高田公太

実話怪談作家、エッセイスト。近作は「絶怪」(竹書房刊)の編著。投げ銭歓迎。

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    法律も医療もそこには届かない……「隣の暗黒」に迫る大問題小説

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    Outsider Media 【BATON】 ユーモアと好奇心だけがコンパスだ。 豪華執筆陣連載開始 田中俊行/高田公太/住倉カオス/横田徹 and more...

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  • ラジオ「住倉カオス・高田公太の『百円の濃い』」

    コンテンツクリエイター/プロデューサーの住倉カオスと作家・エッセイストの高田公太による、高次元トーク番組です。1エピソード100円。

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日々

心がもやもやする日があれば、気でも狂ったかというほどさっぱりとした一日もある。これは明らか鬱傾向であろうと思われる時間を過ごしたあと、ふと何かにやる気が出てしまうと、もしやこれは単に躁のフェーズに入っただけなのではと、己を疑う。この一連はまことに面倒くさい。とはいえ、わたしは精神状態を躁/鬱だけで分ける危険性を知っているので、「まあ普通」くらいのときに、面倒だ面倒だと不平を言いながら仕事をする丁度良さを求める。じっとしてれば、そんなタイミングがいつか訪れるのだ。

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    • 「俯瞰の自分」の危険性

      わたしが日ごろ追っているVチューバーアイドルプロダクションのメンバーからなる「不知火建設」というグループのEPをダウンロードして聴いた。 すると、「なんて優しくて楽しい世界なんだ」という感動ただそれだけで涙が出てきた。エビ中のライブを観てても涙がこぼれたものだが、リアルであれヴァーチャルであれアイドルは人を清らかに泣かせる力がある。

      ¥500
      • 「ニトラム」を観た。

        東京、福島と動いた疲れがどっと来て、腰痛ぼちぼちと身体が攣りやすい体調になっている。県外に出てる間に弘前はまたも絶妙に寒さを感じさせる気候になっていて、これもまたメンタルに若干の影響が。

        ¥500
        • 青森の怪談作家と福島のサウナ発達が繋がるまで

          先日、人生初の福島県来訪を遂げた。 わたしは日本の地理歴史にまったく詳しくなく、物書きをするにおいて必要に応じて調べることはあれど、仕事が終わったらすぐ忘れてしまうほどその辺りが弱い。福島は南相馬市で「サウナ発達」を経営する「ぐっさん」がアテンドをしてくれた。わたしは7月にサウナ発達でイベントをする予定で、下見が目的なのである。ぐっさんにいろいろと質問して、福島の地に立ちながら福島のことを学べた。目で見ると、やっとイメージが繋がり頭に入る。 ぐっさんのアテンドは神がかったホ

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          日々

          心がもやもやする日があれば、気でも狂ったかというほどさっぱりとした一日もある。これは明らか鬱傾向であろうと思われる時間を過ごしたあと、ふと何かにやる気が出てしまうと、もしやこれは単に躁のフェーズに入っただけなのではと、己を疑う。この一連はまことに面倒くさい。とはいえ、わたしは精神状態を躁/鬱だけで分ける危険性を知っているので、「まあ普通」くらいのときに、面倒だ面倒だと不平を言いながら仕事をする丁度良さを求める。じっとしてれば、そんなタイミングがいつか訪れるのだ。

          「俯瞰の自分」の危険性

          わたしが日ごろ追っているVチューバーアイドルプロダクションのメンバーからなる「不知火建設」というグループのEPをダウンロードして聴いた。 すると、「なんて優しくて楽しい世界なんだ」という感動ただそれだけで涙が出てきた。エビ中のライブを観てても涙がこぼれたものだが、リアルであれヴァーチャルであれアイドルは人を清らかに泣かせる力がある。

