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「学歴」以外で子供に遺せるものはありますか?
こんにちは、ジュリアンです。
子供の年齢が上がってくるとどんなお母さんお父さんでも、今よりも少しでも上のレベルの環境にと考えてしまうと思います。
それは学校、部活、塾、習い事なんでもそう。
私は一般的な学校で教わる勉強をすることだけに重きを置いていませんが、
わが子の能力を伸ばせるなら特別な取り組みをしている学校や、レベルの高い部活がある学校への進学をさせると思います。
親だからやっぱり子供のために何でもしてあげたくなります。
でも私が今感じている危機感は、お母さんお父さんが自分に自信を失っているんじゃないか?ということです。
ネットが進化したことで、自分と周りを簡単に比較することができるようになりました。
ネットが普及して子供のために必要な情報を集めやすくなった反面、
自分の年収がどのくらいあるのか
自分の仕事のレベル
どんな場所に住んでいるのか
そればかりに目がいってしまい、子供には学歴を残さないとと無意識に考えている方も多いと思います。
でもそれはお母さんお父さんが
「私にはこれ(学歴)くらいしか子供に遺せない」
って心理が働いているのかもしれないと思いました。
でもそんなことはないと思うし、学校では教えられないけどお母さんお父さんが伝えられる人生において大事なことはたくさんあると思います。
むしろそっちの方が子供が幸せになるためには必要なことなんです。
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★自己紹介★
ヘルスコーチをしているジュリアンです!
接骨院に13年間勤務した元院長。
国家資格を取得し親子の栄養療法や対話を中心に、心身共に不安定な思春期の不調の改善や子供の可能性を伸ばし家族が幸せになるためのサポートをしています。
対面、オンラインのセッションでは個人向けに栄養指導、対話、治療や外の世界を知るための体験活動を行っています。
【経歴】
・これまで大人8000人、子供2000人以上の計1万人以上の体を改善
・さまざまなスポーツの全国大会、国体、日本選手権などに出場する選手のサポートや試合の帯同を行う
・栄養、運動指導で子供、産前産後の方、お母さんの体質改善、メンタルケアに取り組む
・思春期を中心に「子供のメンタル、体の不調はだいたい食事が関係しているよ」って話を保育園、学校、スポーツチームで健康講座を多数開催してきました。
「自分の生き様を見せること」が子供に遺せることだと思いフリーランスになった
私はこれまで接骨院で13年働き→半年間無職→フルタイムのアルバイトを2社経験→フリーランスになるという道を歩んできました。
自分でも数年前まではこんな人生になるとは考えてもいませんでしたが、今振り返ってみるとずっと葛藤していたんだと改めて感じます。
転職で悩んだ
私には現在4歳、6歳になる子供がいるのですが、最初に転職を考えたきっかけは「次男を妊娠中に奥さんが3カ月切迫早産で入院したこと」でした。
それまでは接骨院で院長として勤務し、週に6日・朝8時~夜9時まで働くのが当たり前。
それに加えて休みの日にセミナーに参加するというスケージュールを自分で組んでいました。
接骨院業界の人ってホント働くの好きな人が多いんですけど、自分もその一人でした。
でもそうすると家族との時間を作るのが難しく「いつかは働き方を変えないといけないのかな」と思いつつも、差し迫った危機感はなかったので、転職なんて考えていませんでした。
そんな時に訪れたのが奥さんの切迫早産での入院だったのです。
その当時は長男がまだ1歳半で保育園にもまだ通っておらず、7月という中途半端な時期に入れる保育園を急遽探すことになりまず精神的にボロボロになりました。
そして問題は子供の幼児食です。
それまで家の料理は私が作っていましたが、離乳食などは一切作ったことがなかったので急いで幼児食の本を買い勉強して試しましたが、子供は全く食べてくれない。
「お母さんたちは毎日こんな大変なことをやっているのか」と改めて奥さんの存在の大きさを感じました。
それから無事に次男も出産し、奥さんも半年間は育休で元の生活に戻りましたが私の心の中ではずっと
「今の仕事をこのまま続けていていいんだろうか?」
というモヤモヤが残っていました。
