【瞑想でやせる?】ダイエット(減量、痩身)と瞑想・ヨガ?
今回はダイエット(減量)と瞑想についてです。瞑想はダイエットに役立つのでしょうか?
今日、瞑想は心身の健康などに有益であることを示す研究も増えており、著名人を始め多くの人が実践するようになっています。
私も瞑想の効果を実感する人の一人です。私は酷い うつ不安からの回復に役立ったと感じています。
瞑想のうつ不安への効果に関しては諸説あり、効果が実感されにくい場合もあるようですが、私にはかなり効果がありました。
瞑想の効果について調べると「ダイエットに役立つ」「瞑想(マインドフルネス)でやせる」といった情報もあります。
今回は瞑想とダイエット(というよりかは、総合的なダイエット法)についての考察です。
ダイエットはホントに必要!?
ダイエットに関心のある人の中には誤った考えを抱いて実践し、その結果として健康を害することもあるようです。
特に神経科学的・生化学的にも、心理学的・感情的にも嵐の吹き荒れる難しい時期である思春期の女性の中には、ダイエットや自分の体型に関して偏った考えを抱くことがあるようです。
その場合には拒食、過食といった摂食障害などの心身の問題につながることがあり注意が必要です。
参考
・摂食障害情報ポータルサイト(運営元:摂食障害全国支援センター)
・マイウェルボディ協議会
・摂食障害の記事
基本的には食事、運動などの健康的な生活習慣で、実際に健康ならば、ダイエットに執着する必要はないと思われます。
健康ならば、ダイエット・サプリや青汁、酵素ドリンクの広告を眺める以外に、もっと自分の人生に有意義なこと、楽しいことに 頭も心も時間も お金も 向けたほうが良いと思います。
体重や脂肪を「絶対悪」のように捉えてダイエットに精を出す人もたまにいますが、これは全くもって科学的に根拠がなくて、弊害もある考えです。
例えば身体の脂肪は多すぎるのは良くありませんが、少なすぎるのも健康上のリスクにつながります。
脂肪が少なすぎると、免疫、活力、自律神経、ホルモンバランスにも悪影響が生じます。
ダイエットとはニュアンスが違いますが、女性のスポーツ選手、アスリートの方面で、配慮が必要な知識にも関連することもあります。
参考 : 女性アスリートの健康問題「女性アスリートの三主徴」
(亀田メディカルセンター|亀田総合病院 スポーツ医学科 )
・low energy availability(利用可能エネルギー不足 ) 、
・無月経
・骨粗鬆症
・BMI、適正体重
健康的な生活習慣で、BMI(Body Mass Index)が適正範囲なら、その状態を維持し、ダイエット以外の他の有意義なことに目を向けましょう。
ちなみにBMIは22前後が健康上のリスクが小さいと言われることが多いようです。体脂肪率は20%以上~30%未満が良いとされています。
他にも骨格筋率といった数値もあるのですが、健康的な生活習慣と運動、仕事、家事などで適度な筋肉への負荷やカロリー消費があれば、BMIが適正範囲なら問題はないことが多いです。
無理なダイエットのリスク ―― 健康被害、シンデレラ体重??