          「俯瞰の自分」の危険性

          「ニトラム」を観た。

          東京、福島と動いた疲れがどっと来て、腰痛ぼちぼちと身体が攣りやすい体調になっている。県外に出てる間に弘前はまたも絶妙に寒さを感じさせる気候になっていて、これもまたメンタルに若干の影響が。

          「ニトラム」を観た。

          青森の怪談作家と福島のサウナ発達が繋がるまで

          先日、人生初の福島県来訪を遂げた。 わたしは日本の地理歴史にまったく詳しくなく、物書きをするにおいて必要に応じて調べることはあれど、仕事が終わったらすぐ忘れてしまうほどその辺りが弱い。福島は南相馬市で「サウナ発達」を経営する「ぐっさん」がアテンドをしてくれた。わたしは7月にサウナ発達でイベントをする予定で、下見が目的なのである。ぐっさんにいろいろと質問して、福島の地に立ちながら福島のことを学べた。目で見ると、やっとイメージが繋がり頭に入る。 ぐっさんのアテンドは神がかったホ

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          楽しい時間

          現在のわたしは長髪でくたびれたパーカーを来てうろうろする四十六歳の男性だ。眼には狂人めいた光があり、その視線は常に移ろい、単身で道を歩むにしても挙動不審を思わせる振る舞いが織り混ざっている。 そんなわたしを他者が記号としてみたら、危険人物と見做されても仕方がない。やばい人慣れしている方なら「個性的」の一言で済ませてくれるだろうが、皆が皆、やばい人に慣れているわけではない。

          楽しい時間

          罪人不在の「文化のシャッター商店街」

          誰もが自分のことだけで手がいっぱいだ。 他人の世話をする余裕なんかない。 そこに時間と金を費やしている暇があったら、自分の行く先のために創意工夫をしたい。そして、己の未来に明かりを照らすのはいつだって金だ。

          罪人不在の「文化のシャッター商店街」

        記事

          詩「不安障害の詩」

          朝日が照らす、他人の不幸 手の中にある、遠い国の赤子の死 知るよしもない時間のピラミッドと残骸 通り過ぎていく幾台もの車のハンドルを握る人々の思考回路を想い浮かべる間などきっとあなたにはないのですから せめてこの不安障害の詩を届けてやりたいとわたしは思うのです 落とさないように力を込めたり 転ばないように歯を食いしばったり 愚かさを詫びたり 何も変えられなかった、まだ戦争が起きている、どこにでも階級がある、と いじけたり それら全てを隠して笑ってみたり 未来は明るいと吐

          詩「不安障害の詩」

          楽しい時間

          現在のわたしは長髪でくたびれたパーカーを来てうろうろする四十六歳の男性だ。眼には狂人めいた光があり、その視線は常に移ろい、単身で道を歩むにしても挙動不審を思わせる振る舞いが織り混ざっている。 そんなわたしを他者が記号としてみたら、危険人物と見做されても仕方がない。やばい人慣れしている方なら「個性的」の一言で済ませてくれるだろうが、皆が皆、やばい人に慣れているわけではない。

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          罪人不在の「文化のシャッター商店街」

          誰もが自分のことだけで手がいっぱいだ。 他人の世話をする余裕なんかない。 そこに時間と金を費やしている暇があったら、自分の行く先のために創意工夫をしたい。そして、己の未来に明かりを照らすのはいつだって金だ。

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          幸せと思い出(非自己啓発で)

          久しぶりにスマホで書いて投稿。 2024年も半分近く経過しました。 今年はnote更新も続いているし、イベントも活発にやれているし、会いたい人、遊びたい人とも会えているしで、ほんと充実。肩にあまり力を入れないで過ごせている実感もあって、瞬間的にしんどいことはあっても総じて良い日々だなあ、と思って過ごせてます。そのせいかすごく日々のスピードをゆっくり感じ、ガキに戻ったように一年が長い。青森の雰囲気に包まれてるから、多少忙しくてもあんまり目まぐるしさはないのもナイスポイントです

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          幸せと思い出(非自己啓発で)

