たこわさ

生活の中心は子供の吹奏楽追っかけ 親の目線で書いています

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最近の記事

吹奏楽部を追いかけた軌跡 第21話 3年生卒部イベント

無事に関係者向けの通信を書き終え、今度は動画の作成に取り組みます。 動画は卒部イベントで流すわけですが・・ 卒部イベントの進行としては 3年生との最後の合奏→後輩たちからのメッセージ色紙と記念品渡し→皆んなで動画鑑賞→3年生から一人一人挨拶→記念撮影 といった感じで時系列は決まっており、展開的にどう考えても感動を呼ぶ作品に仕上げないといけない順番となっています・・ 動画サイトで似たような状況の動画を一通り見て、色々とあれこれ構成を練ります。考えても素人の私では限界がある

    • 吹奏楽部を追いかけた軌跡 第20話 新チームの船出

      万年地区予選敗退の我が吹奏楽部は、ようやく地区レベルを脱出しつつあった。 次の目標は県大会での上位入賞、そして支部大会への出場(欲張りかも)である。 一つの試練を乗り越えても、また高い壁が容赦なく立ちはだかる。まさに人生そのものですね。 次の目標は12月に地区予選が始まるアンサンブルコンテスト。 これは3〜8人の出場メンバーでチームを編成し、文字通りアンサンブルの演奏をして評価を競う大会だ。 クラリネットのレッスンに週一で通い始めて約半年。娘の演奏能力は着実に向上しているは

      • 弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第19話 三年生の先輩が引退

        県大会の会場からミーティング会場の中学校までは車で約1時間。車内では演奏内容についてあれこれと回想していた。 帰るまでの記憶があまりない。それくらい頭が真っ白になっていた。 娘が通う中学校に到着。何人かの保護者はすでに先着していたが、楽器搬送のトラックはまだ到着していない。到着次第、いつもの荒業、三階までの楽器運びが始まる。 子供達が乗ったバスが見えてきた。 お疲れ様❗️そう声をかけ続けた。 バスの車内では皆んな爆睡状態だったそう。無理もない、朝4時起きからの早朝練習→極

        • 弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第18話 県大会の景色

          いよいよ県大会へ向けてスタートした吹奏楽部。毎日毎日祝福の言葉を各方面から頂き、夢のような日々が続く。 なぜそんなに上手になったのか? どうして急に地区を突破できる程の実力をつけることができたのか? 毎日そんな質問が私に飛んできたけど、『それは〜です!』なんて大根切りのような回答はできず、先生・子供達・保護者達が一丸となって取り組んだ結果だと説明しておいた。 説明しようものなら本一冊分の文字が必要だ。 県大会の会場は、アンサンブルコンテストの全国大会でも使用されるほどの

        吹奏楽部を追いかけた軌跡 第21話 3年生卒部イベント

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第17話 地区予選突破!

          私たちの吹奏楽部は5年ぶりに地区予選を突破した。興奮は最高潮に達した! 私が日常的にまわりから言われていたこと。 県大会出場なんてできるわけがない。指導者が全てで、それ次第だ。 指導者が悪いと子供達の努力だけでは県大会になんて行けない。 指導者が悪いから中学は諦める。高校に行ってから頑張れば良い、子供にはそう教育している。 よその中学校は小学校の時から一生懸命に吹奏楽の練習をしている。だから、全員初心者の私たちは最初から負のアドバンデージがあり、勝てるわけがない。 これ

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第17話 地区予選突破!

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第16話 涙の訳

          娘にとって2度目の吹奏楽コンクール地区予選が終わった。結果発表は17時半くらいかな、ネット上で判明する。 帰りのバスが学校へ到着したのは14時くらいだった。 保護者達が楽器を3階の音楽室まで運ぶ手伝いを始めた。 毎回演奏のイベントがあると楽器運びを手伝うのだが、なぜ音楽室を3階に設計しているのか疑問だ。 特に打楽器を運ぶのは一苦労・・・ 最後の方になると、階段の踊り場で呼吸を荒くしたパパ達が鬼の形相で待ち構えている。 『このティンパニで最後で〜す!』 ティンパニがどういう

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第16話 涙の訳

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第15話 検温の関

          ついにコンクール地区予選当日。カメラや予備バッテリーもフル充電。準備は万端。 早朝からの練習が始まり、最終の確認演奏が続く。保護者もゾロゾロ集まりだした。 いよいよ始まるんだな、という雰囲気が漂ってきた。先生も子供達もリラックスしている。ガチガチなのは保護者だけ。 子供達は移動のバスに乗り込み始めた。皆んなでお見送り。私も撮影のためにバスに乗り込み、子供達の表情を撮影。皆んな笑顔!そして子供達は出発した。 コロナ禍の非常事態での開催のため、会場入り口では検温が行われる予定

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第15話 検温の関

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第14話 壮行演奏会 真っ赤な戦闘服

          運命の地区予選を4日後に控えたこの日、学校内の体育館でコンクール曲のお披露目をすることになった。 吹奏楽部にとっては初めて大勢のお客様を前にしたコンクール曲の演奏だ。 体育館を埋め尽くす全校生徒、大半の教職員、保護者たち。 体育館に冷房は無い。全ての窓を全開にしているけど、風は入ってこない。外の気温は35℃を超えている。まさに灼熱の演奏会。 開始予定時刻の10分前、暑さと緊張でヘロヘロになっている子供達が心配になり、カメラやマイクのセッティングをしながら一人一人に励ましの声