無思慮なダイエットには注意すべきです。
「冷たいものを摂ると体温を上げるために燃焼効果があって、ダイエットにもいいんだって~」と言いながら、夕食の後に美味しそうにアイスを頬張るくらいなら微笑ましいのですが、必要のないダイエット、それも根拠のないダイエット法に精を出すのは、心身の健康に良くないです。
特に思春期や若い時期に必要の無い無理なダイエットは、骨の成長に影響し骨密度の低下による将来の骨粗鬆症や寝たきりのリスクに直結したり、脳の成長や内分泌腺、内臓、各器官の機能に後々まで残る悪影響が生じる可能性もあります。
また間違った方法によるダイエットにも気を付けるべきです。
不妊、糖尿病、骨量低下、、、、「シンデレラ体重」のリスク↓↓
参考:シンデレラ体重って知っていますか?(社会福祉法人 聖隷福祉事業団 保健事業部)
・センナ、ダイオウ、漢方薬、下剤など
下剤を使った方法などをたまに見かけますが、これは情報の取捨選択のできない人が引っかかるような、かなりアホな情けない方法で、将来的な慢性便秘につながる方法です。
「センナ」や「ダイオウ」といったハーブ、生薬、「防風通聖散」「大柴胡湯」など漢方薬によるものであれ、下剤の多用は大腸の機能を低下させ、厄介な便秘症のリスクを高めます。
自然な生薬、ハーブだからと言って関係ないです。
関連note:【注意】漢方ダイエット?「防風通聖散」について。副作用、健康被害も
・やせ薬に注意
いわゆるダイエット食品、「やせ薬」にも注意が必要です。特に多いのが、輸入代行業者を通じて手に入れた外国製のダイエット食品の摂取での健康被害です。
心臓、肝臓、腎臓の障害、甲状腺の異常、血糖値の急激な変化による意識障害などの重篤な健康被害のリスクのある成分が含まれていた事例があり、死亡例も実際にあります。
・極端な食事制限、断食
短期集中型の食事制限や、断続的な断食(ファスティング、かなりの食事・カロリー制限)にも気を付けるべきです。
断食は専門的な知識のもとで、適切に行われるのなら、ダイエット以外にも心身の健康に良いのではという意見はあります。
しかし、素人が勝手判断で実行すべきものではないです。
関連note:断食療法(ファスティング)の体験談。断食と瞑想
【注意!】ダイエット脂肪肝(低栄養性脂肪肝)など
実は、過剰に食事、摂取カロリーを減らすようなダイエット法によって「脂肪肝」になるリスクがあるのです。
ダイエットによる脂肪肝は主に「低栄養性脂肪肝」と呼ばれているものです。巷では「ダイエット脂肪肝」と呼ぶ人もいます。
食事制限による脂肪肝のリスク上昇については、「飢餓」に対応するための人体の機能によるもののようです。
これによって肝臓が脂肪、エネルギーを取り込みやすくなり、脂肪太りになるようです。
脂肪肝は、アルコールの多量・継続摂取を主な原因とするという見方は古くなりつつあり、最近では生活習慣によるもの(非アルコール性脂肪肝)も注目されています。
生活習慣による脂肪肝は運動不足やカロリーの過剰摂取による「内臓脂肪」(過栄養性)によるものが分かりやすいですが、述べたように「低栄養性脂肪肝」、ダイエット脂肪肝といったこともあるのです。
BMIが適切、もしくは低く痩せ気味なのに、肝臓には脂肪がたまっているといったこともあります。
脂肪肝から、肝炎、肝硬変そして肝がん につながるリスクも指摘されています。
また運動が無くてかつ栄養にも偏りがあるような食事制限によるダイエットでは筋肉が痩せて、胃下垂、内臓下垂など様々な悪影響が生じやすいです。
美容のためにダイエットをすることが多いですが、間違った方法によって美容効果どころか、健康被害が生じて、ずっと残る後遺症まで抱えることもあります。気を付けましょう。
正しいダイエット法! ―― 健康的な食事と運動を主軸に!!
正しいダイエット法は、健康的な生活習慣、特に食事と運動に集約されます。
基本的にはダイエット・サプリにお金をつかう必要はありません。
適切な方法で摂取カロリーと消費カロリーを健康的なものにするのです。
適切な方法でやらないと、成長期なら成長に悪影響が生じたりするし、また、述べたように骨量低下や脂肪肝のリスクなど問題が生じます。
適切な方法とは、主に健康的な食事と適度な運動(有酸素運動と筋トレ)です。ダイエット法はこれに集約されます。
これが最も健康的、科学的な方法で、ダイエットにおける万古不変、万世不易の真理とも言えるでしょう!学問にもダイエットにも王道なしです。
健康的な食事によるダイエット
カロリーを抑えたいと言っても、生きていく以上は栄養を摂らなければ死んでしまいます。
ダイエットのための食事の要点は単純明快で ――
必要なものは摂る。それ以外は控える。
