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笑ったザリガニ。現代詩。

服を着てようが

着てまいが

貴方に

貴女に

なにも迷惑かけてないと

そう

こころのなかで

思った。


言葉に出すには

なかなか

憚ります。


存在の定義を

提議付けながら

今日の湿度がきになり

浅漬けの

感度を

気にとめる。


存在の中の

空白を

黒で埋めようか。

それとも

空の色で埋めようか

わかってるよ

きみは

海のいろが好きだよね

海の色で埋めるよ


あなたは

女の子の日には

気分が

変わると

言う。

知ってるよ。

解ってるよ。

理解してるつもりでも。


キスしながら

腹を何度も

殴られる感覚は

たぶん

なかなか


慣れないな。


深いキスを

交わしながら


深いジャブを

交わす


愛よりも

難解なんだろうな


たぶん

濃厚すぎる

キスは

血の味がするだろう


ザリガニが笑ってる

ザリガニが笑ってる


ただ

そう思うだけ


ただ

そう見えるだけ


もし

あなたに

聞いたときに


私も

そう

思うって

微笑んでくれたら


結婚しよう。


それは

正解かな。


結婚の踏んぎりって


たぶん


そんなことだろう。


ザリガニが笑ってる

ザリガニが笑ってる


ぼくを見て

笑ってる


ぼくを

知って

笑ってる。


そんなもんだろう。


解ってるよ。


ザリガニ見ながら

笑ってる。


ザリガニ見ながら

笑ってる。


服を着てようが

着てまいが

貴方に

貴女に

なにも迷惑かけてないと

そう

こころのなかで

思った。


それは

結婚する気がないのか。


ザリガニ見ながら

呟いてる


ザリガニ見ながら

呟いてる


笑ったザリガニ見ながら

笑ってるぼくがいる。


きみには

そんな

ぼくは

どうみえるかな。


服を着てようが

着てまいが

貴方に

貴女に

なにも迷惑かけてないと

そう

こころのなかで

思った。


たぶん


それが


本心だ。


それが


尊いのかな。


ザリガニが笑ってる。

ザリガニが笑ってる。


ぼくも笑ってる。

きみも笑って欲しいな。



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