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思い出とこれから

これから先思い出すたびに恋しくなるような、それくらい素敵な時間だった

と、そんな風に思える時間を人生であと何回経験できるだろう。



大人になると全ての出会いが本当に一期一会で、再び顔を合わせることはないのかもしれない、と思うような細い、脆い繋がりばかりだ。


出会いの機会が増えるぶん、希薄な繋がりが増えていくのは仕方のないこと。だけど、たとえどんなに細くても、ずっと続いていくような長い付き合いができたらいいなと、新しい出会いがある度にいつも思っている。


ずっと連絡を取っていなくてもお互いがお互いを忘れることはなくて、離れたところに住んでいても2.3年に一度は会う機会があって、なんだかんだ仲良しだよね、って思い合えるような人でいてほしい。



忘れたくない人には、忘れられたくない人には、それ相応の努力が必要だと思っている。離れても思い返せるように写真を撮っておくこと、それをお互いに送り合うこと。用事がなくてもたまに連絡をとること、そして数年に一度は会いにいって、一緒にお酒でも飲むこと。


そういう小さなことを少しずつ少しずつ積み重ねて、なんとか繋ぎ止められた関係がいつかホンモノになればいい。そしてそのときには、それまでのわたしや君の努力がきっと微笑ましく、かけがえのないものに感じられたらいいな。







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