―― です。言われなくても分かる当たり前のことです。これに尽きます。
タンパク質、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラルを適切に摂取して、余計なカロリーはできるだけ控えて、後は運動などによるカロリー消費で痩せるというのが、ベストな方法です。
カロリー計算は、もちろん気にした方が良いかもしれませんが、しかし細かくやり過ぎると、余計なストレスになります。
むしろ初めのうちは、細かいカロリー計算して、あれもこれもダメ!とやるよりも、食事の内容を健康的なもの、堅実なものにするように気を配った方が良いと思います。
食事内容が堅実なものなら、食事量的にたまに食べ過ぎても、少しくらいなら夜に唐揚げや、甘いものを食べても、運動などカロリー消費の習慣で、ほぼ補えると考えるからです。
この方法だとストレスが少ないし、無理なダイエットによる活力の減少といったこともありません。
「この大福1個分のカロリーを消費するには、時速6キロでも1時間くらい歩かなきゃならん。つらい」とか「今の摂取・消費カロリーから考えると1ヶ月でも1キロちょいしか痩せない。もっと我慢しなきゃ」とかやるよりも、「ケーキ食べちゃったけど、よしっ!運動ガンバルぞ!みんな応援して!」とかやった方が前向きだし、人生楽しいだろうし、愛嬌もあると思います。
数値的にキッチリ管理したい人なら、それでもいいと思います。
でも、基調とすべき方針から逸脱することなく、ウロウロしたものでも飽きずに継続して行動していけば、なんだかんだで上手くいくことが多いです。
食事と運動の組み合わせによるダイエットはベストは方法で、エクササイズの後には適度に筋肉をつけ、効率的にシェイプアップして体型を良くするためにも、むしろ肉類(タンパク質)や飯、甘いもの(炭水化物、糖質)が必要だったりします。
運動後の糖質摂取は、筋肉合成のためのアミノ酸の取り込みを効率的なものにするからです。
そもそも飯も旨くなるし。
★堅実な食事内容と食事量
確かに仕事など忙しさから、外食、買ってきた弁当や惣菜などで済まさざるを得ない人も多いのが実情です。
それでもコンビニのおにぎりであれ、ファミレスのメニューであれ、胚芽米、分づき米を使ったものなどがあるなど世の中のトレンドとして健康志向があるので、できることはあると思います。
食事量に関しては、細かいカロリー計算をしたければすれば良いです。便利なスマホアプリもあるようなので。
適度な運動を取り入れているのなら、堅実な食事内容で腹八分目を目安にすれば、上手い具合に収まることが多いという考えもあります。要は感覚的に食べ過ぎでなければ良いです。
もちろん強い空腹感が生じることがありますが、その場合には、適度な間食で調整。
こんな感じでも、健康的な食事と適度な運動でダイエットに成功します。
● 食事の大きな方針は以下の通りです。
● その他、細かいアドバイス
⇒ よく噛んで食べる。よく噛む必要のあるものを取り入れる。
咀嚼回数は食事の満足感に影響を与える要素です。よく噛んで味わいましょう。
咀嚼回数が多い食事内容だと、脳の視床下部にある「満腹中枢」が刺激され、食欲の調整にも役立つと言われています。
⇒ もし可能なら、胚芽や繊維を残した穀物を取り入れる。
胚芽米や分づき米、黒っぽい田舎パンなどをよく噛んで食べます。
咀嚼回数も増えますが、精白が不十分な穀物には、ビタミン、ミネラル、微量元素、食物繊維も含まれ、さらに独特な厚みのある風味、滋味があり満足感が得られ、食欲の調整にも役立ちます。
でも玄米は特殊な加工がされない限り、現代人には消化に悪いです。
⇒ 加工度の高いものや、いわゆる「ジャンクフード」はできるだけ避ける。
加工度の高いもの、ジャンクフードはカロリーの割には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が不足していて、脂肪、糖質、塩分が多く、味付けが濃いことがあります。
こういったものは、味覚を混乱させ、嗜好欲求を過剰に刺激し、食欲の調整を難しくことがあります。
また諸説はあるのですが、腸内細菌叢(腸内フローラ)の状態も、味覚、嗜好、摂食欲求に影響を与える可能性が示唆されています。
食物繊維や発酵食品などを含む健康的な食事で腸内細菌叢が整い、さらにその良い状態の腸内細菌叢によって、健康的な食事を好むようになるという見解もあります。
加工度の高い食品や、ジャンクフードは、この腸内細菌叢を乱し、これが嗜好にも影響を与えることによって健康的な食生活を難しくする要素になるという見解があります。
