高田公太

実話怪談作家、エッセイスト。近作は「絶怪」(竹書房刊)の編著。投げ銭歓迎。

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    法律も医療もそこには届かない……「隣の暗黒」に迫る大問題小説

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    Outsider Media 【BATON】 ユーモアと好奇心だけがコンパスだ。 豪華執筆陣連載開始 田中俊行/高田公太/住倉カオス/横田徹 and more...

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    コンテンツクリエイター/プロデューサーの住倉カオスと作家・エッセイストの高田公太による、高次元トーク番組です。1エピソード100円。

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【日記】2024/11/3の起きたばかり

 日記は一日の終わりに書くべきだという固定観念があったが、それだと最も眠く、最も日記を書くモチベーションが湧かない状態を待つことになるので非効率。気が向いたら書けばいいよね、と思い立って今書いている。「日記=その日にあったこと」と思わずに、その日のどこかで思ったこと、あるいは何も思わなかったという旨を書けばいいのかもしれない。

    • 狂いについて

       一年間の中で何度も誰かに対して「人は愚かだ」と口にしている。この見立ては一つの真理だと思って口にしているのだが、「愚か」とは何かの定義に自分の我が儘があるのであくまで、真理だと思って、の域は出ることがない。もし本気でこれを真理だと信じ始めたら、わたしは中々の危険人物になるだろう。

      • 【詩】順番

        なにごとも順番に始まる まず目線を上げ 手を使わずに掴む 次に歯茎から力を抜く かたちが段々と見えてくるまで 泳ぐ 肩の重さを忘れて 耳だけがピンと立つ 崩れそうになるが崩れず 香りはゼロ 過去も未来もなくなり 秒針の意味は消えた 時間ではなく空間でもないやり方 思考ではなく想像でもないやり方 なにごとも順番に始まる このとき わたしはすでに魚 すでに森 すでに漆喰の壁 すでにバッファロー その後起きるとても静かな爆発は 千年さきに生きる誰かにと

        • 短編小説「中の人たち」

           電車の中で歯糞を指でほじくるのが、三橋幸人の癖だった。  車両がまるでこの世の終わりのように空いていようが、まるでこの世がゴム無しセックスキチガイだらけだった証のように混んでいようが、三橋幸人は人差し指や親指を思い切り口の中に突っ込んで、歯に挟まったイカ、ホルモン、ニラ、ネギの筋などを取り払い、最後には爪で歯の表面を磨くのだ。そうして爪にたくさんの歯糞が溜まると、彼は流れるような仕草で指をしゃぶり、満足げに目尻を下げるのである。  この一連の動作はあくまで無意識に行われてい

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          【日記】2024/11/3の起きたばかり

           日記は一日の終わりに書くべきだという固定観念があったが、それだと最も眠く、最も日記を書くモチベーションが湧かない状態を待つことになるので非効率。気が向いたら書けばいいよね、と思い立って今書いている。「日記=その日にあったこと」と思わずに、その日のどこかで思ったこと、あるいは何も思わなかったという旨を書けばいいのかもしれない。

          【日記】2024/11/3の起きたばかり

          狂いについて

           一年間の中で何度も誰かに対して「人は愚かだ」と口にしている。この見立ては一つの真理だと思って口にしているのだが、「愚か」とは何かの定義に自分の我が儘があるのであくまで、真理だと思って、の域は出ることがない。もし本気でこれを真理だと信じ始めたら、わたしは中々の危険人物になるだろう。

          狂いについて

          ここ一ヶ月で思ったこと 

          忙しかった 7月はとても忙しかった。毎週末なんらかのイベントがあり、その合間にもさまざまな活動にまつわるあれこれがあった。7月くらい忙しいと本当にスケジュール管理ができなくなる。8月以降の依頼もすぐにスケジュール帳に書かかないと、バタバタしている間に忘却の彼方だ。自分の場合はあくまで瞬間的に忙しいだけのことだが、これが一年、二年と続くようなら確実にマネージャーがいるだろうと思う。独力でやれる気がしない。マネージャーを付けずにタレント活動をしている板東英二さんは天才なんじゃな

          ここ一ヶ月で思ったこと 

          日々

          心がもやもやする日があれば、気でも狂ったかというほどさっぱりとした一日もある。これは明らか鬱傾向であろうと思われる時間を過ごしたあと、ふと何かにやる気が出てしまうと、もしやこれは単に躁のフェーズに入っただけなのではと、己を疑う。この一連はまことに面倒くさい。とはいえ、わたしは精神状態を躁/鬱だけで分ける危険性を知っているので、「まあ普通」くらいのときに、面倒だ面倒だと不平を言いながら仕事をする丁度良さを求める。じっとしてれば、そんなタイミングがいつか訪れるのだ。

          「俯瞰の自分」の危険性

          わたしが日ごろ追っているVチューバーアイドルプロダクションのメンバーからなる「不知火建設」というグループのEPをダウンロードして聴いた。 すると、「なんて優しくて楽しい世界なんだ」という感動ただそれだけで涙が出てきた。エビ中のライブを観てても涙がこぼれたものだが、リアルであれヴァーチャルであれアイドルは人を清らかに泣かせる力がある。

          「俯瞰の自分」の危険性

          「ニトラム」を観た。

          東京、福島と動いた疲れがどっと来て、腰痛ぼちぼちと身体が攣りやすい体調になっている。県外に出てる間に弘前はまたも絶妙に寒さを感じさせる気候になっていて、これもまたメンタルに若干の影響が。

