【瞑想と精油】 瞑想に役立つ精油、アロマテラピー 【瞑想ブレンド紹介】
瞑想とアロマテラピー、オススメ精油
瞑想を始めてもしばらくは、なかなかリラックスや集中状態が得られず上手くできないでいるかもしれません。
そういった時は精油、アロマテラピーを活用するのも良いかもしれません。
アロマテラピー、精油(アロマ精油)とは
精油を芳香やリラクゼーションとして活用することをアロマテラピーといいます。
精油とは植物から高濃度に有効成分・芳香成分を抽出したものでエッセンシャルオイル(アロマオイル)とも呼ばれています。
オイル(油)とはいってもオリーブ油や胡麻油などとは違ったものです。
心身に対する独特な効果があり瞑想に役立ちます。
瞑想と精油、アロマテラピー
私は瞑想に精油を利用することがあります。
今では必ずしも瞑想に精油が必要というわけでもないのですが、過去にはリラックスと集中状態の助けとして頻繁に利用していました。
瞑想に慣れてくると、少しくらいなら近くでテレビの音がしていたとしても良い瞑想ができるようになります。
しかし入門・初心者の内は、なかなか環境を整えたとしても瞑想に必要なリラックス・集中が得られなかったりします。
そういった時に精油は助けになると思います。
人によって合う、合わないはあるでしょうが一度は試してみる価値はあります。
実際にアロマ精油を体感してみる
「ただ良い匂いがするだけでしょ。瞑想にどう影響するの?」と思うかもしれません。
こう思う人は一度試しにアロマ精油売り場に行って試してみると良いと思います。
まずは「ローズ(薔薇)」の精油を試してみて下さい。ローズは万人受けする分かりやすい精油です。
その時に「あぁ、いい匂いだなぁ~」と思うだけではなくて、どういう変化が生じるか自分自身を観察してみて下さい。
ローズの精油で、自然に笑顔になりませんか?楽しい気分、幸せな気分になりませんか?胸がジワ~っと温かくなりませんか。血管が開き血行が良くなるような気がしませんか?ピンク色やバラ色のような明るい色が浮かびませんか?
次にラベンダー精油を試してみましょう。これも分かりやすいメジャーな精油です。ローズ精油と比べて、かなり印象が違いませんか?
楽しい気分、幸福感というよりかは、リラックス、感情の沈静化という影響を感じませんか?睡眠をイメージしませんか?また赤やピンク、黄色といたものではなくて、青や紫をといった色が浮かびませんか?
またジュニパーやサイプレスを試して見ましょう。これは森林浴や新築木造住宅、お酒の「ジン」などを連想させる香りです。
こちらはローズ精油のような華やかで気分が上気するようなものではありませんね。
ラベンダーのようにリラックスできそうです。
しかしリラックスはできそうだけれども、一方でシャキッともして勉強や読書など作業が捗りそうなイメージもないでしょうか?
他にもゼラニウム、ローズマリー、ミント、、、なども試してみて下さい。
やはり特有の影響、イメージを感じるハズです。
なぜこのような効果があるのでしょうか?
なぜローズの香りは心身を上気させ華やかにさせる印象があり、ラベンダーはリラックスや落ち着きの印象があるのでしょうか?
精油(香り・匂い)はどのように心身に影響を与えるのでしょうか?
