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青森の怪談作家と福島のサウナ発達が繋がるまで

先日、人生初の福島県来訪を遂げた。
わたしは日本の地理歴史にまったく詳しくなく、物書きをするにおいて必要に応じて調べることはあれど、仕事が終わったらすぐ忘れてしまうほどその辺りが弱い。福島は南相馬市で「サウナ発達」を経営する「ぐっさん」がアテンドをしてくれた。わたしは7月にサウナ発達でイベントをする予定で、下見が目的なのである。ぐっさんにいろいろと質問して、福島の地に立ちながら福島のことを学べた。目で見ると、やっとイメージが繋がり頭に入る。

ぐっさんのアテンドは神がかったホスピタリティに満ちていて、温泉を巡ったり、美味しいごはんを食べたり、サウナ発達と宿泊施設「宿巣」を使わせてもらったりと、いたれりつくせりだった。本当に自分は下見が目的だったのだろうかと疑ってしまうほど発達と福島を満喫してしまった。

弘前には「弘前サウナ倶楽部」という個人団体があり、わたしはその団体がアサヒサウナで開催した企画でぐっさんと初対面を果たしていた。
アサヒサウナの企画では、ぐっさんによる「サウナ発達」に関するトークと、サウナ室の壁に水を噴霧して湿度を上げていくという変わったアウフグース(と呼んでいいのかもわからない)の体験などが行われた。トークはとても興味深く、噴霧体験のあとの水風呂も最高に気持ちよかった。そして、喫煙所でぐっさんと初めて会話を交わしたのだ。

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