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短編小説「中の人たち」
電車の中で歯糞を指でほじくるのが、三橋幸人の癖だった。
車両がまるでこの世の終わりのように空いていようが、まるでこの世がゴム無しセックスキチガイだらけだった証のように混んでいようが、三橋幸人は人差し指や親指を思い切り口の中に突っ込んで、歯に挟まったイカ、ホルモン、ニラ、ネギの筋などを取り払い、最後には爪で歯の表面を磨くのだ。そうして爪にたくさんの歯糞が溜まると、彼は流れるような仕草で指をしゃぶ
ここ一ヶ月で思ったこと
忙しかった
7月はとても忙しかった。毎週末なんらかのイベントがあり、その合間にもさまざまな活動にまつわるあれこれがあった。7月くらい忙しいと本当にスケジュール管理ができなくなる。8月以降の依頼もすぐにスケジュール帳に書かかないと、バタバタしている間に忘却の彼方だ。自分の場合はあくまで瞬間的に忙しいだけのことだが、これが一年、二年と続くようなら確実にマネージャーがいるだろうと思う。独力でやれる気が
「俯瞰の自分」の危険性
わたしが日ごろ追っているVチューバーアイドルプロダクションのメンバーからなる「不知火建設」というグループのEPをダウンロードして聴いた。
すると、「なんて優しくて楽しい世界なんだ」という感動ただそれだけで涙が出てきた。エビ中のライブを観てても涙がこぼれたものだが、リアルであれヴァーチャルであれアイドルは人を清らかに泣かせる力がある。
「ニトラム」を観た。
東京、福島と動いた疲れがどっと来て、腰痛ぼちぼちと身体が攣りやすい体調になっている。県外に出てる間に弘前はまたも絶妙に寒さを感じさせる気候になっていて、これもまたメンタルに若干の影響が。
青森の怪談作家と福島のサウナ発達が繋がるまで
先日、人生初の福島県来訪を遂げた。
わたしは日本の地理歴史にまったく詳しくなく、物書きをするにおいて必要に応じて調べることはあれど、仕事が終わったらすぐ忘れてしまうほどその辺りが弱い。福島は南相馬市で「サウナ発達」を経営する「ぐっさん」がアテンドをしてくれた。わたしは7月にサウナ発達でイベントをする予定で、下見が目的なのである。ぐっさんにいろいろと質問して、福島の地に立ちながら福島のことを学べた。
罪人不在の「文化のシャッター商店街」
誰もが自分のことだけで手がいっぱいだ。
他人の世話をする余裕なんかない。
そこに時間と金を費やしている暇があったら、自分の行く先のために創意工夫をしたい。そして、己の未来に明かりを照らすのはいつだって金だ。
幸せと思い出(非自己啓発で)
久しぶりにスマホで書いて投稿。
2024年も半分近く経過しました。
今年はnote更新も続いているし、イベントも活発にやれているし、会いたい人、遊びたい人とも会えているしで、ほんと充実。肩にあまり力を入れないで過ごせている実感もあって、瞬間的にしんどいことはあっても総じて良い日々だなあ、と思って過ごせてます。そのせいかすごく日々のスピードをゆっくり感じ、ガキに戻ったように一年が長い。青森の雰囲気
noteにもつぶやき機能がある。今初めて使います。今日はこれからりんご畑に行きます。やっほーい。
2024/5/2の日記(イベント宣伝もかねて)
日記を書くタイミングは夜の方がいい気もしているのだが、何より書きたいときが書くべきときということで、昼ですが書きます。
東京に数日滞在して、自主企画を三つやってきました。
初日は「累計百物語 東京篇」。
基本コンセプトは「語ること、聴くこと」のみです。
裏テーマもいろいろあるのですが、難しくしないでとにかくシンプルに語って聴いて、雑談も織り交ぜて気楽さも醸しつつ。みんな、楽しんでくれたようで何