楽天ROOM:精油・フィトンチッド・ハーブなど
アロマ精油の脳・神経生理への影響と瞑想
芳香として用いた場合には、精油成分は吸入によって気管支を通って主に肺から血液に到って体内を循環するのもあります。
また精油を含むトリートメントオイルをマッサージに利用するなどでも、血液中に成分が確認できるようになります。
精油の成分、例えばラベンダー精油には優れた抗炎症作用のある成分が含まれており、こういった成分による健康効果は今日でも研究され続けています。
このnoteで特に強調したいのは、精油の健康効果だけではなく瞑想への影響です。
精油は瞑想に影響があると考えます。
それは脳・神経生理に強い影響があるからです。
香り・匂い(嗅覚)の伝わり方には、特殊なところがあると言われています。
視覚、体性感覚など嗅覚以外の感覚は、一度「視床」と呼ばれる脳部位を中継してから脳の各部位に伝わり処理されます。
しかし嗅覚の場合は、鼻の奥から神経を通ってダイレクトに脳に伝わります。
直接伝わる場所は大脳辺縁系と前頭前野眼窩部です。
前頭前野眼窩部ですが、この部分は意欲、動機付け、意思決定などに関わる重要な部位とされています。
大脳辺縁系は本能、情動、感情に関わる非常に重要な部位です。
心拍、呼吸、血圧、注意、記憶、快楽、不快、怒り、恐怖、闘争・逃避反応、報酬系、性的興奮、自律神経活動、、、など、生物としての重要な本能的情動に関わる一大部位です。
大脳辺縁系は大脳新皮質(人間らしい認知、思考、意志、長期記憶、情操、創造性などに関わる)とも、もちろん連絡があり、さらに視床下部とも強いつながりがあります(分類によっては視床下部を大脳辺縁系に含めるとする説明もあるようです)。
視床下部は生物の生命維持や本能的行動にとって非常に重要な中枢であり、視床とともに間脳を形成しています。
多くの重要な神経核から成り自律神経と内分泌の制御に関わる中枢です。成長ホルモンやオキシトシンなどの重要なホルモン分泌器官である下垂体の働きにも関係しています。
間脳はこれまた生命維持に不可欠な脳幹と密接なつながりがあります(間脳を脳幹に含めるという説もあるようです)。
大脳辺縁系は、間脳、脳幹とともに生物の生命維持、本能行動の始源、一大中枢を形成していると言えます。
精油(香り・匂い)はこの大脳辺縁系に直接影響を与えるということが重要なポイントです。
つまり匂いは大脳辺縁系にダイレクトに作用し、そしてつながりの深い視床下部にも作用することでしょう。
それによって情動・感情や自律神経、ホルモン物質にも影響すると考えられます。
(上述のローズやラベンダーの精油のことを思い出してみて下さい)
心地よい匂いなら、心身に対する影響もポジティブなものが期待できるでしょう。
そしてそのポジティブな影響には、瞑想にとって適したものもあると思います。
また瞑想それ自体が生命の中枢と言える大脳辺縁系、間脳、脳幹に作用するだろう、ということも重要です。
それは瞑想によって体感できる呼吸の変化やリラクゼーション反応、感情・情動の変化を観察すれば推測できます。これらの反応、変化は、それらの脳部位に関連するものです。
匂いに関連する脳部位、神経生理活動と瞑想に関連するそれらに一致するものがあるといったことからも、精油(香り・匂い)が瞑想に活用できるのではと考えられます。
さらに精油を用いた場合には精油成分由来の健康効果も期待できるのではないでしょうか?
瞑想とアロマテラピー、精油は非常に相性がよいと考えています。
樹木系とハーブ系他 ―― 瞑想には樹木系がオススメ!
主観では、樹木(森林浴、フィトンチッド)系の精油は瞑想向けとしては、使いやすく無難な印象があります。
樹木系は瞑想に関する「意識の状態や深さ、安定。神経生理。呼吸」に関係が深いと考えています。
一方でハーブ系他は感情や気分に作用するようなイメージを持っています。
フランキンセンスはとりあえずは樹木系に含めていますが、これは細かくは樹脂系です。
この樹脂系に関しては、成分的な観点からはよく分からず、私の単なるバイアス、思い込みなだけかもしれませんが、特有な精神作用、宗教性を感じています。
例えばエレミという精油は、成分的には主にリモネンなのですが、柑橘系など他のリモネンを主成分とする精油よりも宗教性を感じ瞑想向きのような印象があります。
フランキンセンスにしても、成分的には目立つのはα-ピネンとリモネンで、つまりはヒノキ+柑橘系みたいなものなのですが、それでもやはり「神聖」などの宗教的なイメージがあります。
同じ成分名でもさらに細かい違いが関わっているのかなぁ、それとも先入観、気のせいかなぁ、。
樹木系が苦手なら、ラベンダーなどハーブ系他がおすすめです。
