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#think【#2】「高学歴は役立つか」に対する高学歴からの回答

#think  #学歴 #就活 #キャリア #受験

こんにちは。

本日も私の note をお読みいただきありがとうございます。今日で投稿も2回目ということで、今回は少し尖った表題で文章を綴ってみたいと思います。

ずばり、「学歴は必要か否か」という非常にセンシティブな内容です。ただ、感覚的にこの論争を繰り広げている方々に「高学歴」っているようには思えないんですよね。偏差値の高い○○大に落ちて、その1ランク下の「滑り止め」である△△大に進学した人とかが主に繰り広げている戦いだと思っています。

本当に高学歴な人たち(日本では東大か京大のいずれか)が「学歴は必要or不要」と言うのなら説得力ありますが、中途半端な学歴(言葉選びが悪くて申し訳ありませんが、日本では上記2校(と医学科)を除く「全ての大学」)の方々が同じことを述べても、どうも説得力には欠ける気がします。

と言うことで、好き嫌いが分かれると思いますが、敢えてこのテーマに斬り込んで行こうと思います。

この「学歴論争」についてはネットを中心に様々な意見が上がっているので、早速見ていきましょう。

「やはり就職、転職時などの入口として、(学歴は)あったほうがいいのは事実。学歴で応募できないことなんて多々ありました」(茨城県/30代女性/専門コンサル系/パート/年収100万円)
「学歴や大学のレベルによって、その人の育った家庭環境や価値観が見えると思う」(岐阜県/40代女性/高卒/年収200万円)
「転職活動の際、スキルや経験、意欲に関係なく、学歴で足切りされてしまうことが多い」(千葉県/50代男性/中卒/年収500万円)

なるほど。そういう考え方もありますね。

これは「学歴は必要」と考える人たちの意見ですね。

逆に、「学歴は不要」と考える人たちの意見も見てみましょう。

「有名大学を出ていても仕事ができなかったり、コミュニケーションも上手くとれなかったりなどで、周囲を困らせる人はいます。大学で学んだ分野を仕事に活かす人は、極わずかな気がします」(東京都/30代女性/高卒/年収550万円)
「学歴自慢をする人と、過去の実績自慢をするおじさんは同レベル。東大や京大レベルになれば確かに勉強はできるけど、それと人生の賢さとは別物」(大阪府/40代男性/専門コンサル/大卒/年収900万円)
「企業に入社する際だったり、履歴書として職歴が浅い場合だったりしたら、それなりの学歴を有する意味もある。また海外でビザを取得する時に、学歴が問われることがある。しかし、それ以外はまったく学歴の必要性を感じない」(大阪府/40代男性/医療職/京都薬科大学/年収700万円)

なるほど。そういう考え方もありますね。

なお、後者についてですが、「学歴なんか持っていても無駄!学歴がない方が…☆%¥♡●※…(以下略)」みたいな極論を語っている方はあまり見受けられませんでした。個人的にはそういう見解を期待していたのですが…

とまあ、今回は計6つの意見を見てみましたが、これらの主張から読み取れる「仮説」について、分かりますか?

簡単です。

「一寸も違わない生活環境で生まれ育った人はこの世に存在しないのだから、それぞれが歩んできた人生によって醸成される学歴に対する価値観の『答え』は異なるのが当然であり、故にその全てが『正解』なのだ」

ということです。なんか判決文みたいな言い回しになってしまいました。

「それはずるい。白黒付けてくれると思ってここまで読んだのに、その時間を返せ」などという意見は甘んじて受け入れます。そんな方々のための、「私の解答」はこちらです。

「必要不可欠ではないかもしれない。ただし、持っていて得をすることの方が絶対に多い。」

具体例を挙げましょう。例えば就活。私は現在勤めている金融機関以外にも同業・異業種の複数の企業から内定をいただきました。銀行、証券会社、生命保険、損害保険、総合商社、外資系コンサル etc.

ただ、私の就活の軸はただ1つで、これをどの企業に対しても全く同じ事を言っていました。

「何でもいいから超一流のプロフェッショナルになりたい」

え?

それが当然の反応だと思います。それでも内定をいただけたわけです。なぜでしょうか。それは、学歴というアクセサリーもそうですが、「京大生のこいつなら、なんとなく超一流になりそうだな(=ウチの会社で利益を出してくれそうだな)」と面接官の方に思わせることができたから、だと思っています。

分かりやすい例で考えてみましょう。あなたが好きな一流芸能人を思い浮かべてみてください。その人が「〇〇のスキンケア製品はいいですよ」と、Instagramに投稿したとします。そしたら、その製品はどうなりますか?

そうです、馬鹿売れしますね。吉沢亮さんが使っている基礎化粧品を知ったらあなたも無条件に試してみたくなるでしょ?実際に本田翼さんがYouTubeでオススメしたドクタージャルトの日焼け止めは、あまりにも売れすぎて、その動画公開後からしばらく国内では購入できなくなりました。

そういうことです。「影響力(=信用力)」のある人が言うことは、自分でも無意識に正しいと思ってしまうバイアスが人間にはあるのです。実際、吉沢亮さんも本田翼さんも、「芸能のプロ」であって「スキンケアのプロ」ではないわけです。その「信用力」を、平々凡々な人でも「正しいやり方で」努力すれば手に入れられるのが「学歴」という「信用力」なのですね。

絶対に正しい、という解答はありません。あるはずがありません。せっかく、多様性という言葉が世の中に浸透してきたいい時代になったのですから、まずは相手の意見を受け入れて、「そういう意見もあるよね」と余裕を見せられるカッコイイ人でいたくありませんか?

学歴なんて高くても低くても、よっぽど特殊なケースでない限り、他の誰にも迷惑をかけません。論破したところであとに残るのは、相手があなたに持つ嫌悪感だけです。自分が正しいと思う価値観しか認められない人間は、自分も周囲も不幸にしますよ。

最後に、私の好きな言葉の1つを皆さんに共有して終わりにしたいと思います。

私が学んだのは、人は他人が言ったことを忘れるし、他人がしたことも忘れるが、その人にどういう気分にさせられたかは決して忘れないということだった。

ー マヤ・アンジェロウ

今回もお読みいただきありがとうございました。

それでは。

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