高田公太

実話怪談作家、エッセイスト。近作は「絶怪」(竹書房刊)の編著。投げ銭歓迎。

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    法律も医療もそこには届かない……「隣の暗黒」に迫る大問題小説

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    Outsider Media 【BATON】 ユーモアと好奇心だけがコンパスだ。 豪華執筆陣連載開始 田中俊行/高田公太/住倉カオス/横田徹 and more...

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    コンテンツクリエイター/プロデューサーの住倉カオスと作家・エッセイストの高田公太による、高次元トーク番組です。1エピソード100円。

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幸せと思い出(非自己啓発で)

久しぶりにスマホで書いて投稿。 2024年も半分近く経過しました。 今年はnote更新も続いているし、イベントも活発にやれているし、会いたい人、遊びたい人とも会えているしで、ほんと充実。肩にあまり力を入れないで過ごせている実感もあって、瞬間的にしんどいことはあっても総じて良い日々だなあ、と思って過ごせてます。そのせいかすごく日々のスピードをゆっくり感じ、ガキに戻ったように一年が長い。青森の雰囲気に包まれてるから、多少忙しくてもあんまり目まぐるしさはないのもナイスポイントです

    • 本日の畑仕事は柴刈り。終わったらサウナ行く気まんまん。良い感じです。

      • ここでつぶやくの楽しいかも。畑方面にチャリ漕いでる途中でゲロ吐きそうになりました。今日の弘前は肌寒いです。

        • noteにもつぶやき機能がある。今初めて使います。今日はこれからりんご畑に行きます。やっほーい。

        幸せと思い出(非自己啓発で)

        • 本日の畑仕事は柴刈り。終わったらサウナ行く気まんまん。良い感じです。

        • ここでつぶやくの楽しいかも。畑方面にチャリ漕いでる途中でゲロ吐きそうになりました。今日の弘前は肌寒いです。

        • noteにもつぶやき機能がある。今初めて使います。今日はこれからりんご畑に行きます。やっほーい。

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          幸せと思い出(非自己啓発で)

          「普通プラン」に参加すると最後まで読めます

          久しぶりにスマホで書いて投稿。 2024年も半分近く経過しました。 今年はnote更新も続いているし、イベントも活発にやれているし、会いたい人、遊びたい人とも会えているしで、ほんと充実。肩にあまり力を入れないで過ごせている実感もあって、瞬間的にしんどいことはあっても総じて良い日々だなあ、と思って過ごせてます。そのせいかすごく日々のスピードをゆっくり感じ、ガキに戻ったように一年が長い。青森の雰囲気に包まれてるから、多少忙しくてもあんまり目まぐるしさはないのもナイスポイントです

          幸せと思い出(非自己啓発で)

          高田公太46歳のエッセイ

          「普通プラン」に参加すると最後まで読めます

          ■いつでも構わない           高田公太  めでたく四十六回目の誕生日を迎えた。    わたしは「いつ死んでもいい」とよく口にするのだが、どうもネガティヴな響きがあるようで、これを聞いた人から妙に気を遣われてしまう。  こちらからしたら、「(どうせ死に際なんて選べない。いつ何時、操作を誤った車両が自分にぶつかってくるかも知らないし、何かの病気にかかる可能性は歳を取るごとに増える。だから、毎日を精一杯生きて、悔いのない人生を歩もうとわたしは努力しているわけで、)

          高田公太46歳のエッセイ

          「厄介」にならないために

          「普通プラン」に参加すると最後まで読めます

          今日、とある男性芸人に粘着行為をし、出禁になった男性が記したnote記事を読んだ。中には理路整然と「自分がしたこと」とその先で「自分がどういう扱いを受けたか」が書かれていたのだが、読んでいて悲しくなるのは全体を通して「自分は強い意志と理性を保ちつつそうしたかったからそうした、水が合わずに受け入れられなくて残念だ」というトーンになっていることだ。他人から見たら完全にラインを越えていて、ラインを越えたから出禁となってしまった事実があっても、まだそのままの自分でいようと正当化するた

          「厄介」にならないために

          「寛容」を押しつけようとしないのも「寛容」

          「普通プラン」に参加すると最後まで読めます

          わたしの思考回路の傾向として、なにか気に食わないものを見つけてまずは苛立つ、次にその気に食わないものがなぜこの世に生じたかを考える、考えた結果手に入れた知識をもって苛立ちを消す、というものがあります。 面倒臭い奴だな、と思われるかもしれませんが、こういう風にしないと増え続ける苛立ちの原因に包囲されてしまい、毎日がしんどいんです。元々自分の苛立ちとの付き合い方が上手い人はこんなことをせずにいいと思う。でも、わたしは無理。苛立ちに押しつぶされたあとには、「いや、そもそも自分がちゃ