瞑想アロマ精油、瞑想ブレンド
アロマテラピーの精油には多くの種類があります。
瞑想に向くもの、そうでないものがあります。自分に合う合わない、好き嫌いもあります。
香りの好みには個人差が大きく、また性別による差も大きいとも言われています。私の性別は男なので男性向きの感想に偏っているかもしれません。
フランキンセンス(オリバナム、乳香)
フランキンセンス(オリバナム、乳香)は瞑想に関係なく私が最も好きな精油です。瞑想に最も適したものだと思っています。
精油は他の精油とブレンドして使うことも多いですが、フランキンセンスはブレンドする必要性を最も感じない精油だと思っています。ブレンドしたいとも思いません。
香りのイメージは「神聖」「天界」「天界的な明るさ」。
香りに独特な甘さも感じられます。
成分の割合としては、森林浴系の香り成分のα-ピネンと柑橘系の香りのリモネンが目立ちます。
森林浴系の香りは集中とリラックスの両方に働き、それにリモネンの明るいイメージが加わり、その他の成分も複雑に関わりフランキンセンスの香りのイメージを形成しているように感じます。
フランキンセンス樹脂をインセンス(お香)として焚いたことがありますが、私はアロマ精油の方が好みです。
私は単体使用です。ブレンドするとフランキンセンスの香りの印象が消失するように感じ、最もブレンドしたくない精油です。ブレンドする場合は少量、微量が良いと思います。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
瞑想ブレンド(瞑想向けのブレンド)としてはエレミが合います。同じ樹脂系でリモネンの割合が高く、香りの印象を強め、瞑想の集中状態に良いと思います。
ベチバーとも相性が良いと感じます。ベチバーをブレンドすると瞑想のリラックス、「平安」「静寂」といった感覚が強まるように感じます。ベチバーや香りが強いのでブレンドする場合はごく微量が良いと思います。
サンダルウッド(白檀)とも合い、瞑想の安定や深さのためにも良いと思います。
もちろんベチバーやサンダルウッドは単体でも瞑想に向きます。
最もフランキンセンスと相性が良いと感じるのはローズ(薔薇。注目成分の一つはフェニルエチルアルコール)です。
花(フラワー)系統の香りは華やかで気分を上気させやすく、瞑想には向かない印象があります。
(イランイランやジャスミンなどが瞑想に向くという意見もありますが、私は使いません)
しかしローズはごく微量ならフランキンセンスとのブレンドで瞑想に良いかもしれません。
フランキンセンス単体、もしくは少量のエレミ、ごく微量のローズとベチバーとの瞑想ブレンドは慈悲の瞑想(トンレン瞑想など)に良く合うと思います。
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あと瞑想には関係ないですが、現代では価値観様々ですが、もし結婚というものを神聖なものであると感じるのなら、フランキンセンスとローズの組み合わせ(ネロリやベチバーも加えても良い)は、そういった結婚のイメージにぴったりだと思います。
フランキンセンスは神聖さ、天界的な明るさ。ローズは幸福、愛、華やかさ、喜び。ネロリはエレガントさ。ベチバーは平安。
フランキンセンスは繊細な香りだと思いますが、人によっては「ボンヤリ」「つかみ所がない」「香りの傾向がよく分からない」と感じることもあり、好き嫌いが分かれる精油のようです。
フランキンセンスは古代から神聖な香として宗教儀式に用いられており、キリスト教の新約聖書の中では黄金、没薬(ミルラ)とともに幼子イエスに捧げられたとされています。
また古代マケドニアのアレキサンダー大王(アレクサンドロス3世)が特に好んだ香であるとも言われています。
アトラス・シダー(シダーウッド・アトラス、ホワイトシダー)
アトラス・シダー(シダーウッド・アトラス、ホワイトシダー)は瞑想用としては、フランキンセンスの次に好きな精油です。
木の木部の濃厚な甘さが特徴で、フランキンセンスと同様に宗教的な香りです。男性的な香りと言えるかもしれません。
「シダー」の語源は「力」「霊的なパワー」を意味する言葉のようです。
実際に香りのイメージも「力強さ」「高貴さ」「内なる創造的な力」「勇敢さ」。
アトラスシダーは、瞑想の安定や、瞑想体験の充実、賦活・活性、意識を深めることといった効果を感じます。
単体使用ではリラックスさせ瞑想状態へと誘ったりする効果については、あまり無いように感じています。ブレンドをオススメします。