          「ニトラム」を観た。

        記事

          ここ一ヶ月で思ったこと 

          忙しかった 7月はとても忙しかった。毎週末なんらかのイベントがあり、その合間にもさまざまな活動にまつわるあれこれがあった。7月くらい忙しいと本当にスケジュール管理ができなくなる。8月以降の依頼もすぐにスケジュール帳に書かかないと、バタバタしている間に忘却の彼方だ。自分の場合はあくまで瞬間的に忙しいだけのことだが、これが一年、二年と続くようなら確実にマネージャーがいるだろうと思う。独力でやれる気がしない。マネージャーを付けずにタレント活動をしている板東英二さんは天才なんじゃな

          ここ一ヶ月で思ったこと 

          日々

          心がもやもやする日があれば、気でも狂ったかというほどさっぱりとした一日もある。これは明らか鬱傾向であろうと思われる時間を過ごしたあと、ふと何かにやる気が出てしまうと、もしやこれは単に躁のフェーズに入っただけなのではと、己を疑う。この一連はまことに面倒くさい。とはいえ、わたしは精神状態を躁/鬱だけで分ける危険性を知っているので、「まあ普通」くらいのときに、面倒だ面倒だと不平を言いながら仕事をする丁度良さを求める。じっとしてれば、そんなタイミングがいつか訪れるのだ。

          「俯瞰の自分」の危険性

          わたしが日ごろ追っているVチューバーアイドルプロダクションのメンバーからなる「不知火建設」というグループのEPをダウンロードして聴いた。 すると、「なんて優しくて楽しい世界なんだ」という感動ただそれだけで涙が出てきた。エビ中のライブを観てても涙がこぼれたものだが、リアルであれヴァーチャルであれアイドルは人を清らかに泣かせる力がある。

          「俯瞰の自分」の危険性

          「ニトラム」を観た。

          東京、福島と動いた疲れがどっと来て、腰痛ぼちぼちと身体が攣りやすい体調になっている。県外に出てる間に弘前はまたも絶妙に寒さを感じさせる気候になっていて、これもまたメンタルに若干の影響が。

          「ニトラム」を観た。

          青森の怪談作家と福島のサウナ発達が繋がるまで

          先日、人生初の福島県来訪を遂げた。 わたしは日本の地理歴史にまったく詳しくなく、物書きをするにおいて必要に応じて調べることはあれど、仕事が終わったらすぐ忘れてしまうほどその辺りが弱い。福島は南相馬市で「サウナ発達」を経営する「ぐっさん」がアテンドをしてくれた。わたしは7月にサウナ発達でイベントをする予定で、下見が目的なのである。ぐっさんにいろいろと質問して、福島の地に立ちながら福島のことを学べた。目で見ると、やっとイメージが繋がり頭に入る。 ぐっさんのアテンドは神がかったホ

          青森の怪談作家と福島のサウナ発達が繋がるまで

          詩「不安障害の詩」

          朝日が照らす、他人の不幸 手の中にある、遠い国の赤子の死 知るよしもない時間のピラミッドと残骸 通り過ぎていく幾台もの車のハンドルを握る人々の思考回路を想い浮かべる間などきっとあなたにはないのですから せめてこの不安障害の詩を届けてやりたいとわたしは思うのです 落とさないように力を込めたり 転ばないように歯を食いしばったり 愚かさを詫びたり 何も変えられなかった、まだ戦争が起きている、どこにでも階級がある、と いじけたり それら全てを隠して笑ってみたり 未来は明るいと吐

          詩「不安障害の詩」

          楽しい時間

          現在のわたしは長髪でくたびれたパーカーを来てうろうろする四十六歳の男性だ。眼には狂人めいた光があり、その視線は常に移ろい、単身で道を歩むにしても挙動不審を思わせる振る舞いが織り混ざっている。 そんなわたしを他者が記号としてみたら、危険人物と見做されても仕方がない。やばい人慣れしている方なら「個性的」の一言で済ませてくれるだろうが、皆が皆、やばい人に慣れているわけではない。

          楽しい時間

          罪人不在の「文化のシャッター商店街」

          誰もが自分のことだけで手がいっぱいだ。 他人の世話をする余裕なんかない。 そこに時間と金を費やしている暇があったら、自分の行く先のために創意工夫をしたい。そして、己の未来に明かりを照らすのはいつだって金だ。

          罪人不在の「文化のシャッター商店街」

          幸せと思い出(非自己啓発で)

          久しぶりにスマホで書いて投稿。 2024年も半分近く経過しました。 今年はnote更新も続いているし、イベントも活発にやれているし、会いたい人、遊びたい人とも会えているしで、ほんと充実。肩にあまり力を入れないで過ごせている実感もあって、瞬間的にしんどいことはあっても総じて良い日々だなあ、と思って過ごせてます。そのせいかすごく日々のスピードをゆっくり感じ、ガキに戻ったように一年が長い。青森の雰囲気に包まれてるから、多少忙しくてもあんまり目まぐるしさはないのもナイスポイントです

          幸せと思い出(非自己啓発で)

          本日の畑仕事は柴刈り。終わったらサウナ行く気まんまん。良い感じです。

          本日の畑仕事は柴刈り。終わったらサウナ行く気まんまん。良い感じです。

          ここでつぶやくの楽しいかも。畑方面にチャリ漕いでる途中でゲロ吐きそうになりました。今日の弘前は肌寒いです。

          ここでつぶやくの楽しいかも。畑方面にチャリ漕いでる途中でゲロ吐きそうになりました。今日の弘前は肌寒いです。

          noteにもつぶやき機能がある。今初めて使います。今日はこれからりんご畑に行きます。やっほーい。

          noteにもつぶやき機能がある。今初めて使います。今日はこれからりんご畑に行きます。やっほーい。