」のひとときを。
あとは、5月半ば以降、映画館へ行くために、『るろうに剣心』のこれまでの作品を“復習”して楽しむお休みにしようと思います(^^)

そして、倭姫命さまが、天照大御神さまを伊勢の神宮にお祀りされるまでの元伊勢の物語に入ります。

※これまでの神代~14の神話の物語(1~367回まで)のまとめはこちらです。お好きな神様の物語をご覧になってください。新たに「元伊勢 倭姫命さま 前編」の物語もマガジンに「まとめ」ました。


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倭姫命さまの清水「辰の井」は今も


倭姫命さまは、宇治の五十鈴川の川上に、天照大御神さまが永久(とこしへ)にお鎮まりになるにふさわしい宮処の候補地があることを、重臣の大若子命(おほわくごのみこと)から報告をうけます。
そして御船にのり、宮川を下り伊勢湾へと入りました。
そこで、宮川と五十鈴川の間の三角州で、鷲取りの翁と出会います。
鷲取りの翁から、冷えた美味しい清水と、その清水で調理したご馳走をふるまわれた倭姫命さまは、たいそうお喜びになられ、そこに、「水饗(みあえ)神社」をお定めになり、鷲取りの翁と出会ったその浜を「鷲取り小浜(おはま)」とお名づけになられました。

この清らかな水が湧き出る井戸は、伊勢市内の「御食(みけ)神社」さんの「辰の井」とされて、今も、地元の方々は、この清水で、お家を浄め、台所にお供えされているといいます!!!

さて、倭姫命さまの旅の続きをみてみましょう。

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神話の物語に「二見ヶ浦」 登場!!!

然(しか)して、二見の浜に御船(みふめ)に坐(め)して、時に大若子(おほわくご)の命に、「国の名は何そ。」と問ひ給ふ。
白(まを)さく、「速両(はやふたたび)二見(ふたみ)の国。」と白しき。
尓(そ)の時、其の浜に御船を留(さしよ)せ給ひて坐(おは)しますとき、佐見都日女(さみつひめ)参(まゐ)り相ひき。
「汝(いまし)が国の名は何そ。」と問ひ給ひき。

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佐見都日女(さみつひめ)との出会い

そのあと、倭姫命さまは、二見の浜で御船にお乗りになられました。
このとき、大若子命(おほわくごのみこと)に、「この国の名はなんというのですか?」とお尋ねになりました。
大若子命(おほわくごのみこと)は、「はい。すでに、二度もご覧になる二見という国でございます」とお答えになりました。
そして、この二見の浜に御船をお着けになっているときに、佐見都日女(さみつひめ=佐見都姫)が、参上し、倭姫命さまにお会いになられました。
倭姫命さまは、佐見都日女(さみつひめ)に「あなたの国の名はなんというのですか?」と、お尋ねになりました……。
ところが……。
倭姫命さまは、しばしお待ちになられますが……

佐見都日女(さみつひめ=佐見都姫)から、返事がありませんでした……

え? なぜ? で、どうなるの?
なぜだと思われます? 1)無視? 2)敵対? 3)聞こえなかった?

………答えは……また……次回へ(^^)

そして、今日登場した二見、「二見の浜」こそ、今の夫婦岩で有名な「二見ヶ浦」のあたりといわれます!!
あ~また早く、夫婦岩の二見ヶ浦から伊勢の神宮へとお参りしたいです!!

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―次回へ
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