「心が氣持ち良いを選択するのが良い」のはナゼ ～映画「アイネクライネナハトムジーク」から分かること　

今日は「心が氣持ち良いを選択する」シリーズ最終話
前々回、前回の続きです。

まずは、バタフライエフェクト(気象学者:エドワード・ローレンツ)を使って説明します。
これは、1972年の講演の題名『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』より有名になった概念です。
「蝶の羽ばたきが地球の裏側で竜巻を引き起こす」
つまり、ほんの小さな出来事が大きな出来事を引き起こすということです。

この現象を題材に2004年に『バタフライ・エフェクト』という映画も公開されています(観たいんですが、わたし観てないんです。Amazonプライムとがでぜひ取り扱って欲しい)

そしてドラマ「JIN‐仁」(2011年)でも、主人公の仁（大沢たかお）が、
タイムスリップした江戸時代で、医療を施しで誰かを助けると、後世でそれが大きな混乱を招くのではないかと悩みます。
これもバタフライエフェクトが引き起こす現象を危惧しています。

不安感を煽るような一見マイナス的な見方もされますが、プラス的にとらえることもできるんです。
日本のことわざででもバタフライエフェクトを説明しています。

風が吹けば桶屋が儲かる(ことわざ)
（1）大風が吹けば土埃が立ち、盲人などの眼病疾患者が増加する。
（2）盲人などが三味線を生業とし、演奏方法を指導したり、門付で三味線　　　　　を演奏するので、三味線の需要が増える。
（3）三味線製造に猫の皮が欠かせないため、猫が多数減り、鼠が増加する。これら鼠は箱の類（桶など）をかじることから、桶の需要も増加して桶屋が儲かるだろう。

ウィキペディア

そして、良い方向、悪い方向のどちらでも進むようにも思えるのにも関わらず、今日の題目「心が氣持ち良いを選択する」とナゼ良い方向に向かうのか。

これを説明するにも引用したい映画があるので、ご紹介します。

映画「アイネクライネナハトムジーク」(２０１９年)は井坂幸太郎さんの作品で小説が原作です(こちらはAmazonプライムで観られます)
「あの時、あの場所で、出会ったのが君で本当に良かった。」をキャッチコピーにしており、出会いの連鎖が巡りめぐって、思いがけない奇跡を生み出します。
バタフライエフェクト。
そして、なぜかほっこりやさしい温かい氣持ちになる映画です。
オール仙台・宮城ロケ。学生時代を仙台で過ごしたわたしにとっては思い出の地なので懐かしい。
三浦春馬さん×多部未華子さんの共演も好きなんです。

それだけで心惹かれるのには足りなくて、「なぜかなあ？」ってずーっと思っていたんですが謎が解けたんです。

一真（矢本悠馬）のセリフ
「出会い方なんてどうでもいいんだよ。あの時、あそこにいたのが彼女で本当に良かった。って思えることが、スゴイことなんだよ。」

妻と娘が家を出てしまった佐藤(三浦春馬)から藤間（原田泰造）へのセリフ妻との出会いで「あのとき財布を落としたのが奥さんでよかったですか？」という問いに対する答え。(答えは想像の通りです）

それぞれの出会い。
ただ大事なのは出会い方ではない。そのあとの行動や解釈が大事ということをいいたかったんです。
つまり、出会いはひとつの「行動」
良きと思われる行動でも悪いと思われる行動でもそのあとが大事。
あとの行動や解釈が大事ってことを。

わたしは離婚経験者。バツイチ。
もちろん離婚する時やして間もないころは「結婚が間違いだったんじゃないか。」なんてことも思っていました。ただ、今となってはそうじゃないと。
後からでも解釈って変えられるんですよね。自分次第です。
良かったと思えるように解釈できた。
今は離婚を認められた自分がいます。
自己肯定感や自己効力感も育まれます。

youtube内のメンタリストDaiGoさんの質疑応答でも
「選択した道は正しいか正しいのではなく、良かったと思えるように行動していくことが大切」なんてことを言っていて、「なるほど」と思えましたし、すごく納得です。心強い言葉です。

氣持ち良いを選択してよかったと思えるような行動(解釈)をとる。

さらに
「やらない後悔よりやる後悔」(ことわざ）なんてのもあります。
「人間は見たいものしかみない。」前の記事にも書きましたが、
思考が現実化です。
苦しい時、自分にしっくりくる名言、ことわざ、名シーンを思い出せるといいですよね。
自分次第。これが氣持ち良いを選択したら、結果的に良い方向になったの結論です。

最後に
ここまで長い文章を読んでいただいた方は
何かしら悩みや苦しみがあって、「氣持ち良い」を選んで良いのかどうかを迷っている、どうしてなのか知りたいと思っているのではないかと思います。
この記事に辿り着いた「行動」はまさに変わろうとしている自分がいることが故のこと。
ホントはそんな自分を知ることだけで十分素敵なんですよね。
なぜって、ちゃんと自分が自分に愛情持って接してあげているから。
そのことに氣づいてほしいです。逃げずに向き合っている。
たとえ、今が苦しく、間違った選択をしたのではないかと思ってしまってもいいんです。
怖くて選択できない自分がいてもホントはいいんです。
それがその時はベストな方法たっだんですよね。
あとからでも遅くない。過去の解釈は変えられます。今でなくてもいつか「良かった」って思える日が来ます。

あなたがとった「行動」が良かったと思える日がきますように。
自分が自分を認めてあげられる存在でありますように。