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逆噴射小説大賞2023、大賞受賞
2023年、12月22日(金)。
今日は、第6回目の開催となった逆噴射小説大賞2023の最終結果発表日。
2018年の第1回から皆勤賞で挑み続けたワシは・・・
ついに大賞を受賞した。
まずはじめに、このエキサイティングな企画を6年間、欠かさず続けてくださった(そしてすでに来年の開催も決断的に宣言されている)ダイハードテイルズのみなさま、逆噴射聡一郎先生に、深く感謝したい(毎年感謝しています!)
パルプ小説において『物語を動かす』とは
ワシは、逆噴射小説大賞2022チャンプであるしゅげんじゃサンの記事(こちら)を読み、あらためてソンケイの気持ちを抱き、刺激を受けた。以下に一部を引用する。
そう……
ワシも、逆噴射2023エントリー作品をすべて読み、その過程で感じていたことがある。
まず、今年は例年にも増して「小説書いた経験アリ」という新規参加者が(たぶん)多く、2018年にワシを含め大勢の小説ニュービーが全裸ステゴロで飛び込ん
逆噴射小説大賞2023ピックアップ
※前置きは去年と95%同じ※
今年はアッチもソッチもアレコレありすぎてタイム&パワーがピコンピコン赤点滅して……皆勤賞の逆噴射小説大賞に参加できないかも……みんながドンパチやってる荒野の決闘場……そのヨコを通り過ぎるときにワシは……マブシイ彼/彼女たちを見て小さく溜息をつき……などと覚悟していましたが、なんやかんや2作品、投稿できました。
●1作目:悪魔の風の軌跡
●2作目:贖命のダイヤモンド
数字メモ)逆噴射小説大賞2022
個人的に気になったので、以下ざっくり。
・エントリー作品数:260作品 ※昨年:ひとり3作品まで(398作品)
※今年:ひとり2作品まで
・エントリー作者数:163人 ・・・1作品:66人
・・・2作品:97人
・日別エントリー数※曜日の傾向はあまり見られず
※最終日は、初日の突風の2倍で56作品。ラスト3時間で30作品がエントリー・・・!
例年、1次&2次選考(まとめておこなう)
逆噴射小説大賞2022ピックアップ(後編)
前回までのワシ
10/26までに投稿された作品のうち、21作を誠に勝手ながらピックアップした。
→前回は【こちら】
今回のワシ
その後もじわじわ投稿は増え、最終日にめちゃくちゃモリモリ増えて、読めば読むほどワシは自信をなくした。結果260作品くらいになったので、残り5日ぶんのなかからもピックアップし、ぜんぶは書けないから絞って前編・後編の合計が40ピックアップになるようにしてみた。
※と思って投
逆噴射小説大賞2022。ワシも投稿デキタヨ&ピックアップ(10/26時点)
今年の8月9月あたりはアレコレありすぎてタイム&パワーがピコンピコン赤点滅して……皆勤賞の逆噴射小説大賞に参加できないかも……みんながドンパチやってる荒野の決闘場……そのヨコを通り過ぎるときにワシは……マブシイ彼/彼女たちを見て小さく溜息をつき……などと覚悟していましたが、なんやかんや2作品、投稿できました。
●1作目:魔道
●2作目:ジオラマの境界線
なんでこの内容にした、とか、こういうこと
『赤、青、白』 #パルプアドベントカレンダー2021
――2021年12月24日 四谷三丁目
二ヶ月ぶりに来てみれば、四谷の夜に活気が戻っていた。新宿通りから一本入ったこの通りにも、クリスマス効果でずいぶんと人が流れてくる。真っ赤なショートダウンにサンタ帽姿の私に、道ゆく人たちの目が向いて、それて。向いて、それて。向いて、それて。
私は小さく咳払いして、もう一度――
「クリスマスケーキ、いかがですか……」
バイト収入を失う大学生が多い
『僕の親友』 #架空ヶ崎高校卒業文集
1996年
3年E組 是田 紅丸
架空ヶ崎高校で過ごした僕の四年間を振り返ると、牧くんのことばかり頭に浮かびます。
一年生のときに同じクラスになった牧くんは、サイババみたいな髪型で、骨川筋衛門みたいにガリガリで、昼飯は必ず煎餅か食パンで、根暗な感じで、休み時間は寝るという変わり者だったので、はじめの何ヶ月かは挨拶すら交わしませんでした。
そんな牧くんと仲良くなったのは、一年目の虚像祭で
逆噴射小説大賞2021:ピックアップ
パルプ小説の「冒頭800字」の面白さ(&800字の先への期待感)で競うお祭り、イコール、逆噴射小説大賞。
今年で第4回。
●ハッシュタグ:#逆噴射小説大賞2021
●エントリー作品収集マガジン:こちら
10月8日から受付がはじまり、日々note上に増えていくエントリー作品(現時点で270くらい)。
※募集期間は10月31日まで。アナタもまだ間に合うよ・・・!
ワシも参加者であり、すでに3作品
不死者たちのネクロロジー
パパが女を連れ込んだのは、家族の思い出が詰まった別荘だった。
枯れ枝が刺々しい森の中、細い林道の終わりにポツンと建つ木造のそれは、幼い頃の記憶よりもずいぶん小さく思えた。
パパのジープの後ろに車を停める。
深呼吸。
助手席のジョーが、咎めるような目で私を見た。
「なによ」
「充分だろ。叔父さんも男なんだ、わかってやれよ」
「ぜんぜん理解できない」
ママが死んでまだ一年。もう女を作って、