ちなみに腸内細菌叢は便秘ばかりでなく、免疫機能や炎症反応、各種疾患などなどとの関連で現代医学においても注目されています。
例えばパーキンソン病や多発性硬化症などの神経疾患などとの関係が研究されたりしています。
腸内細菌叢については、見過ごされがちですが、結構重要だったりします。
関連note:【痩せ菌!?】腸活ダイエット。短鎖脂肪酸、腸内細菌叢を重視。瞑想やヨガにも良い
⇒ サプリなど小手先のテクニックには頼らない。
サプリやカプサイシン、酢、寒天、コンニャクなどを使ったものなど、様々なダイエット法がありますが、これらは小手先・枝葉末節のテクニックであって、気休め以上には頼らない方がいいです。
ダイエットの核心は健康的な食事と運動です。
⇒ ヴィーガン(完全菜食主義)、マクロビオティックなどには注意する。
ダイエット目的でヴィーガンを実践する人は多くはないと思います。
私個人的には、動物愛護などの精神には充分に共感できます。
実際に、過去に、私や私の知人がヴィーガンを一定期間試したことがあります。
結論を言うと、栄養学を学び、必要な栄養補助食品を活用しない限りにおいては、『長期的な』ヴィーガンで健康を害することはあっても、健康になることは ほぼないと考えています。
栄養補助食品も利用せずにヴィーガンで健康になったと主張する人もいますが、少なくとも私や知人がそれについて思うことは、それは嘘か、やせ我慢(実際に頬がこけ、やつれ、肌がガサガサになり、女性の場合には生理も止まったりして、やせるわけですが)か、始めて間もないか、もしくは、ひょっとすると特殊な腸内細菌でも持っているかのどれかだということです。
マクロビオティックも同様です。ダイエット目的でマクロビを始める人はたまにいます。
しかしこれも短期的なら弊害は少ないかもですが、長期的なら健康を害すると考えています。
ヴィーガンもマクロビも偏食であり、要は栄養失調になります。これらの熱心な実践者の中には、宗教がかった人もいて、なかなか近寄りがたい雰囲気もあります。
ちなみにインドの非暴力の政治指導者として有名なガンジー(マハトマ・ガンディー)は菜食だったようですが、牛乳は摂っていたようです。
しかしそれでも菜食主義による栄養不良のことは気にしていたようで「動物性食品にかわる何か良いものはないか」と探していたようです。
関連note:マクロビオティック(他、ベジタリアン、ヴィーガンの食事法など)について
⇒ 神経質、禁欲的になりすぎない。
甘いもの、お菓子、ジャンクフードなどは避けた方がいいのは事実ですが、禁欲的になるの必要もないです。
日頃、健康的な食事に気を付けていて、運動などの習慣でカロリー消費があれば、少しくらいの息抜きの嗜好品はほぼ帳消しにできます。
モデルや女優、プロスポーツ選手ならともかく、一般的なダイエットではそんなに神経質になる必要はありません。
空腹感が強いなら、適度なら間食も大丈夫です。
その場合でも、味気ないナッツをバリボリかじるんじゃなくて、適度ならアイスでもチョコでも団子でも良いです。
要は日頃の健康的な食事と運動の習慣さえあれば、ホドホドの息抜き程度ならば何とかなります。
ダイエットは継続が重要です。過剰なストレスは良くないです。
運動、エクササイズで痩せる
食事と運動はダイエットの主軸、両輪です。
ホドホドでたまにならカロリーオーバー気味の食事でも、運動の習慣でカバーできます。
要点を言うと、ダイエットには有酸素運動と筋肉への負荷のある筋トレ(無酸素運動)の両方が必要です。男性なら筋トレの方に重点を置いても良いです。
女性のダイエットにも筋トレは必要です。
女性の中には、たまに筋トレで「ゴツくなる」「体型が太くなる」と心配する人もいるようです。
これについては、スポーツ選手なみにやらない限りは心配ないと言えます。
女性の場合には生化学的にも、筋トレによって男性のようにゴツくはなりにくい仕組みがあります。
むしろシェイプアップに筋トレは役立ちます。
・有酸素運動で脂肪燃焼
有酸素運動はダイエットに直接的な影響があります。
ウォーキング、ジョギング、ダンス、水泳など筋肉への負荷の低い持続的な運動、つまり有酸素運動によって(内臓脂肪を含む)体脂肪が燃焼されるからです。
反対に、筋肉への負荷の強い筋トレに代表される無酸素運動では、糖質が利用されやすい仕組みになっています。
有酸素運動の強度としては、速めの散歩でも効果があります。特に運動の習慣のない場合には、軽めから徐々に身体を慣らしていったほうがよいです。
体調に応じて、やや軽い ~ ややきつい運動、もしくはきつめの運動を行います。きつめの運動する場合には、その前に動的ストレッチによるウォーミングアップをしっかりめにして下さい。