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第14話 壮行演奏会 真っ赤な戦闘服

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第13話 保護者の動揺

          ホール練習での撮影を終えてから数日間、体に異変があった。熱は無いけど倦怠感がすごい。当日の気温が36度を超えていたため、まだ暑さに慣れない体が夏バテを起こしたのかもしれない。それに加えてプレッシャーのかかる時間を過ごしたためか。 編集した演奏動画は、保護者会のグループLINEで展開してもらった。 いろいろと励みになるコメントをしてくれる保護者の方や、編集にダメ出しされる方、既読スルーの方。 いずれにしても、概ね良い反応を頂けたことは自信になり、気分が良かった。 肝心の娘は

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第13話 保護者の動揺

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第12話 ホール練習②

          突然指名された審査用の撮影依頼。 幸運だったことは、外部録音マイクなどそれなりに準備してきたこと。それがなければスマホで撮影していたかもわかりません。 今のスマホの性能は素晴らしいです。 連盟より通達の撮影ルールはいくつかあり、 ①定点撮影で全体が見える状態 ②映像・音の加工は禁止 ③外部マイク使用の場合は1カ所に1つだけ ④動画ファイル形式はMP4・・ などなど まぁ素人なので加工なんてできないし、マイクも一つしかない。 奇跡的に条件は整っている。このまま勢いでやるし

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第12話 ホール練習②

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第11話 ホール練習

          7月中旬に開催されるコンクール地区大会。まずはそれに向けての練習が始まった。 様々な改革によって平日の練習時間は2時間、土日はいづれかの日で3時間までというルールの中、感染症対策を行いながら練習をしていく日々。 6月上旬、地元のホールを借りて練習をすることになった。 コンクール本番や、地域の演奏会では自由に撮影できないし、雑音を拾ったり鑑賞している保護者の方々が画面の下半分を占めていたり・・。 記念の思い出作りのために撮影させてほしい。そう顧問の先生に承諾を取り、準備を進め

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第11話 ホール練習

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第10話 顧問の先生から突然の電話

          ようやく自分の楽器を手に入れて、自宅で遠慮なく練習できる環境が整備された娘。 しかし学校から帰ってきても、これといって練習する様子はない。部活で吹いてくるので、その日の練習内容次第では家で練習を継続するような時もたまにある。自ら積極的に練習するような光景はあまり見られない。 父『家でも練習して構わないよ。』 娘『部活で全力の練習をしているから、家ではゆっくりさせて!』 家ではインターネットで動画三昧。まあ、現代の子供達にとっては自然なことなのかもしれない。本当にコンクール

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第10話 顧問の先生から突然の電話

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第9話 マイ楽器を買う!

          個人レッスンに通い始めて約2ヶ月が経過した頃、やはりというか当然というか、マイ楽器購入のおすすめがやってきた。 元々買うつもりではいたけど、まだ本気にはなっていなかった。 それまでは学校から楽器を借りてレッスンに臨んでいた。 その楽器はYAMAHAのSEモデルで、娘の実力からすれば充分すぎるくらいの楽器だ。 ただし10年以上前の楽器であり、誰がどんなメンテナンスを施してきたのか、どれくらいのペースで調整していたのか、全くの謎である。 マウスピースだけは購入していた。バンド

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第9話 マイ楽器を買う!

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第8話 親を巻き込む戦略

          時は昨年5月、4月はコロナ大流行により諸活動停止のため、新1年生はやっと担当楽器が決まり、初めて音を出し始めた。 動画撮影で学校へ見学しに行ったのはそんなタイミングだった。 フルート、クラリネット2、サックス2、トランペット2、トロンボーン2、ホルン、パーカッション、ユーフォニアム 新1年生が担当する楽器はこのように決まった。 娘にも初めて後輩ができた。 特にクラリネットは2人の1年生が入ってきて、娘からすればかわいい後輩で興奮していた。 毎日家に帰ってきては、『今日は音

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第8話 親を巻き込む戦略

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第7話 新入部員獲得作戦

          新1年生が入学し、娘は中学2年生になった。少子化の時代、ただでさえ地域の学校の合併・廃校が進む中、新1年生を獲得するための活動は大変重要なイベント。 吹奏楽部へ入った子供達のきっかけは人それぞれ。友達に誘われたとか、たまたま体験入部したらカッコいい曲を演奏していて憧れたとか、すぐ音が出て褒められたとか笑 しかし昨今、他の部活動、とりわけ卓球部の人気が高く、オリンピックで活躍した福原愛ちゃんや、水谷選手のような有名選手の印象もあるのかもしれません。 娘はゆる〜く活動できる部

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第7話 新入部員獲得作戦

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第6話 レッスンの衝撃

          年が明け、初詣は気合いの入ったものとなった。頑張るからどうかお願いします🙏 こんな具合でお祈りお祈り 初めてレッスンに行き始めたのはこの時。最初は体験レッスンというカタチで参加。『お父さんもどうぞ中へ〜🎵』なんて呼ばれて、レッスン部屋へ。 なぜレッスンを希望するのかを聞かれたので、『吹奏楽コンクールやアンコンで金賞、そして上位大会へ出場したいからです!』 先生と他のスタッフの皆さん、『し〜ん』と静まり返っております笑 個人レッスンを受けたくて申し込んだのに、ついつい場

          弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第6話 レッスンの衝撃