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異母妹を妃に 仁徳天皇十一 神話は今も生きていることの葉綴り六八八

「~~み」の言の葉探し(^^)

おはようございます。皆さん、お元気でお過ごしですか?
いつも「ことの葉綴り」に、いらしてくださり、ありがとうございます。令和四年に入って半月、なんだか、もっと時が過ぎた感じがしているのですが……皆さんはいかがでしょう(^^)
毎朝のモーニングノートに、「喜び、楽しみ、微笑み」という音の語呂合わせから始まり、“今、大切にしたいな~”と思うことで「~み」という言葉を集める“遊び”をしています。
最初の「喜び」は、「び」なので、おいておいて、こんな「言の葉」が浮かびましたよ。

微笑み
慈しみ
和み
楽しみ
励み
勤しみ
歩み
慎み
緩み

どれも、喜びへとつながる~~み」で、行動・実践を目指せるものばかり。一つ一つ書き出してみると、どれも大切にしたいな~って思ったのでした(^^)。また浮かんだら足していきます。
皆さんも、何かあったらお知らせくださいね。

さて一月十七日(月)の暦です。六曜は、朝と夕が吉で、勝ち負けのない「友引」。十二直は「とる」の執り行う日。万物を裁決する日。祭祀、お参り、婚姻などお祝いごと、種まき、建築に吉。
二十八宿も、神仏の祭祀、お参り、移転、旅行に吉の「」と書き、しん。
そして、母が子を慈しむように天が私たちを見守る「母倉日」で、特に婚礼がいい日。建築ごとも吉。そして、ご神事やお墓参り、ご先祖をお祀りすること、お墓参り、ご供養によい「神吉日かみよしにち」です。
新たな一週間、今週も、皆さん、お健やかで平安で、「喜び」はじめ、上記の「~~み」が沢山ある一週間でありますように!!
感謝をこめて

さて、神話の物語に入ります。

<ことの葉綴り>全体のご案内
「ことの葉綴り」は、神話の物語を、神代から神さまごとに20の「マガジン」に分けて、すべて読めるようになっています。

「神話20 八幡大神さまこと応神天皇さまの物語 」に登場されます。

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皇后さま、木の国へ

初めての堤防づくりなど社会整備を整えられた第十六代、仁徳にんとく天皇さまは、「聖帝ひじりのみこと」と呼ばれました。一方、髪長比売かみながひめをはじめ恋の物語も多いです。
皇后の石之日売命いわのひめのみことさまは、とても嫉妬深いことで知られていました。

あるとき仁徳にんとく天皇さまは、皇后さまの深い嫉妬に恐れをなして故郷の吉備の国へと逃げかえった、黒日売くろひめさんのことが忘れられず、愛しい人の暮らす吉備の国へと、こっそりとおでかけになり、幸せな愛のひとときを過ごされたのでした。

そして、それから後のことです。

皇后石之日売命いわのひめのみことさまは、宮中でもっとも大切なご神事の新嘗祭の後の酒宴「豐樂とよのあかりをひらくために、そこで提供するお酒に使用する「御綱柏みつながしは」の葉を採集しようと、皇后自ら、木の国(和歌山)へと、船で向かわれたのです。

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異母妹の妃八田若郎女を寵愛

皇后が、しばらく宮中にいない! 
仁徳にんとく天皇さまは、以前より恋心を抱かれていた八田若郎女やたのわきいらつめさまを、宮中に入れてお妃とされたのです。

この八田若郎女やたのわきいらつめさまは、すでに登場しています。


仁徳にんとく天皇さまには、兄と弟の三皇子でした。
父の応神おうじん天皇さまが寵愛した宮主矢河枝比賣みやぬしのやかはひめとの間に誕生したのが、弟の宇遲能和気郎子うぢのわきいらつこさまと、この八田若郎女やたのわきらつめさまでした。

そうです。母の違う妹に恋心を抱き、お妃に迎えいれたのです。
皇后石之日売命いわのひめのみことさまの、お留守のときに!

恐妻がいぬ間に、天皇さまは八田若郎女やたのわきらつめさまと、ずっとご一緒で、それは寵愛されたそうです。
なんか、昼メロみたいですね~(苦笑)。

そのころ、皇后石之日売命いわのひめのみことさまは、大切な宮中のご神事「新嘗祭」の酒宴を立派に盛大にとりおこなうことに一生懸命になられていました。
何も知らずに、木の国で採集した「御綱柏みつながしは」の葉を、船に積んで大和へと戻る旅路の途中です。

知らぬが仏……ですね。(おお、恐い~)

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―次回へ
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