それからいろいろと考え、やっぱり家族との時間を作ろうと決心し転職活動を始めます。
それからなんやかんやあり、1年間の転職活動をしても納得のいく転職先が見つからず、
「子供が可愛い今の時期を無駄に過ごしたくない!」と思って接骨院を辞めてから転職活動をすることにしました。
そして半年後にはフルタイムのアルバイトで仕事と家族との時間を両立しながら働くことで一旦落ち着いたように思えました。
転職しても悩んだ
転職した会社は9時~17時出勤で土日祝休みのフルタイムのアルバイトで、子育て世代にも優しく子供が風邪を引いたりしても休みやすい会社だったので、家族との時間はゆっくり取ることが出来ました。
ただそれでも何か自分でも分からないモヤモヤは残っていました。
雇われている以上、上司の命令は絶対です。
ただ私も長年接骨院で院長という責任の重いポジションをしていたので、上司や会社の考え方に納得がいかず意見がぶつかることがありました。
その度に力で押し負けて、何もできない無力感で仕事にもネガティブな向き合い方になっていきました。
そしてその頃はコロナの真っただ中。
外で人に会うこともできず、仕事で少しずつ溜まったイライラを家で発散してしまったのです。
でもそんな自分を後で冷静に考えると、
「会社に文句ばっかり言ってる父親ってカッコ悪くないか?」
と感じ、また転職しアルバイトと同時に今のフリーランスを同時進行でやろうと考えました。
そして2、3年後にはフリーランスで独立しようと転職したのですが、その転職先は職場環境がめちゃくちゃ悪くなかなかハードモードの毎日でした。
そこでまた
「俺このままでいいのか?」
「こんな嫌々仕事してて毎日楽しくなさそうにしているお父さんでいいのか?」
それは結局子供に誇れる仕事をしている感がなかったんです。
なので、2社目に転職先を数ヶ月で退職してフリーランスとして独立し、
子供たちに自分の生き様を見せることにしました。
俺の背中を見せるしかないと思った
退職した時はフリーランスとしての収入は数万円しかありませんでしたが、
これから活動の幅を広げる自信はあったので、
「俺の背中を見て学べ!」と言わんばかりの想いで独立しました。
それからは自宅でクライアントさんの治療するときには子供たちもベットの準備を手伝ってくれたり、zoomで仕事のラフな話をするときも私の膝の上で一緒に話を聞いていたり。
そうすると子供たちのそれまでの私への接し方が変わってきました。
「次はお仕事いつするの?」
「この前の人は今度またいつ治療するの?」
私が本を読んでいると「それお仕事の本?」
という感じに、それまでなかったお父さんは仕事をしているという感覚が子供たちの中で強まっていくのを感じました。
こんなことを子供たちが話しかけてきてくれるだけで、感激して泣いちゃいそうになりますよ。
そこで改めて感じたのは、
「子供にどれだけ言葉で説明するよりも、行動で見せる方が100倍伝わるんだな」ということです。
これからも私の仕事通して、子供たちに将来の仕事だけじゃなく人として大事なことを伝えたいと思いました。
「学歴」を手に入れれば幸せになれる時代は終わってしまった
私はだいぶイレギュラーな生き方をしているので、あまり参考にならないと思います。
それこそ昔は今よりも貧しかった時代は、子供に学歴は遺せなくてもお父さんの職人技を受け継がせたり、村社会の中で人間関係の作り方を教えてくれたと思います。
ただ今は時代が変わったことで、手に職をもつ人も減り人間関係の作り方もリアルからネットへと激変しています。
私も会社員時代はそうでしたが、そんな中で子供に仕事している姿を見せれることもないし見せられるとしてもパソコンをカタカタしてる姿だけです。
そうなると子供は今している勉強と将来の仕事とのつながりが見えないので、何で学校に行かないといけないんだろうと疑問を持ち不登校になってしまう子もいます。
これは勉強が苦手な子よりも逆に、将来のことを考えられてしまう頭の良い子ほど多いのかなと感じます。
そしてコロナによりオンライン授業なども当たり前になりったことで社会との繋がりも一層無くなり、このままではいつどんな子でも学校に行かないことが当たり前に思えてもおかしくありません。
だからお母さん・お父さんは子供に「学歴」以外遺せるものがあることが大事なのかなと思います。
その遺せるものの見つけ方の前に、なぜお母さんお父さんは「学歴」を遺すことにそれだけ時間と労力をかけるんでしょうか?