運動の時間は、当たり前のことですが長時間やればやるほど脂肪は燃えます。
強度によっても差があるのですが、一般的には少なくとも20分以上は続けたほうが良いと言われています。
でも、研究がいろいろとあって、5分程度のそんなにきつくない程度の有酸素運動でも脂肪燃焼効果はあるという意見もあります。
特に運動強度が強い場合には、運動終了後も、しばらくはエネルギー消費や脂質代謝の亢進が期待できるとされています。
運動は体調が整っていればいつでもいいのですが、多少空腹の時の方が効果的という意見があります。
この場合でも低血糖状態だと事故につながるので気を付けましょう。
・筋トレで痩せやすい体に
有酸素運動は脂肪燃焼に直接的な効果があります。筋トレは脂肪が燃えやすい身体作りに重要な効果があります。
筋肉量がある方が、基礎代謝が上昇し、かつ、運動や身体を使った作業時の代謝も上昇します。
筋肉があるほうが、代謝が活発になり、脂肪燃焼されやすいのです。
また筋トレのような筋肉に負荷のかかる運動によって、成長ホルモンも分泌され、これにも脂肪燃焼効果があります。
成長ホルモンによる脂肪燃焼効果は、運動終了後も24時間以上続くとする研究もあります。
筋トレと有酸素運動を続けて行う場合には「筋トレが先、有酸素運動が後」が原則とされています。
これにも諸説はあり、実際の効果に関しては、スポーツ選手やボディビルダーなどでない限り、あまり気にする必要はないという意見もあります。
筋トレメニューに関しては、前腕やふくらはぎを含めた全身をバランス良く鍛えた方が良いですが、基本的には胸、背中、腹部、脚部(太もも)、臀部・尻といった大きめの筋肉を鍛えるメニューを中心にすると効率的と言われています。
代表的にはビッグスリー、BIG3(デッドリフト、スクワット、ベンチプレス)がすすめられます。
ダイエット程度の筋トレでは、必ずしもジムに行って器具を使って高強度のトレーニングは必要ないです。
高強度インターバルトレーニング(HIIT)といった方法も有名ですが、個人的に強くおすすめするのが、自重トレーニングかつスロートレーニングです。
自重トレーニング、スロートレーニングに関しては書店、コンビニなどでも分かりやすい写真説明入りの書籍、雑誌が簡単に手に入ると思います。もちろんYouTubeにも情報があります。
それらを参考にして実践するとよいです。
筋トレは週に1回なら体型、筋肉量、代謝維持、2、3回なら積極的なシェイプアップや代謝に役立ちます。同じ部位のトレーニングは超回復を考慮し、一日以上間隔をあけるべきです。
またトレーニングの前にはウォーミングアップとして動的ストレッチをして下さい。
筋トレ後には30分以内にアミノ酸と糖質を摂った方がよいと言われていますが、これもスポーツ選手やボディビルダーなどで無い限り、それほど気にする必要はなくて、一日の食事で栄養が摂れていればよいという意見もあります。
ただ特に男性で積極的に筋肉を増やしたい場合には、プロテインの活用は効率的だと思います。
腕や太ももなど部分痩せに関しては、あまり根拠が無いようです。
部分痩せが可能かどうかについては諸説があるのですが、一般のダイエット程度なら、部分痩せを狙うのは、効率的でも合理的でもないようです。
【効果実感】食事と運動によるモチベーションアップ
ダイエットの効果は1日2日では、もちろん明確にはなりません。
各個人の現在の状態や筋肉量、過去の運動歴、ダイエット実践の忠実さによって違います。
早い人だと2週間ちょいで「最近顔色いいね」「痩せた?」と言われたり、主観的に快活さが増したりなどはあります。
バランスの良い筋トレも週に2回、たまに3回くらい実践している場合には、1ヶ月ちょい過ぎてくると、徐々に体つきの変化が自他共に気づくようになることがあります。
うつ伏せになると、ペタァーッとなっていたお尻が、プリッとなったりしてきます。
太ももや二の腕も健康的に痩せたりします。
男性の場合は、筋トレすると、生化学的にも女性よりもゴツくなりやすい仕組みなのですが、胸、肩、腕、背中、脚などに筋肉がついてくる上に顔つきも精悍になったりして、「鍛えてるの?」なんて言われたりすることが出てきます。
こうなってくるとそれ自体がダイエットや健康的な生活習慣維持のモチベーションになったりします。
空腹になっても、「今、自分の身体の中では脂肪が燃焼されてるんだ。このまま早歩きで遠回りして帰宅して さらに燃やそう」とか思ったりして楽しくなったりします。
ダイエットと瞑想やヨガ
さてやっと瞑想とダイエットの関係についてです。
様々な瞑想法があり、様々な効果があるといわれていますが、ではダイエットにも効果があるのでしょうか?瞑想でやせるのでしょうか?
