見出し画像

子どもが言うことを聞かない?それなら一緒に坐禅しましょう! 子どもの教育にも「禅」が良い理由

Kodomo Edu International School 代表の上田佳美です。
Kodomo Eduは、レッジョ・アプローチにインスパイアを受けた中目黒拠点のインターナショナル・スクールです。

子育てで、こんな事で悩んだことはありませんか?

「うちの子、集中力が短いな。」
「うちの子、何かちょっと落ち着かない。
全然言うことを聞かなくて困る。」
すぐ感情的になって怒ったり泣いたりしてしまう。」

私は悩みました!笑 うちの子の場合は、感情の起伏が激しいこと。すぐ怒ったり、こちらが何か言えばすぐ口答え。色々試してみましたが、効果のあった手法の一つは「瞑想」でした。シンプルに、「ただ呼吸だけして座る」だけで良いんです。余談ですが、今話題のマインドフルネスは、仏教から宗教色を排除したもの。瞑想を中心とした”仏教の思想”から生まれたのが、マインドフルネスなんですね。欧米で開発され日本に逆輸入されましたが、マインドフルネス/瞑想は、私たち日本人が元々持っていた文化です。

大人も子どもも、瞑想で能力が開花する!?「禅の力」

マインドフルネスが日本でも盛んになってきたので、ご存知だと思いますが、瞑想で大事なことは「呼吸」です。鼻から吸って、鼻から出す。(もちろん口から出してもOK)目をつむりながら、呼吸に集中するだけで良いのです。
私は一時期これを娘と毎朝5分やってみました。最初は娘は何度も目を開けたり、「まだー?」とずっと言っていましたが、毎日繰り返すことで、5分があっという間に終わるくらい集中できるようになりました。
すると、娘が感情的になることも減ったり、一緒に感情をコントロールするために計画を立てることができるようになりました。私にとっても、子どもを起こる回数が圧倒的に減り、親子の時間がより充実するようになりました。

Kodomo edu International School の Zen room

Kodomo eduには、子ども達がメディテーションとしたり、静かな気持ちで五感を研ぎ澄ますアクティビティーを行う特別な部屋があります。名付けて「Zen Room」。いわゆる日本文化の「禅」からきています。

子ども達が禅僧と瞑想  〜禅僧が教えてくれたこと〜

曹洞宗北アメリカ国際布教総監、秋葉玄呉さんと瞑想

そんなZen roomで、先日、Kodomo eduの子ども達は禅宗の和尚様から、瞑想を教えて頂く機会をいただきました。来園下さったのは、曹洞宗北アメリカ国際布教総監を務める秋葉玄呉さん。北米の曹洞宗の全僧侶をまとめる和尚様です。
玄呉さんが話してくれたのは、「5分じっと座ってるだけで、嫌な気持ちとか、悲しい気持ちはなくなってしまうんだよ。」ということ。子ども達もじっと聞いていました。そして、一緒に瞑想が始まりましたが、やはり子ども達は落ち着かない(笑)。動いたり、「まだー?」と言ったり、くすくす笑ったり。つい、「静かにしなさい」と言ってしまいそうですが、玄呉さんは、とにかく黙って座るだけ。驚くほど微動打にしない玄呉さんを見ていると、不思議なことに、子ども達は自ら静かに自分で気持ちを整え、黙って座るようになりました。それをみて、もしかして私たち普通の大人は、子どもの行為に口を出しすぎなのかもしれません。「敢えて口を出さないこと」も子どもへの強いメッセージにもなると感じた瞬間でした。

日本人の「思いやり」は、これからの時代を生き抜く「強み」

インターナショナルスクールなのに日本文化?しかも「禅」?と思われる方も多いと思います。

これも、日本でレッジョ・アプローチ を取り入れる中で、試行錯誤して見つけたKodomo eduなりの「教育の形」です。
私のKodomo eduのチームは、今まで10カ国以上の国の先生達が働いてきました。現在も7カ国の先生が働いています。これだけダイバーシティーに溢れている職場なので、価値観も人それぞれ。例えば、「ゴミを捨てる」という行為も、人種によってやり方は様々(笑)。ダイバーシティーの中では改めて、「ここにいるみんなが気持ちよく過ごせるためのルール」をゼロから作り出す必要があるので、一人一人の先生をよく観察していました。

そんな中、様々な人種を観察する中で、日本人の強みに気づきました。それは、「共感する力」「チームのために貢献する力」です。そのベースになっているのは、「他者を思いやる力」と私は考えています。
と言っても、自分の意見を抑えて相手に合わせるだけでは本末転倒です。私も多様性のあるチームを率いるリーダーとして痛感するのは、「思いやりを持って」チームのために自分の意見を主張する、「思いやりを持って」チームをリードしていけば、みんなで一丸となって多くの困難も乗り越えられます。
日本人の強みはそんな「思いやり」だと実感し始めました。

なぜ日本人に「思いやり」があるのか、歴史的背景から調べると、日本人の生活に染み込んでいる「禅」の価値観が影響しているようでした。
そんな「禅」の深い話はまた次回に!

上田佳美
Kodomo edu International School



#レッジョエミリアアプローチ #レッジョエミリア #reggioemiliaapproach
#モンテッソーリ #モンテッソーリ教育 #自己肯定感 #認知能力 #非認知能力 #考える力 #生きる力
#幼児教育 #知育 #育児 #子育て #ワーママ #小学生ママ #幼稚園ママ #保育園ママ #子どものいる暮らし
#オルタナティブ教育 #探求学習 #インターナショナルスクール #プリスクール #アフタースクール #英語学童 #目黒区ママ #世田谷区ママ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?