応神天皇さまの御代の物語―完ー 神話は今も生きている ことの葉綴り六五九
満月、寅の日、そして冬至も到来
おはようございます。気温は低いですが晴れ間の空は澄んでますね。
皆さん、お元気ですか?
十二月十九日(日)午後1時35分が双子座満月ピークです。夕方には十六夜になりここから少しずつお月様は欠けていきますね。
夜も澄んだ夜空のお月さま、見上げてみるのもいいですね。
十二月十九日の暦は、六曜は、朝と夕が吉で、何事も勝ち負けのない「友引」。十二直は、障害を取り除く「除」年末の大掃除、不要なものを処分するのにもってこいですね。
二十八宿は、大吉の「房」で婚礼、開店、引っ越し、旅行、衣類の新調、ご神事や仏事すべてに大吉! そして祭祀やお参り、ご先祖供養にもいい「神吉日」の吉日です。
今日から、暦も、二十日は寅の日、二十二日、冬至+大安。二十三日は、巳の日、二十四日、クリスマスイブに、納め地蔵、二十五日、クリスマス、納め天神と、トピックが続きますよ~。
応神天皇の御子孫
さて、神話の物語に入ります。
『古事記』では、第十五代の応神天皇の章なのですが、二つの挿話「天之日矛」、「秋山の下氷壮夫と春山の霞壮夫」も終わり、いよいよ、最後の段落「天皇の御子孫」となります。
以前、応神天皇の系譜は綴り、十人の妃と、二十六の御子を紹介しました。
皇后の中日賣命(仲姫命)さまの皇子、大雀命さまが、皇位を継承し、第十六代、仁徳天皇にご即位されます。
仁徳天皇さま他の御子も倭建命さまとご縁が。
この大雀命さまの母である皇后中日賣命(仲姫命)、は、熱田神宮に祀られている、建稲種命さまの娘です。
この神は、熱田神宮をご創建された倭建命さまの妃、美夜受比賣さまの兄です。
そして、最後の章でも、皇子何人かの系譜が紹介されています。
漢字が多いですが、みていきますね。
品陀天皇(応神天皇)の皇子、
若沼毛二俣王、その母(息長真若中比賣)の弟(妹)、百師木伊呂辨又の名、弟日賣眞若比賣命を娶ります。
ちなみに、この息長真若中比賣さまは、倭建命さまの曾孫にあたるので、この妹も同じく倭建命さまの曾孫です。
そして、生まれたのが、
一、大郎子、またの名を、意富富杼王。
この御子は、三國君、波多君、息長坂君、酒人君、山道君、筑紫の末(米)多君、布施君らの祖先となります。
二、忍坂の大中津比賣命
三、田井の中比賣
四、田宮の中比賣
五、藤原の琴節郎女
六、取賣王
七、沙禰王
の、七王です。
次に、紹介されているのは、皇位を継承した大雀命と同じ母の弟、根鳥王で、
母の妹、弟比賣命の娘、(異母妹)のいとこにあたる三腹郎女を娶り、生まれたのが
一、 中日子王
二、 伊和島王
の二柱です。
また、堅石王(迦多遅王)の子は、久奴王なり。
とあります。
応神天皇さまの物語の終わり
そして……
凡そこの品陀天皇の御年、一百三十歳。
甲午の年、九月九日に崩りましき。
御陵は、川内の惠賀の裳伏の岡にあり。
品陀天皇(応神天皇)は、御年130歳、甲午年、九月九日に身罷られました。
御陵は、「應 天皇 惠我藻伏崗陵」で、大阪府羽曳野市誉田「応神天皇陵古墳」にあります。
応神天皇さまの物語
これで終わりとなるのです。
そして、『古事記』の「中つ巻」が、幕を閉じます。
次から神話の物語『古事記』の「下つ巻」の扉をあけていきます。
皆さん、漢字が多く、真面目な神話の物語に、おつきあい、本当にありがとうございます!!! どうぞ、これからも宜しくお願い致します。
ー次回へ
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