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スクラム

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#アジャイル開発

心理的安全性とは何か

心理的安全性とは何か

 「恐れのない組織」を読みました。「チームが機能するとはどういうことか」の著者の最新作のようです。この本は、心理的安全性(Pyschological Safety)について何か、何ではないのかを明確に記されています。ここでは、恐れのない組織の冒頭に記載されている、心理的安全性とは何か、その誤解を抜粋して記します。

心理的安全性とは 心理的安全性とは、「みんなが気兼ねなく意見を述べることができ、自

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本当のスプリントレビュー

本当のスプリントレビュー

スクラムの3原則、透明性・検査・適応のすべての要素を兼ね備えているスプリントレビューですが、適切にスプリントレビューが行われていないチームを多々みてきました。適切なスプリントレビューとは何か、どのようにすれば効果的で楽しくスプリントレビューができるのかを探求してみたいと思います。

WHAT:スプリントレビューは何をレビューする?スプリントレビューは、Potentially Shippable P

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とあるアジャイルの役に立つリスト

アジャイルソフトウェア開発宣言は、4つの価値とその背後にある12の原則から成り立ちますが、技術プラクティスや組織的な原則がごっちゃになってわかりづらいです。そこで以下のように再定義する、とバートランドメイヤーさんが書いています。なかなかシンプルでわかりやすいなと思ったので、載せてみました。

Agile Principle(アジャイルの原則)
組織的
1. 顧客を中心に置く
2. チームを自己組織

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スクラムマスターの真の役割

最近はよくスクラムについてのレクチャーを実施させて頂いたりするのですが、スクラムマスターの役割について聞かれることがしばしばあります。

スクラムマスターの役割は、スクラムガイドには記載されていますが、私は実際このガイドの書き方では、インパクトが足りていないと考えています。

スクラムマスターの真の役割は、
『1スプリントでチームが『出荷可能な製品(Shippable Product Increm

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完了の定義(Definition of Done)の作り方

完了の定義(Definition of Done)の作り方

 スクラムにおいてプロダクトバックログと並び非常に重要なのは、完了の定義(Definition of Done)です。完了の定義を洗い出し、合意することでわかってくることがあります。また、完了の定義をきちんと決めることによって、スクラムを厳しい規制開発環境下でも活用可能かが変わってきます(例えばFDA認可プロダクトや、ISO*****が必要なプロダクト)。また、そのプロダクトにスクラムが適用可能か

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プロダクトバックログの作り方

プロダクトバックログの作り方

 スクラムにおいてプロダクトバックログは非常に重要です。プロダクトバックログが頻繁にメンテナンスされているか否か、プロダクトバックログが見える化されているか、プロダクトバックログを中心に、ステークホルダー、プロダクトオーナー、開発チームが十分にコミュニケーションを取れているかどうかで、うまく開発ができているかがわかります。ではプロダクトバックログを作るには何が必要でしょうか。
プロダクトビジョンを

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