シェア
民谷 健太郎
2020年9月19日 10:07
「初心忘れるべからず」という言の葉がありますが、これは元々、能の大成者 世阿弥の言葉のようです。現代では、最初の頃の感動や意気込みが大事だという意味で使われていること多い中、本来の「初心」は少し違うとどこかで耳にしたことがあります。世阿弥は三つの初心を主張していて、いずれも「芸の出来」を表しているみたいです。つまり、最初の頃の芸の未熟さを覚えていることが後々の上達に繋
2020年3月30日 11:00
幼稚園の頃、近所の友達宅によく遊びに行ったものだった。ヨッちゃんという名の、年が近い男の子。両親は隣町に住んでいてヨッちゃんは祖父母の家から幼稚園に通っていた。だから小さい頃はヨッちゃんの祖父母とも面識があり近所の友達ということでよく面倒を見てもらっていた。時は経ち、私は中学3年生になった。担任が白髪混じりの中年教諭に変わった。彼はヨッちゃんの叔父だということを知って