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【アドラー心理学】一歩踏み出す勇気をあげる

なんだかやる気が出ない。失敗したら、次に動き出すのが怖くなった、、。そんなときに一歩踏み出す勇気をくれる本を見つけました。

鈴木義也さんの著書「まんがで身につくアドラー 明日を変える心理学」のエッセンスを紹介しながら、学んだことを書いていきます。

この本のテーマは、アドラー心理学で考え方を変えて、行動できる自分になろう!というもので、アドラー心理学の基本的な考え方をオムニバス形式で紹介しています。今回はそのなかから、私の心に強く響いた2つの考え方に触れます。

①優越感と劣等感

学校や社会という集団で生活をしていると、劣等感を感じることは誰しもありますよね。優秀な人の側にいればなおさらです。実は、私も劣等感を感じやすいです。なにか具体的な理由があって劣等感を感じることもあれば、理由はないけれど、「なんとなく」あの人みたいにキラキラとは生きれないなぁと思ったりすることもあります。

【主観的な劣等感】

前提として、劣等感とは自分のなかから生まれた主観的な感情です。自分が重大な欠点だと思ってもいても、他人はたいしたことがないと思っている場合もあるんですね。自分で自分を客観視することは、やろうとはしても案外難しいものです。これは当たり前のことですが、劣等感という感情の落とし穴です。

【他人との比較による相対評価】

劣等感とは主観的な感情ですが、絶対評価ではなく他人との比較による相対評価です。自分が劣等感を感じるかどうかということは、他人のパフォーマンス次第ですし、自分の近くにどんな性格やどんなスキルを持った人がいるか、ということにも左右されます。

劣等感を感じるという人は、他人の言動を注意深く観察している人ということができるかもしれません。しかし、結果が出ないときに人と比べて落ち込んでしまうというのは自分の心にとっても、成長にとってもプラスではありませんよね。

【優越感と劣等感は紙一重】

劣等感は他人との比較から生まれますから、あなたが誰かに「勝った」と感じた瞬間に優越感を感じて安心する、ということが起こります。また、劣等感があると別の部分で優越感を得ようとする追求が激しくなるそうです。ついついやってしまいますが、他人と競うことは、他人に振り回される人生を選ぶことになるんです。自分自身の目標に目を向けて、比較するなら過去の自分と比較をしたいですね。

②意味づけ

人は起こった出来事にそれぞれの「意味づけ」を行い解釈します。それがポジティブなものならいいですが、ネガティブに考えると不安が募り、行動をしぶるようになります。

【価値観のメガネ】

人は誰でも、その人の価値観のメガネでこの世の中を見ています。事実を見ているようでもオリジナルのフィルターを通して見ているため、同じ経験をしても、人によって捉え方が変わります。そのメガネはとても個人的なもので、どんなに親密な人とも全く同じということはありません。その人の気質や環境によって形づくられます。

【セルフカウンセリング】

セルフカウンセリングでは、自分の価値観のメガネの歪みに気づくことができます。

人はみんな、自分は事実を見ていて、真実を述べていると思っていますが、実際はそうではありませんよね。また、人間には他人も自分と同じように感じるだろう、と思ってしまう習性があります。だから、「なんで、こんなこともできないんだ」とか「なんで、言う前にやってくれないんだろう」というようにすれ違いが生まれるわけです。

セルフカウンセリングでは、この歪みや思い込みに気づくことができるのでおすすめです。思考の偏りに気づくと、当たり前だと思っていた行動と他の選択肢を持つことができるので、とても気が楽になりますよ。

セルフカウンセリングについては、他の記事でやり方をご紹介していますので、ぜひそちらものぞいてみてください。

【ギャップを受け入れる】

最後に、いつもネガティブな意味づけを行いやすいという方に向けておすすめすることが書かれていました。

それは、「本当は自分は自分のことをどう思っているのか」ということを整理することです。

自分に自信がないと、その価値観のメガネを通してみる世界の全てがくすんで見えてしまうのです。一度、自分自身に問いかけてみてください。

自信がないというのは、何か理由があって自分自身を否定しているということです。そんなときに大切なのは自分の想定と違うギャップを受け入れることです。

できない自分、能力が低い自分、かっこよくない自分も受け入れてみましょう。そうしたら、今までと何か変わるかもしれません。


今回は一歩踏み出すための考え方について書きました。ちょっと考え方を変えるだけで心が軽くなったり、エネルギーが湧いたりするものですよね。上手く利用して、明日からもゆるりといきましょう。





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