          「寛容」を押しつけようとしないのも「寛容」

          2024/04/02の日記

          「普通プラン」に参加すると最後まで読めます

          5月末ごろ発売の共著作「青森怪談」の締め切りがやばいので相当に必死である。毎回こうなる。ほんとにギリギリまで書かない。しかし、その割に良い感じに書けるという成功体験がありまくるので、直らない。原稿を落としたこともない。だから、直らない。というか、何をどう書くのかについて熟考していることに何の罪があろうか。いや、罪とかはどうでもよくて、ただこの感じを直したいんですが。

          2024/04/02の日記

          累計百物語 青森篇初回まとめ②

          「普通プラン」に参加すると最後まで読めます

          5 村長さん 1周目  グループホームで働く二十代の女性、石田さんから聞いた話。  ホーム利用者の一人に「神さん」という女性がいた。  神さんは八十代で、身体こそ年齢に勝てず不自由だったが我儘もなく、思考はしっかりしているようだった。暴言を吐かない利用者は安心してお世話ができるため、石田さんは神さんを「お気に入りの利用者」として見ていた。

          累計百物語 青森篇初回まとめ②

        記事

          2024/5/2の日記(イベント宣伝もかねて)

          日記を書くタイミングは夜の方がいい気もしているのだが、何より書きたいときが書くべきときということで、昼ですが書きます。 東京に数日滞在して、自主企画を三つやってきました。 初日は「累計百物語 東京篇」。 基本コンセプトは「語ること、聴くこと」のみです。 裏テーマもいろいろあるのですが、難しくしないでとにかくシンプルに語って聴いて、雑談も織り交ぜて気楽さも醸しつつ。みんな、楽しんでくれたようで何よりです。 ショー、エンタメを観覧するときに生じる評価軸を抜きにし、他人が他人の

          2024/5/2の日記(イベント宣伝もかねて)

          高田公太46歳のエッセイ

          ■いつでも構わない           高田公太  めでたく四十六回目の誕生日を迎えた。    わたしは「いつ死んでもいい」とよく口にするのだが、どうもネガティヴな響きがあるようで、これを聞いた人から妙に気を遣われてしまう。  こちらからしたら、「(どうせ死に際なんて選べない。いつ何時、操作を誤った車両が自分にぶつかってくるかも知らないし、何かの病気にかかる可能性は歳を取るごとに増える。だから、毎日を精一杯生きて、悔いのない人生を歩もうとわたしは努力しているわけで、)

          高田公太46歳のエッセイ

          「厄介」にならないために

          今日、とある男性芸人に粘着行為をし、出禁になった男性が記したnote記事を読んだ。中には理路整然と「自分がしたこと」とその先で「自分がどういう扱いを受けたか」が書かれていたのだが、読んでいて悲しくなるのは全体を通して「自分は強い意志と理性を保ちつつそうしたかったからそうした、水が合わずに受け入れられなくて残念だ」というトーンになっていることだ。他人から見たら完全にラインを越えていて、ラインを越えたから出禁となってしまった事実があっても、まだそのままの自分でいようと正当化するた

          「厄介」にならないために

          「寛容」を押しつけようとしないのも「寛容」

          わたしの思考回路の傾向として、なにか気に食わないものを見つけてまずは苛立つ、次にその気に食わないものがなぜこの世に生じたかを考える、考えた結果手に入れた知識をもって苛立ちを消す、というものがあります。 面倒臭い奴だな、と思われるかもしれませんが、こういう風にしないと増え続ける苛立ちの原因に包囲されてしまい、毎日がしんどいんです。元々自分の苛立ちとの付き合い方が上手い人はこんなことをせずにいいと思う。でも、わたしは無理。苛立ちに押しつぶされたあとには、「いや、そもそも自分がちゃ

          「寛容」を押しつけようとしないのも「寛容」

          2024/04/02の日記

          5月末ごろ発売の共著作「青森怪談」の締め切りがやばいので相当に必死である。毎回こうなる。ほんとにギリギリまで書かない。しかし、その割に良い感じに書けるという成功体験がありまくるので、直らない。原稿を落としたこともない。だから、直らない。というか、何をどう書くのかについて熟考していることに何の罪があろうか。いや、罪とかはどうでもよくて、ただこの感じを直したいんですが。