単刀直入に言うと瞑想であれ、気功であれ、ヨガの体操、ホットヨガ、パワーヨガ、カパーラバーティやバストリカといった強めの呼吸法、腹式・丹田呼吸法であれ、消費カロリーが全然たいしたことないので、ダイエットに直接的な強い効果があるとは考えにくいし、負荷も無く筋トレにもならないと考えています。
ダイエットと瞑想を掲げるnote記事ですが「表題に偽りあり!!」みたいな感じで申しわけないです。笑
しかし全く関係ないとも言えないと考えています。
食欲のコントロールには役立つことがあると考えています。要は瞑想によって心身の状態を整え、ヤケ食い、無駄食いを防ぐということです。
このnoteにおいては食事については「必要なものは摂る。それ以外は控える」べしとしています。
そして摂取を控えるのは主に栄養上必要とされる以上の炭水化物と油脂としています。
しかし炭水化物にしても油っぽいものにしても、旨いわけです。無駄食いしたいわけです。
なかなかこの誘惑に勝てずに、ついつい食べ過ぎてしまい、ダイエットが上手くいかない人も多いわけです。
こういった誘惑に勝つために、瞑想は良いかもしれません。
あと瞑想や精神の安定にはアロマテラピー、精油も役立つ場合もあります。
瞑想向きなのは主にα-ピネンを含む森林浴系の精油です。ヒノキ、サイプレス、フランキンセンスなどです。ラベンダーも瞑想に用いられます。
運動には、森林浴系の他に、シネオールやリモネンを含むものがすすめられることがあります。
ローズマリー・シネオールや柑橘系の精油です。アトラスシダーも合うと思います。
【注目!】健康的なダイエット法による広範かつ持続的な好影響
健康的なダイエット方法(食事と運動と、、瞑想)の実践による好影響は、ダイエットのみにとどまるわけがないです。
瞑想も実践するなら、瞑想による、心身、神経生理にもわたる効果があります。
健康的な食事も、もちろん持続的な健康効果があります。
運動も、痩せるだけがその効果では無いです。ホルモン、マイオカイン、オステオカルシンといった重要な生理活性物質も分泌されます。
これらの相乗効果で、肌や髪質の状態、顔色が良くなるなど様々な美容効果、アンチエイジング効果、メタボリックシンドロームやロコモティブシンドローム他各種病気・疾患の予防、免疫機能の調整、精神状態の健全さなどなども期待できるでしょう。
瞑想や食事、運動に気をつかった生活習慣で遺伝子の発現まで変化して、好影響が生殖細胞を通して子孫にまで伝わる可能性もなんて、なんか凄いことも言われています(エピゲノム、エピジェネティクス)。
(ポジティブなものであれネガティブなものであれ)エピジェネティクスの影響には数世代まで続くものもあるのでは、という意見もあるようです。
また「自信」にも影響を与え、仕事や勉学などのパフォーマンスも向上するかもしれません。
もちろんプライベートの質にも関係すると思われます。
長期的なしっかりした視野を持ち、健康的な方法でダイエットに臨むのは、生活習慣を整えることに直結し、クオリティ・オブ・ライフに資するものだと言えるでしょう!
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・「風邪」予防・対策!! ② 食事・栄養成分(ビタミンB2、ビタミンD) 、コラーゲン(ボーンブロス)のスープ
・冷え性の改善・対策法 ―― 食事、運動、漢方、瞑想(気功、ヨガ)など【温活】
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