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          本日の畑仕事は柴刈り。終わったらサウナ行く気まんまん。良い感じです。

          本日の畑仕事は柴刈り。終わったらサウナ行く気まんまん。良い感じです。

          ここでつぶやくの楽しいかも。畑方面にチャリ漕いでる途中でゲロ吐きそうになりました。今日の弘前は肌寒いです。

          ここでつぶやくの楽しいかも。畑方面にチャリ漕いでる途中でゲロ吐きそうになりました。今日の弘前は肌寒いです。

          noteにもつぶやき機能がある。今初めて使います。今日はこれからりんご畑に行きます。やっほーい。

          noteにもつぶやき機能がある。今初めて使います。今日はこれからりんご畑に行きます。やっほーい。

          2024/5/2の日記(イベント宣伝もかねて)

          日記を書くタイミングは夜の方がいい気もしているのだが、何より書きたいときが書くべきときということで、昼ですが書きます。 東京に数日滞在して、自主企画を三つやってきました。 初日は「累計百物語 東京篇」。 基本コンセプトは「語ること、聴くこと」のみです。 裏テーマもいろいろあるのですが、難しくしないでとにかくシンプルに語って聴いて、雑談も織り交ぜて気楽さも醸しつつ。みんな、楽しんでくれたようで何よりです。 ショー、エンタメを観覧するときに生じる評価軸を抜きにし、他人が他人の

          2024/5/2の日記(イベント宣伝もかねて)

          高田公太46歳のエッセイ

          ■いつでも構わない           高田公太  めでたく四十六回目の誕生日を迎えた。    わたしは「いつ死んでもいい」とよく口にするのだが、どうもネガティヴな響きがあるようで、これを聞いた人から妙に気を遣われてしまう。  こちらからしたら、「(どうせ死に際なんて選べない。いつ何時、操作を誤った車両が自分にぶつかってくるかも知らないし、何かの病気にかかる可能性は歳を取るごとに増える。だから、毎日を精一杯生きて、悔いのない人生を歩もうとわたしは努力しているわけで、)

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          高田公太46歳のエッセイ

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          「厄介」にならないために

          今日、とある男性芸人に粘着行為をし、出禁になった男性が記したnote記事を読んだ。中には理路整然と「自分がしたこと」とその先で「自分がどういう扱いを受けたか」が書かれていたのだが、読んでいて悲しくなるのは全体を通して「自分は強い意志と理性を保ちつつそうしたかったからそうした、水が合わずに受け入れられなくて残念だ」というトーンになっていることだ。他人から見たら完全にラインを越えていて、ラインを越えたから出禁となってしまった事実があっても、まだそのままの自分でいようと正当化するた

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          「寛容」を押しつけようとしないのも「寛容」

          わたしの思考回路の傾向として、なにか気に食わないものを見つけてまずは苛立つ、次にその気に食わないものがなぜこの世に生じたかを考える、考えた結果手に入れた知識をもって苛立ちを消す、というものがあります。 面倒臭い奴だな、と思われるかもしれませんが、こういう風にしないと増え続ける苛立ちの原因に包囲されてしまい、毎日がしんどいんです。元々自分の苛立ちとの付き合い方が上手い人はこんなことをせずにいいと思う。でも、わたしは無理。苛立ちに押しつぶされたあとには、「いや、そもそも自分がちゃ

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          「寛容」を押しつけようとしないのも「寛容」

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          2024/04/02の日記

          5月末ごろ発売の共著作「青森怪談」の締め切りがやばいので相当に必死である。毎回こうなる。ほんとにギリギリまで書かない。しかし、その割に良い感じに書けるという成功体験がありまくるので、直らない。原稿を落としたこともない。だから、直らない。というか、何をどう書くのかについて熟考していることに何の罪があろうか。いや、罪とかはどうでもよくて、ただこの感じを直したいんですが。

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          2024/04/02の日記

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