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世界最高峰のAI学会とは!?世界最高峰の人工知能学会【AAAI】

こんばんは。

皆さんは論文は読んだことはありますか?学者はもちろんのこと、各種技術屋さんなどは特許の確認や先行事例調査などで論文を漁ることもあるかと思います。

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AIの領域においても、論文は多数見られており日進月歩で技術が進化しています。

今日はその中でもAI分野における世界最高峰の学会「AAAI」について紹介していきます。

世界最高峰の人工知能学会「AAAI」

AAAIとは、1979年にアメリカで設立された国際非営利学術団体です。主題として人工知能(AI)を取扱っています。

AAAI:Association for the Advancement of Artificial Intelligence

エーエーエーアイ、ではなく「トリプルAI」と読むことが多いかと思います。

AAAI Conferenceという国際会議が開かれていますが、こちらは世界トップクラスの人工知能に関する国際的なConferenceであり、今時点でどのような手法やアイデアが人工知能の世界で開発され提案されているのかを詳しく知ることができる場となっています。

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AAAI Conferenceでは論文掲載の査読基準が他に比べると厳しいそうで、 平均して20%程度しか学会での発表が許されない、人工知能分野ではもっとも権威ある会議の一つだそうです。

Conferenceの動画、資料が見れる

AAAIでは、slideliveというプラットフォームでconferenceの内容をいつでも見ることが可能です。

例えば、AAAI -21ではこのように動画一覧を掲載しています。


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この中で、実際に動画をクリックすると各登壇者と資料を動画と共に見ることが可能なんです。

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言語は英語になりますが、世界最先端の情報を仕入れられるという点においては非常に有益なツールとなっています。

またそれ以外にもarchiveということで論文のバックナンバーにも触れることが可能です。

論文を読むことの大切さ

かなり小難しいことをここまで話してきました。ここで、一つ疑問に思う人もいるかと思います。

「これ、いるの?」

論文といえば、大学に通われた方は卒業時に大変な思いをした、という印象がある方も多いのではないでしょうか?

普段読まなくても日常を過ごせるという点においては、論文に触れなくても過ごせるので必要性を感じないかもしれません。

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それでも結論として、私は論文を読んだ方が圧倒的に得るものが多いと思います。

メリット①:無料で最新技術が得られる

書籍になる前にその分野の最新技術情報とその課題が手に入ることで、業界における先端領域を理解することができます。

理解に加えて、同じ領域を生きる者であれば特許の確認やある技術に対する解決方法や手がかり、ヒントが入手できたりもします。現に論文からアイデアを得て新しい発明や技術確立をする、というところも多いかと思います。

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メリット②:確かな情報ソースを創る
論文を出す側の一つのメリットとしては、その領域での権威化があります。論文自体ではマネタイズができなくても、技術の商用利用においてはマネタイズが可能です。ここにおいては研究におけるキーパーソンやキーとなる研究室が分かることで次の一手を生むことができるかもしれません。

情報がありふれている中、キュレーションするには最適なツールになるかもしれませんね。

デメリット:論文は「狭く深く」が大半なので全体理解は△

論文自体は内容が本当にピンからキリまであり、業界全体を理解するにはあまり適していません。あくまで特定技術や特定範囲において知識を深掘りするのが最適です。

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アイデアの宝庫を活かして自らを成長させる

多くの技術や研究が集約されている学会で、特定の知識や技術を深掘りすることが本当に多くのアイデアを得ることができます。

世界最先端の情報に自分がふれ、好奇心や探究心をくすぐることでより成長させていけるといいですね。

では。

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