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弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第6話 レッスンの衝撃

年が明け、初詣は気合いの入ったものとなった。頑張るからどうかお願いします🙏
こんな具合でお祈りお祈り

初めてレッスンに行き始めたのはこの時。最初は体験レッスンというカタチで参加。『お父さんもどうぞ中へ〜🎵』なんて呼ばれて、レッスン部屋へ。

なぜレッスンを希望するのかを聞かれたので、『吹奏楽コンクールやアンコンで金賞、そして上位大会へ出場したいからです!』

先生と他のスタッフの皆さん、『し〜ん』と静まり返っております笑

個人レッスンを受けたくて申し込んだのに、ついつい場違いな想いを叫んでしまって。
まあ、真剣さは伝わったかもしれません。

幸いにもレッスンの先生は、中高吹奏楽部の外部指導をされていたので、レッスン中にも吹奏楽部としてのレベルアップ方法などをを教えてもらえたり、コンクールの審査員をされている立場からの話だったり、プロ奏者としての普段の話だったり・・

全てが新鮮でした。あぁ、常に上位大会へ進むような学校は、先生みたいなコーチの方が多く指導されているんだろうなぁ、きっと。
なんて想像しながら話を聞いておりました。

『じゃあさっそく吹いてみましょう』
学校から借りてきた楽器で、今やっている吹奏楽の曲を娘が吹きます。
先生は笑顔でうなずきながら聞いています。
時々細かい修正をしてもらいながらレッスンは進みます。

『ちょっと私が吹いてみます』

衝撃の音!とにかく音がデカい!部屋中に響き渡る音。それまで娘が発していた音は一体何だったんだ?というくらい別物の音。
今後、目指す目標が見つかったような気がして、大興奮状態のままレッスンは終了。

自宅までの車内では終始、親子で先生のパフォーマンスの凄さを語り合う時間になりました。
プロ奏者、恐るべし・・
親子でますますクラリネット沼へハマっていくことに。

4月の定期演奏会へ向けてあと2〜3ヶ月のタイミング。まだこれといった練習をやっていない模様。
音楽雑誌なんかの知識しか無い私ですが、定期演奏会ってそのバンドにとって最も重要なイベントの一つであるはず、そのくらいは理解しているつもり。
告知ポスターの準備や、会場の段取りなど、保護者会で関わることも多いはず。
不気味なのはコロナ感染者が増加していること。

娘に聞いてもこれといった動きが無いまま、4月を迎える。
そしてコロナ大流行。第何波だったか。
学級・学年閉鎖が頻発。そして定期演奏会中止。。。
2年生になった娘。まだ一度も定期演奏会を経験していない。もちろん親としての私も。

失意の中、新一年生獲得に向けた動きが始まります。保護者会で何か協力できることがあるか、そんな話になってきます。

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