          2024/04/02の日記

          ドラマ版「ファーゴ」シーズン5の素晴らしさ

          コーエン兄弟の不朽の傑作映画「ファーゴ」の世界観から着想を得て作られたドラマシリーズ「ファーゴ」の最新となる、シーズン5がとにかく最高でした。ランダムにネタバレありで感想を書きたいので、以下は読みたい人だけ読んでください。ちなみに、ドラマ版ファーゴはシーズン間のストーリーにつながりがない(厳密はごく稀にあるけど、気にせずにいい)作りになっているので、シーズン5だけ観てもイケます。 【荒めのあらすじ】 一見して平凡、よりもやや挙動不審な主婦ドロシー・ライオンは夫、娘と共に、超

          ドラマ版「ファーゴ」シーズン5の素晴らしさ

          森崎和江著「まっくら 女坑夫からの聞き書き」を読んで

          オモシロ仲間の作家、文学者の蛙坂須美にオススメしてもらった(というか、ネットストーキングして勝手にキャッチした)、女性たちも従事していた炭坑の時代を聞き書きで描くノンフィクション、森崎和江著「まっくら 女坑夫からの聞き書き」を読んだ。 副題にもあるように「聞き書き」も「聞き書き」で、各章末にある森崎の地の文以外は、ほぼ九州の方言。しかも近代化以前の香りが濃厚な、相当に強めの方言が改行も少なくびっしりと書き連ねられている。「九州弁」とひとことで言っても筑豊、筑後、肥後などと微

          森崎和江著「まっくら 女坑夫からの聞き書き」を読んで

          累計百物語 青森篇初回まとめ②

          5 村長さん 1周目  グループホームで働く二十代の女性、石田さんから聞いた話。  ホーム利用者の一人に「神さん」という女性がいた。  神さんは八十代で、身体こそ年齢に勝てず不自由だったが我儘もなく、思考はしっかりしているようだった。暴言を吐かない利用者は安心してお世話ができるため、石田さんは神さんを「お気に入りの利用者」として見ていた。

          累計百物語 青森篇初回まとめ②

          累計百物語 青森篇初回まとめ①

          わたしが主催する会合「累計百物語」で語られた参加者の怪談を文章化しました。遅いペースになるかもしれませんが、「累計百物語」で語られたものはほぼすべてを文章に起こせたらいいなと思っています。 1 鶴乃大助さん 1周目  場所、時期などは特定を避けるために秘す。  鶴乃さんも時折出入りしている、とある事業の事務局でアルバイトをする女性が亡くなった。 「あの事務局に関わってる人で亡くなったの、あれで四人目だよ」  鶴乃さんが顔馴染みの死を嘆いていたところ、仕事仲間からそう言わ

          累計百物語 青森篇初回まとめ①

          詩「瞬間の延長」

          胸のむかつきと窓から見える茶色の壁が  おれの昨日までの価値を肯定し 否定し 重さと軽さをあいまいにしようと 鎮座しているのである。 おれは間違った世界で おれは間違った味を舌にのせ おれは間違った屋根に寝そべり おれは間違ったうたを聴いていた。 手錠と足枷 おぼろな小鳥 一万人の中の気づかれない孤独 軒と軒の間からわずかに覗く雲をつかんで千切る少女が 原っぱを駆けていた。 おれはほとんど見えなくてもいいのである そこにいるとわかってもらえる程度で おれはかまわないのだ

          詩「瞬間の延長」

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          2024/3/2「夜馬裕3時間店長@弘前BARルーズ」の記録写真30枚

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          2024/3/2「夜馬裕3時間店長@弘前BARルーズ」の記録写真30枚

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          ホワイトデー返礼エッセイ「かつての、恋について」

          ※このエッセイはバレンタインPayPayをくれた方に個別で送付したPDFの全文となります。 「かつての、恋について」                高田公太  わたしの初恋の記憶は幼稚園児のころにある。小さなわたしと同じたんぽぽ組にいた、小さなマナちゃんのことが好きだったのだ。  マナちゃんはショートカットで、丸っこい目が好きだった。ボーイッシュな雰囲気が、少年ジャンプの漫画に出てくるヒロインのようだった。

          ホワイトデー返礼エッセイ「かつての、恋について」