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「循環する」光と愛 祈りと祭りで御神威は増す!元伊勢四三 ことの葉綴り三六九

三六九、みろく、弥勒さま~

こんばんは、今日はお仕事が一区切りした夕方から「ことの葉綴り」のひとときです。ちょうど日暮れどき。
一日の中で、noteに向かう時間をもつようになり一年。
今回で、369回って、みろく、って弥勒菩薩さまのことが浮かんで、なんだか縁起いい回と、一人ほくそ笑む夕刻(笑)

※これまでの1~343回までの、神代~13の神話の物語のまとめはこちらです。お好きな神様の物語をご覧になってください。


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桑名野代宮(くわなのしろのみや)

さて、今日も神話の物語を綴ります。
皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)さまが、皇祖神の天照大御神さまを、伊勢の神宮にお祀りされるまでの「元伊勢」の物語

倭姫命(やまとひめのみこと)さまご一行さまは、
大和国の御室嶺上宮(みむろのみねのかみのみや)から各地をご巡幸されてゆきます。
大和国の宇多秋宮(うたのあきのみや)と、佐佐波多宮(ささはたのみや)で四年。
伊賀国の市守宮(いちもりのみや)で、二年、
伊賀国の穴穂宮(あなほのみや)で四年、
伊賀国の敢都美恵宮(あへつみえのみやで二年、
淡海(おうみ)国の甲可日雲宮(こうがのひくものみや)で四年、
淡海(おうみ)国の坂田宮(さかたのみや)で、二年、
美濃国の伊久良河宮(いくらかわのみや)で四年、
尾張国の中嶋宮で、川や海を渡るための御船を整えられて、
伊勢国の桑名野代宮(くわなのしろのみや)へと、お遷りになられました。

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桑名野代宮(くわなのしろのみや)といわれているのは、
三重県桑名市多度町にご鎮座する「野志里(のじり)神社」さん。


尾張の「中嶋宮」であろうとされる、愛知県一宮市の「酒見神社」さんから、「桑名野代宮(くわなのしろのみや)」とされる桑名の「野志里神社」さんまでは、(恒例の)現在の地図でみると、約30㎞。今は道路がありますからね。
倭姫命さまご一行は、昔は、この地域まで海の入り江に近く、御船で、木曽川を南下して、肘江川(ひじえがわ)へと入っていったようです。

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楠の大樹のご神木

野志里神社」さんのご祭神は、天照大御神さまを主祭神に、ほかにも
建御雷之男神(たけみかずちのおのかみ)さま、天兒屋根命(あめのこやねのみこと)さま、経津主神(ふつぬしのかみ)さまはじめ多くの神様がお祀りされています。本殿は、伊勢の神宮と同じ神明造り。

伊勢神宮御旧跡野代の宮」の石碑と、そのすぐそばには、幹の周りが約6m、20m以上の楠のご神木がお社を見守っているそう。。

平安時代には、「延喜式神名帳(えんぎしきしんめいちょう)」という、当時、神祇官(じんぎかん)という国のお宮の一覧が掲載されたものです。そこに名前がのっていた歴史のある神社ですが、現在は、神職さんは常駐はしておらず、同じ多度町の「多度大社」さまの兼務社だそうです。

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「北伊勢大神宮」の「多度大社」さま。

「多度大社」さまも素晴らしい神社ですよね。大好きです!!
またご紹介したいです。

ちなみに、「多度大社」さまのご祭神は、「天津彦根命(あまつひこねのみこと)」さま。
天照大御神さまの五柱御子神さまの一柱の御子神さまで、そのご縁から「北伊勢大神宮」とされています。下記も参照くださいね。


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祈りと祭りで御神威が増す!

そして、今回、ご紹介した「桑名野代宮」さまのように、ひっそりと静かにご鎮座する聖域が、実は歴史と由緒あるお宮だったりします。

日本の神さまは、私たちが祈りお祀りすることで、そのご神威が増して輝かれ、そのお力や光を、私たちに授けてくださる。
そして、またいただいた恵みに感謝して「神恩感謝」して、お祭りをして神様に喜んでいただいて、私たちも祭りを楽しんで、すると神さまはまたお喜びになられて、私たちに光と愛を授けてくださる……と、光と喜びは共に「循環」していく“間柄”なのです(笑)

そんな、実は歴史と由緒ある神様が、全国にはいっぱいいっぱい、あることを、忘れずにいたいなっ、て、思いました。そしてお参りしたいって。
いつも、ありがとうございます

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