セロトニンと食べ物の関係|幸せホルモンを増やす方法
「セロトニン」って聞いたことはありますか?
脳内の神経伝達物質の一つなのですが、このセロトニンが幸福感につながると言われており、セロトニンが「幸せホルモン」と呼ばれることがあります。
そんなセロトニンについて、またセロトニンを増やす食べ物についてなどをまとめてみました。
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✅セロトニンとはそもそも何?
では改めて、セロトニンとは何かについて、手始めにみていきたいと思います。
まず、セロトニンとは脳内の神経伝達物質です。そして感情や気分のコントロールといった精神面の安定に大きな影響を及ぼすと考えられています。
もちろんそういった、いわば「メンタルの安定」に関与するだけではなく、そのほかの体の機能などにも関わっているのですが、セロトニンが不足してしまうと、心のバランスが崩れやすくなると考えられています。
そのため、心の病気に使用されるお薬(向精神薬)のうち、抗うつ薬と呼ばれる種類の中には、このセロトニンの増減に関与することで鬱症状を改善しようとするもの(SSRI)もあります。
それだけ、セロトニンが心の安定に関連しているということが実証されているということですね。
✅セロトニンのストレスへの効果
上記でお伝えしましたが、セロトニンは心の安定、メンタルの安定に強く関わっています。
例えば緊張感やイライラ。そういった興奮寄りの状態というのは、別の神経伝達物質であるノルアドレナリンが関与していると言われるのですが、セロトニンはそのノルアドレナリンの働きを抑制すると言われています。
つまりはセロトニンの働きにより、必要以上の興奮状態が抑えられ、心のバランスが取りやすくなると考えられます。
このようなメカニズムを考えると、セロトニンは日頃感じるストレスに対しても効果があると言えますね。
✅幸せホルモンと言われる理由
さて、セロトニンが増えることで不安やイライラが治まりやすくなり、メンタル面が安定するということは今もお伝えしましたが、実はセロトニンの働きはそれだけではありません。
実はセロトニンの働きにより、【リラックス】や【満足感】、そして【幸福感】なども感じやすくなると考えられています。
これがセロトニンが幸せホルモンと呼ばれる理由です。
想像していただくとわかりますよね。
不安や緊張、落ち着かなさといったものがある時は当然、幸福感は感じにくいと思います。ですがそういった状態がおさまり、気持ちが安定してくると、心の余裕ができてきて、心の視野が広がってきます。
そうなると、日常、見落としてしまっていた何気ないことにでも幸せや満足感を感じやすくなりますよね。
あなたもそういった経験、ありませんか?
このように、セロトニンは不安定な状態を安定させるという働きだけではなく、安定した上でさらに幸福感・満足感を感じやすくする働きもあるのです。
✅セロトニンを増やす食べ物はずばりこれ!
ここまでお伝えしたセロトニンの働きを考えますと、「セロトニンをもっと増やしたほうがいいのでは?!」と思われるかもしれません。
そこでここからはセロトニンを増やす方法について、特に食べ物に焦点を当ててお伝えしたいと思います。
ではさっそくセロトニンを増やす食べ物ですが、実は大きく分けて2種類あります。
そのセロトニンを増やす食べ物はずばり【大豆食品】と【乳製品】です。
・大豆食品…例えば納豆、豆腐、味噌など
・乳製品…例えば牛乳、チーズ、ヨーグルトなど
どちらも「タンパク質」が豊富な食品ですが、それぞれのタンパク質の中に含まれるトリプトファンという必須アミノ酸が、セロトニンの原料となるのです。
そのため、これら大豆食品と乳製品を積極的に摂取することで、脳内のトリプトファンを増やすことができ、その結果、セロトニンを増やすことができると考えられています。
もし大豆食品や乳製品が苦手な場合は、卵やナッツ類、バナナにも比較的多く含まれていると言われますので、そういった食品を意識して食べるようにしてみてくださいね。
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そしてセロトニンの原料となるトリプトファンを多く含む食べ物のほか、さらにセロトニンの生成を促すビタミンがあります。それがビタミンB6です。
ビタミンB6はカツオやマグロなどの赤身の魚やヒレ肉、レバー、あるいはささみといった、脂の少ないお肉やお魚に多く含まれていますので、意識してみてください。
もしそれらが苦手であれば、おすすめはバナナ!
つまりバナナはトリプトファンも多く含まれるし、ビタミンB6も多く含まれているのです!
ですので肉や魚が苦手、あるいは調理の手間がかかるといったことがもしありましたら、せめてバナナを意識して食べるようにしてみてくださいね。
✅まとめ〜幸せホルモンを増やし、元気になろう!
今回の記事では、以下のことをお伝えしてきました。
☑️セロトニンとはそもそも何か
➡️セロトニンとは脳内の神経伝達物質の一つ
➡️心の安定に大きく関係している
☑️セロトニンのストレスへの効果
➡️セロトニンは緊張やイライラを抑える働きがある
☑️幸せホルモンと言われる理由
➡️さらにセロトニンの働きで幸福感や満足感を感じやすくなる
☑️セロトニンを増やす食べ物
➡️主として大豆食品と乳製品…トリプトファンを摂る
➡️さらに赤身の魚や脂の少ない肉…ビタミンB6を摂る
私は心理カウンセラーとして長年やってきていますが、いわゆる心のことというのも、突き詰めれば脳の中の化学物質の働きによります。
ですので、心のことを考え、向き合っていくためにも、こうした脳の働きもしっかりと学んでいかなくてはいけないとつくづく考えています。
とはいえ、難しく考えてしまってストレスになると困るので、バナナヨーグルトを食べて楽しみながら学んでいきたいと思います!
あめみやでした🍬
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