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瞑想ブレンドとしてはサイプレス、ヒノキが合います。サイプレス(ヒノキ)はα-ピネンの含有割合の高い代表的な森林浴系の精油です。これは単体使用でも瞑想に向きます。
サイプレスやヒノキはアトラス・シダー単体より瞑想に向き、フランキンセンスよりもお手頃なので、お試しとしては良いかもしれません。
α-ピネンの多い精油は瞑想の環境を整えるのに役立つように感じています。
瞑想の導入段階に良いと思います。
外に向かう騒がしい心を落ち着け、内へ向かうのを助けます。
リラックス効果を感じますが、弛緩に偏ることがないので、バランスの良い瞑想時の集中と安定を助けます
シネオール系の精油(ユーカリやローズマリー・シネオール等)やリモネン系の精油(上述のエレミ等)をブレンドすると瞑想の集中状態を助けます。
プチグレンとのブレンドはリラックスを助け深い瞑想へ誘います。プチグレンはミカン科の木の枝の匂いです。複雑な香りでアトラスシダー以外にも森林浴系の精油によく合います。
ヒバやシダーウッド・バージニア(レッドシダー)とのブレンドは瞑想の意識状態を安定させ深めるのを助ける効果を感じています。
ナルデ(スパイクナード、甘松)との相性も良いです。古くからある香料で新約聖書の中に「ナルドの香油」というのがありますが、それはこのナルデを使ったものであるとの説があります。
「土」「大地」を想わせる香りで豊かさ、甘さも感じられますが、アトラスシダーの甘さに比べると華やかさや軽さがあります。
パチュリと少し似た香りで、実際に成分も同一のものが含まれており、両方とも瞑想に向きます。
私はナルデの方が好きで、お気に入りの精油の一つです。
ナルデとのブレンドは、アトラスシダーの香りの特徴である「力強さ」の印象をより豊かなものにします。
サンダルウッドや微量のローズとも合うと思います。
ブレンドのイメージとしては、サイプレスやヒノキなどが、瞑想向きの環境を整え、余計な緊張を解きリラックスさせ、意識を内へと向かわせ、アトラスシダーが、瞑想体験が充実するのを助け、ヒバやシダーウッドバージニアなどが、さらに意識を深めるという感じす。
ローズウッド(葉)
ローズウッドは資源の保護から木部から抽出された精油は供給されなくなっています。
ローズウッドの主成分はリナロールです。
ネットなどではローズウッド及びリナロールの効果として「鎮静・リラックス」があげられています。
アトラスシダーよりはリラックス、リフレッシュ効果が高いように感じます。
しかし瞑想に用いた場合には、主観では、弛緩や鎮静、リラックスというよりかは、アトラスシダーのように賦活・活性であるように感じます。
瞑想の集中・安定を助け、瞑想体験を充実させるのを助ける印象です。
アトラスシダーよりもローズウッドは「軽さ」があります。
アトラスシダーの方が、重厚さがあり深い意識へと向かうのを助ける効果があるように感じます。
また瞑想用としてはα-ピネン系精油とブレンドした方が良いと思いますが、リラックス効果もあるため、アトラスシダーよりも単体使用に向く印象です。
リラックスや睡眠向けの精油として有名なラベンダーは成分的には酢酸リナリルの他にはリナロールが多いですが、ローズウッドとは作用が違うと感じています。
また同じクスノキ科の精油にホーリーフというのがあり、これも主成分がリナロールです。
個人的にはブレンドは別として単体使用の場合にはローズウッドの方が良い印象があります。
ユーカリ、ティートリー
ユーカリ(グロブルス、ラディアータ)の主成分はシネオールです。
これは瞑想時の呼吸を助け、またリフレッシュ効果を感じます。
心地良さに関わり、安定・集中を助ける効果を感じます。
α-ピネン系と同じく、瞑想の環境を整える効果を感じますが、瞑想状態へと誘ったり、意識を深める効果はあまり感じません。
ティートリーは瞑想の環境を整える効果、リフレッシュ効果を感じます。好ましい香りと感じる人が多く人気があります。
ユーカリと同じく、瞑想時の心地良さ、安定、集中を助ける効果を感じますが、意識を深めたりといった効果はあまり感じません。
ティートリーとシネオール系とα-ピネン系のブレンドは、森林浴(フィトンチッド)や空気清浄といった目的でも良いと思います。
ラベンダー
ラベンダーはアロマ精油の中ではとてもメジャーで分かりやすいものです。
ラベンダーには種類があって、ケトン(カンファー)を多く含んだり、シネオールを多めに含んだりといったものもあります。
幅広く使われているのはリナロールと酢酸リナリルの含有割合が高いもので、これが一般的にはラベンダー精油と呼ばれています。
香りのイメージは「リラックス」「鎮静」「欲望、感情の浄化・静まり」「睡眠」「寝室」「青」「紫」。
