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#小説
[短編小説】対小説:乙女の笑顔- 母娘物語
対小説 寝癖さんの「一杯いいかな?」はこちらから。
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「美鈴? あなたなの?」
玄関を開けた瞬間に 母の声が廊下に響く。
「ただいま」
生まれ育った この家を出て もう8年…
それでも、このドアを開ける度に 母の笑顔が パタパタと響く足音と共に出迎えてくれる。
「おかえり」
にっこりと微笑む母につられ 今回もまた もう一度繰り返し言ってしまう
「ただー
58分の1〔【嘘大会参加作23】実は私の前世はマリー・アントワネットです。 へのお礼作です〕
パンがなければお菓子を食べればいいのに、なんて言ってない。
首飾り事件も起こしてない。
でもフェルゼンのことは愛してた。
私は池田理代子の絵ほどかわいくもきれいでもないけど、フェルゼンは愛してくれていた。
妹と、仲良くできますか
まで聞いてくれた。
私が首を斬られたあと、しれっと結婚して、おいぼれるまで生きたのでしょうね。
悔しい!
悔しい!
悔しい!
私フランスの国母になんかならなくても良か