記事一覧
罪人不在の「文化のシャッター商店街」
誰もが自分のことだけで手がいっぱいだ。
他人の世話をする余裕なんかない。
そこに時間と金を費やしている暇があったら、自分の行く先のために創意工夫をしたい。そして、己の未来に明かりを照らすのはいつだって金だ。
幸せと思い出(非自己啓発で)
久しぶりにスマホで書いて投稿。
2024年も半分近く経過しました。
今年はnote更新も続いているし、イベントも活発にやれているし、会いたい人、遊びたい人とも会えているしで、ほんと充実。肩にあまり力を入れないで過ごせている実感もあって、瞬間的にしんどいことはあっても総じて良い日々だなあ、と思って過ごせてます。そのせいかすごく日々のスピードをゆっくり感じ、ガキに戻ったように一年が長い。青森の雰囲気
noteにもつぶやき機能がある。今初めて使います。今日はこれからりんご畑に行きます。やっほーい。
2024/5/2の日記(イベント宣伝もかねて)
日記を書くタイミングは夜の方がいい気もしているのだが、何より書きたいときが書くべきときということで、昼ですが書きます。
東京に数日滞在して、自主企画を三つやってきました。
初日は「累計百物語 東京篇」。
基本コンセプトは「語ること、聴くこと」のみです。
裏テーマもいろいろあるのですが、難しくしないでとにかくシンプルに語って聴いて、雑談も織り交ぜて気楽さも醸しつつ。みんな、楽しんでくれたようで何
高田公太46歳のエッセイ
■いつでも構わない 高田公太
めでたく四十六回目の誕生日を迎えた。
わたしは「いつ死んでもいい」とよく口にするのだが、どうもネガティヴな響きがあるようで、これを聞いた人から妙に気を遣われてしまう。
こちらからしたら、「(どうせ死に際なんて選べない。いつ何時、操作を誤った車両が自分にぶつかってくるかも知らないし、何かの病気にかかる可能性は歳を取るごとに増える。だ
「寛容」を押しつけようとしないのも「寛容」
わたしの思考回路の傾向として、なにか気に食わないものを見つけてまずは苛立つ、次にその気に食わないものがなぜこの世に生じたかを考える、考えた結果手に入れた知識をもって苛立ちを消す、というものがあります。
面倒臭い奴だな、と思われるかもしれませんが、こういう風にしないと増え続ける苛立ちの原因に包囲されてしまい、毎日がしんどいんです。元々自分の苛立ちとの付き合い方が上手い人はこんなことをせずにいいと思う
2024/04/02の日記
5月末ごろ発売の共著作「青森怪談」の締め切りがやばいので相当に必死である。毎回こうなる。ほんとにギリギリまで書かない。しかし、その割に良い感じに書けるという成功体験がありまくるので、直らない。原稿を落としたこともない。だから、直らない。というか、何をどう書くのかについて熟考していることに何の罪があろうか。いや、罪とかはどうでもよくて、ただこの感じを直したいんですが。
ドラマ版「ファーゴ」シーズン5の素晴らしさ
コーエン兄弟の不朽の傑作映画「ファーゴ」の世界観から着想を得て作られたドラマシリーズ「ファーゴ」の最新となる、シーズン5がとにかく最高でした。ランダムにネタバレありで感想を書きたいので、以下は読みたい人だけ読んでください。ちなみに、ドラマ版ファーゴはシーズン間のストーリーにつながりがない(厳密はごく稀にあるけど、気にせずにいい)作りになっているので、シーズン5だけ観てもイケます。
【荒めのあらす
森崎和江著「まっくら 女坑夫からの聞き書き」を読んで
オモシロ仲間の作家、文学者の蛙坂須美にオススメしてもらった(というか、ネットストーキングして勝手にキャッチした)、女性たちも従事していた炭坑の時代を聞き書きで描くノンフィクション、森崎和江著「まっくら 女坑夫からの聞き書き」を読んだ。
副題にもあるように「聞き書き」も「聞き書き」で、各章末にある森崎の地の文以外は、ほぼ九州の方言。しかも近代化以前の香りが濃厚な、相当に強めの方言が改行も少なくびっ
累計百物語 青森篇初回まとめ②
5 村長さん 1周目
グループホームで働く二十代の女性、石田さんから聞いた話。
ホーム利用者の一人に「神さん」という女性がいた。
神さんは八十代で、身体こそ年齢に勝てず不自由だったが我儘もなく、思考はしっかりしているようだった。暴言を吐かない利用者は安心してお世話ができるため、石田さんは神さんを「お気に入りの利用者」として見ていた。
累計百物語 青森篇初回まとめ①
わたしが主催する会合「累計百物語」で語られた参加者の怪談を文章化しました。遅いペースになるかもしれませんが、「累計百物語」で語られたものはほぼすべてを文章に起こせたらいいなと思っています。
1 鶴乃大助さん 1周目
場所、時期などは特定を避けるために秘す。
鶴乃さんも時折出入りしている、とある事業の事務局でアルバイトをする女性が亡くなった。
「あの事務局に関わってる人で亡くなったの、あれ