コンテクストの解釈か、純粋な対話か
ちょっと話は変わるけど、思想書とか哲学書に分類される本を読んでいると、例えば「あるか/ないか」、「認識できるか/できないか」という要素以上に、「どうあるべきか/否か」という「倫理的な」問いが必須であるようにも思われる。つまり、「あるか/ないか」という問いを足掛かりにして、例えば「ある」のだとしたら、この世界を「どのようなものにしていくべきか」という問いに跳躍させる。「ない」としても同じだ(この辺はマルクス=ガブリエルを読んでみたらわかってくるのだろうか)。「ある/ない」とい