主観的にも分かりやすいリラックス、鎮静のイメージです。
かなりメジャーな精油ですが、匂いが濃くて苦手な人もいます。またうつや不安の症状が強い時は使用しない方が良いという意見もあります。
そのリラックス・鎮静効果から瞑想に向くという声が多いです。
森林浴系の精油に比べて集中の効果には欠けると思います。また疲れ気味、睡眠不足気味の人が瞑想に使用すると、すぐに眠くなることが多いと思います。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
ラベンダーは多くの精油と相性が良いです。
瞑想ブレンドとしてはローズマリー・シネオールとの相性が良いと思います。
ローズマリー・シネオールはシネオールの含有割合が高く、ケトン(カンファー)も含まれていて、ラベンダーの鎮静作用とのバランスを取り集中を助ける印象があります。
また森林浴系精油に多いα-ピネンも含まれ、瞑想に重要なバランスの取れたリラックスと集中を助けます。
ローズマリーの精油は含まれるケトンの種類、含有割合の違いによって分類されることがあり、中でもカンファーの含有割合の高いローズマリー・カンファーはレモンの精油とともに、アルツハイマー、認知症に有用なのではないかとする研究があります。
ラベンダーにはレモンなどのリモネン系の精油も合うと思います。
しかしマンダリンやベルガモットとのブレンドは睡眠向けのブレンドで、リラックス効果がありますが集中の妨げになるかもしれません。
あとリモネンを多く含む精油は特に酸化しやすいと言われています。
ベチバー、サンダルウッド、ローズとも相性が良いです。
瞑想には向かない精油
私の感覚では、精油の中には瞑想に向かないものもあると感じています。いくつか紹介します。あくまで私個人の感想・感覚です。
パルマローザは瞑想に向かないと感じています。主要成分であるゲラニオールが向かないように感じます。
パルマローザは薔薇の香りを連想させ、多幸感を生じさせ、マッサージで使用されやすく人気のある精油です。
これは気分を上気させやすく、集中を散らしやすく、深い瞑想がしにくくなると感じています。
ゼラニウムも向かないと感じています。多く含まれるシトロネロール、ゲラニオール、特徴的なエステル(蟻酸シトロネリル、他)などの影響だと思います。
ローズに似た香りでもあり、人気のある精油です。特に更年期に使用がすすめられているようです。
更年期向けのスキンケア、マッサージのブレンドとしてはラベンダー、パルマローザをメインに、少なめのゼラニウム、微量のローズ、(好みで微量のベチバーやサンダルウッド)などが良いかもしれません。
スパイス系でシナモンなど、オイゲノール(フェノール)を多く含有するものがあり、これも深い瞑想を阻害すると感じています。
他にはシトロネラ、ユーカリ・シトリオドラ、レモングラス、メイチャン(リツェアクベバ)なども、成分的にはシトロネラール、シトラール(ネラール、ゲラニアール)などのアルデヒドを特徴としており瞑想には向かないと感じています
注意事項・禁忌
実際にアロマテラピーを利用する前に、薄い本で良いので基本を学ぶことをすすめます。
特に精油の利用にあたって注意事項、禁忌を調べて下さい。
注意事項を簡単に記載しておきます。より詳細に調べることをすすめます。
高濃度での利用は体調不良につながります。換気にも注意しましょう。
生理、妊娠、授乳期間中には避けた方が良い場合があります。
小さな子どもがいる環境では子どもの代謝能力や刺激性や誤飲などの点から注意が必要で利用を避けた方が良い場合があります。
低血圧、高血圧、てんかん、腎臓病などの内臓疾患や代謝疾患など各種症状疾患のある場合には利用を避けた方が良い場合があります。
小動物、ペットを飼っている場合には注意が必要です。ネコなど精油成分を上手く代謝できない動物があり、その場合には有害な影響が考えられます。
特にリモネンを多く含む精油が酸化しやすいと言われていますが、精油はどれも酸化しやすいです。保管や開封後の利用期間に注意しましょう。
マッサージに利用する場合には希釈し、濃度や光毒性に注意しましょう。目や傷口、粘膜に触れないようにしましょう。
服、床、壁などに精油がつくと、シミや変色、劣化の原因になることがあります。
精油は引火しやすいです。高温下での保管は避け火気に気を付けましょう。
精油のついたタオルやティッシュを重ねておいたり、精油のついた布を洗濯したあとでも乾燥機にかけたりすると発火する可能性もあります。気を付けましょう。
その他リスクについてキチンと学び安全性を心がけましょう。
楽天ROOM:精油・フィトンチッド・ハーブなど