それは
「何かを手に入れれば幸せになれるはず」
と考えてしまうからかもしれません。
その何かとは肩書・数字・物体など見えやすいものがほとんどです。
身近なもので言えば、SNSのフォロワーの数やいいねの数など。
その他には、
○○学校卒業、○○資格を取得に始まり、
仕事であれば○○社勤務、売り上げ○○円達成、○○プロジェクト成功
家庭ならマイホームを持っている、子供が○○大会優勝、○○学校入学とか
いろんな形で目に見える分かりやすいステータスが無意識に人の優越感を増幅させてくれます。
でもその見えやすいステータスだけを追いかけた人のほとんどは幸せになっていないと私は感じるし、実際に学歴や年収と幸福度は比例しないという論文もたくさんあります。
社長となりお金も時間も余裕があるはずなのに幸せそうじゃな人も沢山いたし、
ごく一般的な会社員でもプライベートが充実していて幸せそうな人もたくさんいます。
おじいちゃんおばあちゃんも代々受け継いできたものもあってお金に余裕があるけど友達も少なく寂しそうにしている人もいれば、
会うたびに「年金だけじゃ生活が大変だよ」といいながら見かけるたびに道端で友達と談笑していて楽しそうにしているおばあちゃんもよくいる。
人は他人と比較しているうちは絶対に幸せになれないし、結局最後は自分が幸せと感じるかどうかなんだと私は思います。
だからどれほどいい学校に進学して、優良企業に入っても人として何が大事なのかを知らないといろんな情報に振り回されてしまうんです。
あの学校に行った方が就職に有利だから
あの会社に行った方が安定してるから
フォロワーが多い方がいい
副業をした方がいい
投資を始めた方がいい
まるで誰かの人生を生きてるみたいな状態。
世間で良いと言われる生き方が、その人にとって幸せな人生になるとは限りません。
だから何かを手に入れても自分の人生じゃないから、幸せにはなれない。
そうならないために親ができることは、
「親自身が人生から何を学んで、子供にどう遺すか」
だと思います。
自分の人生の棚卸をすると見つかる
親が「学歴」以外子供に遺せるものを見つける方法は、
自分の人生の棚卸しをするのがいいと思います。
やっぱり人生で大切なことは、人生を振り返らないと分からないです。
私も転職するまでは子供に遺せるものなんてありませんでしたが、転職活動を通して自分の過去を振り返ったことでたくさんの大事なことを思い出しました。
これまでどんな時に成功して、どんな時は失敗したのか?
どんな時はハッピーになって、どんな時は気持ちが暗くなったのか?
自分の心が救われた時にどんなことを相手にしてもらえたのか?
それをずっと繰り返してきて私が子供に遺せることは、
「自分の半径1m以内の人を愛して大切にしなさい」
ということです。
部活で活躍できた時も
仕事でピンチを救ってくれた時も
仕事で一番良い結果を出せた時も
家族が自分を支えてくれた時も
いつも近くに大事な人がいました。
私は大勢の人と関わるのはあまり得意ではありませんが、狭く深く関わることでいつも人に愛を貰っていたなと気づいたんです。
それがあったからこそ今の自分があるし、どんなに辛い時でもまずは近くの人を大事にしていれば助けてくれるし助けてあげられる。
気恥ずかしく感じてしまう人もいるかもしれませんが、
私は「愛」が一番大事だと思っています。
お母さんお父さんも自分の人生を振り返ると、自分の人生に影響を与えるような出来事が起きた時に何か共通して支えてくれるものがあったと思います。
それは、
根回したからとか
愛嬌が良いからとか
コミュ力が高いからとか
そういった表面上のことではなくて、その一個一個に共通する何かがあるはずです。
愛なのか友情なのか誠実さなのか、それは人それぞれ。
そしてその見つかったものが子供に遺せるものなんだと思います。
またそれを自分の言葉で熱く語れるお母さんお父さん見た子供は絶対に憧れてくれるし、子供が将来自立していくための支えになってくれるはずです。
「学歴」以外に遺せるものが分かると、
子供が学校に行き渋っていたり行けていない子が、
本当に学校に行かせないといけないのかという答えにつながると思います。
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それでは。
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これまでの人生でたくさんの人の心に触れてきました。 まだまだ経験不足な所はありますが、noteを通してこれからもっとたくさんの人の心に触れ、そのパワーで1人でも多くの人を幸せになってもらえればと思います。