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子どもとの暮らし

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ほんとうのピンク

ほんとうのピンク

娘のランドセルが届きました。
その日はランドセルにもお布団をかけて、ランドセルのそばで横になりました。暗くするときにこわくないかランドセルにも聞いていました。

娘のランドセルはピンク色です。
長く背負うから、もう少しお姉さんぽい色は…と茶色や赤も勧めましたが、娘の1番好きな色はピンク。

じゃあ、せめて、薄めのピンクは…とピンクの中でも落ち着いた色を勧めてみましたが、

「これは、ほんとうのピン

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お姉ちゃん

お姉ちゃん

5才の娘とスーパーに行きました。娘は小さくてちょこちょこ隙間を縫って先に行ってしまうので迷子にならないかハラハラ。
買う物を揃えていち早く帰りたい私。
探検が楽しい娘。
「お母さんについてきてね」「うん」と言っても数秒後には気になる棚に吸い込まれています。
ちょろちょろしてたら人にぶつかっちゃうなーと焦りつつ、「まいごになるからついてきてね!」と少し強めに言うと、娘が何か重そうに抱えていました。

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きらいな授業

きらいな授業

3年生で習字が始まった次男。
初めての習字の日、「漫画ですか…!」と思うくらいに、服に墨をたくさん付けて帰って来たので笑ってしまいました。

「お母さん、〇〇くんのいちばんきらいな授業は、習字!」

聞くと、小筆で名前を書くのが難しくて、なかなか作品が出来上がらなくて昼休みまで書いていたそうです。
小筆難しいよね。

持たせた半紙のパックがかなり減っていて、
「足りなくなるかと思ったー!」
と笑っ

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幻の美容室

幻の美容室

釣りに行くために車に乗っていた道中。
車窓から、「いちりんの花」と、ガラスにシックなレタリングの文字を見つけました。
美容室の名前でした。

隣にいた5年生の長男に
「ねーねー、『美容室いちりんの花』だって…!いいよねー」
と教えると、
「いーねー」
と共感してくれました。

「どんな美容師さんか気になるよねー」
「会ってみたいよね。ぼくが美容室するなら何の名前にしようかな。…えーと、あ、『バード

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離れて見る

離れて見る

3年生の次男が、春休みに将棋の合宿に参加しました。
初めて1人での外泊で、大丈夫かな?と不安もありましたが、とても楽しんだようで、ちょっとお兄さんの顔になって帰って来ました。

聞くと、詰将棋やトーナメント、プロ棋士の先生の講義と、将棋尽くしのスケジュールの中で、空き時間も仲良くなった子とずっと将棋をしていたそうです。

普段私が将棋の相手をしても、弱いので子どもから教えてもらうばかり。クラスでは

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10才の

10才の

10才の節目の作文を発表する授業参観がありました。
息子は、いまいろいろと好きなことがあって、夢がたくさんあると言っていました。中でも1番なりたいのは科学者だそうです。理系科目が苦手だった私には考えられないことだなぁと思います。

作文を聞いたら、今までの息子のいろいろな様子が思い浮かびました。
小さいころはよく図鑑を読んでいる子でした。
特に鳥は詳しくて、少し古い図鑑を見たりすると、今の研究では

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おねえちゃん

おねえちゃん

公園で娘と遊んでいたら、2歳くらいの男の子が滑り台の上で通せんぼしています。
その滑り台を滑りたいのでじっと待つ娘。
気まずいので娘を他の遊具に誘ってみましたが、まったく聞く耳を持ちません。

すると、男の子が白くてもちもちのかわいい顔で
「じゅんばん!じゅ、ん、ば、ん!」
と、舌足らずにとても怒っています。かわいい。
じっと待つ娘。

「すべっていいよー。どうぞー。」
と私が男の子に言ってみたら

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ずっと起きてるのかな

ずっと起きてるのかな

お雛様を出しました。いつも3月になる直前に慌てて出すのですが、今年は少し早く気づけました。
少し高いところに出したお雛様。保育園から帰った時は100センチの身長の視界には入らなかったようで、夜になって、「あっ!!」と見つけてとってもうれしそうでした。
何度もオルゴールを巻いてひな祭りの歌を歌う娘。時々間違えて替え歌の方(あかりをつけましょばくだんに〜)を歌いそうになって笑っています。
「そろそろ寝

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笑う理由

笑う理由

4歳の娘と一緒に笑い合う時間が増えました。
娘が言ったことやしたことが面白かった時、絵本で面白い箇所を読んだ時、一緒に笑い合います。
少し前まで、このことが少し難しかったのです。

娘の言葉遣いや仕草がかわいかった時、大人が笑うと、娘の顔は一瞬で曇り、私の服の裾を引っ張って隠れてしまっていました。
注目されて恥ずかしいし、一生懸命したことなのに笑われて悲しいという気持ちが大きかったのだと思います。

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毎日

毎日

2年生の次男の今日の宿題は、漢字テストで間違えた字の練習。でも、その漢字テストの用紙は担当の先生がお休みで引き出しに鍵がかかっていたので返されず、答えのプリントを見て各自自分が間違っていたと思う字を練習することになったそうです。
100点だと思った人は宿題無し。ただし、100点だと思って実際100点じゃなかったら、宿題は後で倍になるとのこと。面白いなー。次男も楽しそうにこの宿題を説明してくれました

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きつねさん

きつねさん

娘と2人でインフルエンザの予防接種を受けて来ました。

会員になると割引でインフルエンザの予防接種ができる病院があって、毎年そこでしています。
娘の母子手帳に予防接種の日付とシリアルナンバーのシールを貼る欄があるので、母子手帳も提出します。いつもの小児科ではないし、引越し前の自治体の母子手帳なのでわかりにくいかなと思い、必要なページに付箋を貼って渡しました。

待合室に給水器があって、娘が珍しがっ

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ちくちくとふわふわ

ちくちくとふわふわ

娘が乱暴な言葉を使ってしまった時、「それはちくちく言葉だから使っちゃだめだよね」と注意しています。
「ちくちく言葉」と「ふわふわ言葉」は、3年生の教室に掲示してあるのを見て知りました。これは娘にわかりやすいかも、とわが家でも取り入れることにしたのです。
娘は4歳になって、自分の意思はあるけれどまだ言葉でうまく相手に伝えることができなくて衝突してしまうこともしばしば。どうやったら家族みんな笑顔でコミ

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イルカの群れと

イルカの群れと

夏休み、初めてイルカウォッチングをしてきました。
熊本県の天草というところで船に乗って10分ほどすると、間近にミナミハンドウイルカの群れを観ることができます。

みんなで寄り添いながら泳いでいる様子、お腹を見せながらくるくるじゃれあっている様子。人間の家族のようで微笑ましく、「かわいいね」と子どもたちと顔を見合わせました。

イルカはマザリーズという赤ちゃんに向けた言葉を使っているという研究がある

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じけん

私は家で仕事をしているので、子どもたちが帰ると「おかえりー」と出迎える毎日です。

「今日は何かじけんはあった?」と聞くと、子どもたちは「うーん」と少し考えてから、窓から鳥が入ってきた話や、帰り道に変な落書きを友達と見つけた話、鬼ごっこで速い先生から逃げ切った話など、何か1つ心に残ったことを教えてくれます。
長男が1年生のころ、道の真ん中にカタツムリがいたから安全な場所に友達と避難させたという日も

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