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いま、家で何してる? #StayHome

皆さん、こんにちは。
関西×音楽×学生のためのカルチャーメディア、Bridgeの前田直哉です。

世界で初めて新型コロナウイルスの感染者が発見されてから早5ヶ月。
日々日本国内の感染状況も悪化の一途を辿り、音楽業界も非常に危機的な状況に立たされています。

全世界的に不要不急の外出を控え、家にいることが求められている今、Bridge note版では音大生や職業音楽家の視点から家にいながらできる練習以外の音楽との関わり方を探ってまいります。

まず音楽家たちにとって危機的状況といえる今、Bridgeのメンバーたちも音楽家やフリーランスなど、音楽家たちの集団です。一体何をして過ごしているのか。メンバーの家の中を覗いてみましょう。

1.Bridgeのママ(?)、桒田萌

新型コロナウイルスの世への打撃、不安定な状況に収束の兆しが見えぬまま、わたしは社会人になりました。
編集・ライター職についているので、もっぱら仕事をしています。
とはいえ、取材に行けずずっと室内で作業をしているので、外出大好き人間には辛い状況…。世の中の動向をSNSで追うのも辛いところ。
 
いつも辛いとことがあったときわたしを救うのは、趣味である旅行や音楽です。でも、それもままならないのでメンタルの打撃が半端ないのです。
ということで大好きな朝ドラを視聴しようと、この度U-NEXTに登録しました。
 
もっぱら観ているのは、
✓ 2013年放映『あまちゃん』

あらすじ
夏休み。母・春子(小泉今日子)に連れられ、東京から初めて北三陸にやってきたヒロイン・天野アキ(能年玲奈)は、祖母・夏(宮本信子)と出会う。現役の海女を続ける祖母は、人生で初めて出会った「カッコいい!」と思える女性だった。「私、海女になりたいかも…」。祖母に憧れて海女を目指すアキは、やがて地元アイドルに。ヒロインの笑顔が元気を届ける人情喜劇。脚本家・宮藤官九郎が故郷の東北を舞台に描くオリジナル作品。 

このドラマのサウンドトラック制作を行なっているのは、大友良英さん。ドラマの雰囲気を引き立てる魅力に取り憑かれてしまったので、今年度は「朝ドラとサウンドトラックの関係性」について研究して、文章にすることを目標として掲げました。
 
ちなみに別の目標があり、クラシック以外の音楽にも手を出してみたいなと。でもライブに行けず困っているので、欲を満たそうとこんな本も読んでいます。
 
✓ 『ポップ・ミュージックを語る10の視点』大和田俊之 編著

新型コロナの影響で、今まで当たり前だと思っていたことができなくなっている日々。裏を返せば、今までできなかったことができる時期でもあるということ。忙しない日常に追われながらできなかったことに、家でじっくり向き合う時間になっています。

2.Bridge新刊準備に忙しい、水上純奈

新型コロナウイルスの影響が予想以上に広がっているいま、次々と演奏会の中止が発表されている状況に心を痛めています。私個人としても、好きなアーティストのコンサートや、GWに行く予定だった「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2020」など、楽しみにしていたことがことごとく中止になってしまいました。
ライブ(生)で音楽を楽しむことができず家にいる間、私がよく利用しているのは、YouTubeです。かわいい動物の動画を見たり、好きな音楽を探したり、作業をしながら音楽を聴いたり。好きなものを視聴して、元気をもらっています。その中から2つ、おすすめをご紹介します。
 
✓ ジャニーズ事務所公式YouTubeチャンネル
3月29日〜4月1日の4日間、ジャニーズ事務所の公式チャンネルに、所属アーティストの無観客ライブの様子が投稿されました。ライブだけではなく、ポップな音楽に乗せて歌う手洗い動画を挟むなど、新型コロナウイルス対策への注意喚起もバッチリ。SNSでも話題を集めていました。


✓ 東京ディズニーリゾート公式YouTubeチャンネル
約9年もの間ファンに愛されてきた、東京ディズニーシーのナイトショー「ファンタズミック!」が、2020年3月25日をもって終了となりました。しかし現在、当園は新型コロナウイルスの影響で休園中。公演としては、2月28日が最後となりました。
最終日である3月25日には、公式YouTubeチャンネルで「ファンタズミック!」のスペシャル動画が配信。まるで本当に東京ディズニーシーにいるかのようなワクワク感を味わいました。

今は、新型コロナウイルスの影響で、必然と家にいる時間が長くなってしまいます。YouTubeで面白いことを見つけたり、好きなものをとことん突き詰めたり。自分なりに家での時間を楽しみつつ、早く終息することを願うばかりです。

3.YouTuberデビューを果たした、大橋奈菜

こんにちは、ライターの大橋奈菜です。
私はこの4月から、フリーランスとして独立すべく模索しています。
そんな中、コロナの打撃はお構いなく…。
「コロナって消しゴムですか?」
と言いたくなるほどスケジュールを白紙にしてくれました。

