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「結婚ってみんなしなきゃいけないの?」タイプの人間が『持続可能な恋ですか?』を見て感じたこと、思うこと。

上野樹里ちゃんが久々にドラマに出るとの事で「持続可能な恋ですか?」を見てみました。

※ネタバレ有りですので、気になる方はご注意下さい。

ヨガインストラクターとして働いている樹里ちゃん。お父さんの松重豊さんは辞書に載せる言葉を集める編纂(へんさん)のお仕事をしている。

お母さんを病気で亡くした後、ボロボロになってしまったお父さんが心配で実家へ戻った樹里ちゃん。

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でも出勤前の朝はバタバタだし…基本、結構適当。お母さんみたいな事、求められても出来ません。

(できる人がスゴいんであって、実際はみんなそうじゃない?って私は思ってた)

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今は仕事が1番だし、家庭的な性格ではない自分の事を理解してるつもり。だから周りはみんな結婚したいって言ってるけど別に今は、結婚願望は無い。

ヨガインストラクターとして独立する事が目標で、それに向けて企業セミナーに通い始める。

そこで田中圭と出会う。田中圭も同じく「結婚願望はありません」と言っていた事もあり興味を持つ。

何回かご飯にも行って樹里ちゃん、田中圭に「結婚を前提にせず、お付き合いしてもらえませんか?」と提案。だってお互い結婚したいわけじゃないし、利害の一致はしてる。

…でも田中圭には、まずは「友達になりませんか?」とやんわり断られる。

というのも田中圭はバツイチで小学生の息子がいる。(この子似てるなあとは思ってたけど、まさかの鈴木福くんの弟さんだそう)

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企業セミナーに通いだしたのも、息子との時間を作りたいからだったみたい。だからね、まずは友達になりましょうよと。

でも田中圭もそんなに嫌ではなさそう。ただ結婚ってなると、慎重にはなるよね〜って感じ。


そんな2人、どこに行くか決めずに最初に来たバスに行き当たりばったりで乗ってみて…バスに乗ってきた人がピンクのシャツの人だったら違うジュース奢る!みたいな

人によっては「無駄」と言えるかもしれない時間を楽しめる居心地の良さがあるなとお互い感じる。

そして綺麗な夕焼けを一緒に見る。

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空を見るって忙しい日常では見落としてしまいがちなんだよな…

私も空の美しさに気づいたのって、前の仕事を辞めたからだったなあ。

そんな中、お母さんの3回忌を迎えたのを機に遺品整理をしてた松重豊、なんとお母さんが書いた離婚届を発見!

そのあと相当ショックだったのか、なんと婚活イベントに申し込む。しかも樹里ちゃんの分まで。

「まあ離婚届とか見てしまってショックだったんだろうな…」と樹里ちゃん、気は乗らないんだけどお父さんのために参加してみる。

その婚活パーティーで幼馴染?に再会。その相手が田中圭の息子の学童の先生っていうところで、1話は終了。

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樹里ちゃんは仕事以外は何もできないお父さんと2人で過ごして「お母さんは結婚生活中本当に幸せだったのかな」と疑問に思う。「結婚する意味がイマイチ分からない」とも。


でも実はあの「遺品整理のときに出てきた離婚届」には続きがあって、お母さんは離婚届と一緒に松重豊に向けた手紙も残していた。

その手紙には「私のプロポーズを受け入れてくれてありがとう」と、「私は充分幸せにしてもらったから、私のことで落ち込まずに恋をして、今度は貴方から誰かにプロポーズをしてみてください」って

だから婚活イベントに申し込んだんですね。お母さんを心配させないように、前を向こうと。

松重豊は「こんな私でもお母さんと一緒にいる時の自分のことは好きになれた」「ただ意味のない話をお母さんとするのが何より楽しかった」ということを言っている。


『結婚』するってそんな大それた事じゃなくて、たたお互いが好きだからいっしょになることを選んだだけなのかなって思える。

だからお互いが良ければ結婚という形でなくても、事実婚や、別居婚…幸せの形は人それぞれだなとも思う。


Time you enjoy wasting, was not wasted.
無駄を楽しむことが出来れば
無駄な時間ではなくなる


今の時代に生きる人に向けたドラマでした。生き方は人それぞれで、みんなが自分の幸せを追求する事が大切なんだよって。


この記事を読んだ後にこのドラマを見たので、こういう選択が出来る未来は案外そう遠くないのかも…と思いながら、そうなると良いのになあと思いました。


人は皆んなそれぞれ自分の人生の生きる責任があるし、それと同じで、パートナーの人生の責任はその相手にしか取れない。

どんな人になりたいか、どんな風に生きたいか決めるのは自分。

だから人生の決断(就職、転職etc…)をするとき、絶対自分主体で考えるべきだとも思う。

もちろん、子どもがいる場合は、そうは言ってられない事の方が多いだろうけど。でも何かしらで叶える方法はあるはず。

きっと子どもも、自分を言い訳にして欲しくないって思うんじゃないかな。(少なくとも私は親に対してそう思っていた)


そして、それぐらい自立した2人がそれでもお互いが好きだから一緒にいたいと思える関係性がいいんだとも思う。

結婚というのは、単に自分に足りないものを補うためにするものではないもの。むしろ「結婚することで、1人でいる以上に大変なことが出てくるかもしれないけど、それでもこの人と一緒にいたい」と思えるくらいの愛情がなければ、維持することは難しいものです。

「しなきゃいけない」に囚われず、柔軟な考えな方をできる人が増えると世の中はもっと明るくなりそうですね。


皆さんの考えもぜひお聞かせください!

それでは、おやすみなさい。

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