そして私は日々、自宅に弾き篭っています。
(造語「弾き篭り」:引きこもって練習すること)

そんな中、私は2つのチャレンジをしました。
✓ 1つ目はホームページの立ち上げ!
本番やレッスンに追われる日々ではなかなかできない時間のかかるチャレンジ。 ずっと気になっていたホームページ開設をしました。 元々パソコンを触ることが趣味なので、10時間かけ、開設。 「音楽」「観光」をメインテーマに毎日更新中です。
お暇な方はぜひ、遊びに来てください。


そして、
✓ 2つ目、オンラインでの合わせです!笑
ライター前田直哉と一緒にチャレンジしました。
こちらは、後日「オンライン合わせのための通話アプリ比較(仮題)」として、note記事にする予定です!

是非ご覧ください!

4.Bridge新入生、沖本みなみ

大学が春休みの中、外出を自粛するムードになって以来、ここぞとばかりに毎日8時間ぐらい睡眠を取っています。

✓ 練習
睡眠以外はほとんど、専攻楽器であるヴァイオリンやピアノの練習をしています。自分の課題に加え、今までついつい後回しになってしまっていた基礎練習や、弾いてみたかった曲の譜読みなど、じっくり楽器と向き合っています。
また、学校のオーケストラの定期演奏会へ向けて、勉強をしています。私は、メンデルスゾーンの「交響曲第4番 《イタリア》」でコンサートミストレスを勤めることになりました。コンサートミストレスとは、例えば、スコア譜とパート譜で音楽の解釈が違っていたりすると、どちらの意見を選ぶかを決めるのが仕事です。他のパートの動き、役割などを捉えながら、考えをまとめます。
 
そして、考えが煮詰まってしまった時は、プロのオーケストラの演奏を参考にすることもあります。私がよく聴いているのが、リッカルド・ムーティ指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。曲の変化が捉えやすく、4楽章のテンポ設定が他のどの演奏よりも適切だと感じます。


普段なら、困ったことがあればレッスンですぐ先生に聞けるのですが、外出自粛の世の中なのでレッスンにも行けず、自分で考えるありしかません。新型コロナウイルスに、自分の実力を試されているような気分です。
新型コロナウイルスがすっかり収束した時、「あの時こうしていれば良かった…」というような後悔を生まないよう、今できることを一つずつ、楽しんでやっていこうと思います。

5.note版ライターの前田直哉

さて、Bridge note版ライターの前田直哉です。
ここまでメンバーがどう過ごしているかを見てきましたが、はて自分はというと、数週間前まで引きこもりのプロになる寸前でした。そして、、、

✓ まず、最近流行りの韓国文学を読み漁りました。
フェミニズム文学として有名になった『82年生まれ、キムジヨン』を皮切りに、韓国と社会的環境が似ている日本では、現代社会の息苦しさを表現する韓国文学が共感を集めています。

一番のお勧めは、『韓国が嫌いで』(チャンガンミョン 著)
近年本屋に行くと見かける嫌韓本のようですが、本質はそうではありません。主人公のケナは、大学卒業後、大企業の選考で全て落ち、投げやりな気持ちで中小企業に就職します。入社後も、社内政治に不祥事、そしてうまくいかない恋愛など。全てに嫌気がさし、悩んだ末についにオーストラリアへの”脱出”を決めます。


ちょうど新型コロナウイルスが猛威を振るう3月に大学を卒業した私は、音楽で食べていくことの厳しさに加え、世界的に経済が厳しくなりゆく中で、より今後の厳しさを感じています。ケナは脱出先で決して良いことだけに恵まれるわけではありませんでした。ですが、この本を通してひとつの解を学んだ気がします。

この他にも、『死にたいけどトッポッキは食べたい』『私は私のままで生きることにした』など、忙しい現代社会に生きる私たちの肩の力を抜いてくれること間違いなし。是非この機会に読んでみてください。

最後に

普段はレッスンや本番に追われ、息つく時間がないという人も多いのでは。出口の見えないこの状況ですが、一息つく時間を取るためにも、まとまった時間がなくて出来ないことをするためにも、良い時間の使い方にしたいものです。皆さんはどのように”おうち時間”、過ごしていますか?

文責:前田 直哉
9歳からサクソフォンを始める。京都市立芸術大学音楽学部音楽学科管打楽専攻卒業。第17回日本ジュニア管打楽器コンクール銀賞(第2位)受賞。第23回日本クラシック音楽コンクール1位なしの2位。第22回KOBE国際音楽コンクール優秀賞を受賞。第20回大阪国際音楽コンクールエスポワール賞を受賞。アジアユースオーケストラ2018の一員として、アジア11都市を巡るツアーに参加。これまでにサクソフォンを土田まゆみ、有村純親、國末貞仁、須川展也、本堂誠の各氏に師事。
問合せ:maedanaoya.sax@gmail.com

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